安心と信頼
2020年06月08日 月曜日
午前中のロビーからかわいい声が聞こえてきました。初夏のあかるい感じを写していました。
下駄箱の向こうから「おもらししちゃったよ~ おもらししちゃったよ~」とどこかにいるだろう先生に伝えていました。あまりにも自然に聞こえたのでした。その声に「失敗した!」とか「こんなことになっちゃった!」という不安な感じありませんでした。「たすけて~」という困った感じでもありません。たまたま見かけた居間のテーブルに置いてある小さな花瓶が倒れているのを見て、「ママ~、花瓶がたおれているよ~」というくらいの感じに聞こえました。
それを聞きいた先生が、すぐにそばについてやさしく対応されました。着替え終わると楽しそうにお部屋に戻っていきました。
保育園は、こどもたちの「健全な心身の発達」を図ることを目的としています。小さい時のふれあいの中で人との関係の中で健全な心身が育まれていきます。
自分でできないときや人の助けが必要なときに自分の思いを相手に伝えられる、声を出して誰かにお願いすることができるのは、やさしく手が差し伸べられた経験によってに身に着けることができます。積み重ねていくことがとても大切です。人と人とのつながりがあたたかく感じた体験は、人が困っているときには“手を差しのべる”ことが自然にできるようになります。
「人を信頼する」や「人の役に立つ」こころが、今日も育まれていました。
園長
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