想像力 ゆたかに
2020年03月26日 木曜日
卒園まで後、5日となりました。年長児グループが一つになって園生活を楽しんでいます。友だちと元気に過ごしているAくん、Bくん、Cくんです。あと5日というさみしさは微塵も感じさせません。
Aくんに2月の節分会の鬼のことをあらためて聞いてみました。「こわかったよ~、追ってくるんだもん!」。「男の先生がやっていたというのは知っていたよね。」と聞いても「だって、怖いものは怖いんだよ!」と話してくれました。
幼児期の5歳、6歳でも‘なまはげや’‘おに’は存在しないものだと理解はできてもこわい存在となっています。知っていることやできることは大人に比べて格段と少なく、その分、大人のようにものごとの判断を自分の知識だけに頼っていないようにも感じます。
非現実を現実の中に共存させる力を持っているのが幼児期の子どもです。花や動物が絵本の中の話を興味を持って聞いています。2歳、3歳にもなるとその不思議な世界に溶け込んでいっている様子をよく見ます。好きな絵本を保育者に「読んでほしい!」と持ってきます。現実の世界とは違う絵本の世界に入っています。現実と非現実が幼児期の頭の中では一つになっているようです。
子どもたちは保育者の読む絵本を聞きながら、不思議な世界を登場人物といっしょになって楽しんでいるのがわかります。この時、子どもの頭の中は想像力で溢れています。
Aくん、Bくん、Cくんが小学生になって、より想像力豊かに送ってくれることと思っています。
園長
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