絵本の読み聞かせ
2020年03月23日 月曜日
2か月前、園庭で一歳児クラスの子が遊んでいる隣の子が他の子に遊びを取られて泣いているのを見て、そっと労わっていた姿がありました。
今日、一歳児クラスの絵本の読み聞かせがありました。小さな車の宅配便屋さんの話でした。『混んでいる道路をよけようと別な道に入ったら迷子になってしまいました。困って泣いてしまいました。』と保育士が読むとKちゃんが目に手を当てて泣くしぐさをしていました。Kちゃんは、絵本の中の小さな車の配達屋さんの気持ちを察していました。保育者が読んだ内容を理解して、自分で表現していました。
一歳児は一人遊びから仲間とのごっこ遊びをするようになってきます。人形をおんぶしたり、バッグを持ってお出かけしたり、お料理したりと生活の模倣が行われています。また自分の周りに起きる出来事を客観的にとらえることができるようになっています。それを記憶し、その記憶に基づき遊びに再編成し楽しんでいます。
ごっこ遊びやままごとは、主体の自分と客体となる相手が遊びのイメージを同じくすることで成り立っています。そして思いがつながり合うことの楽しさを体験していっています。絵本の読み聞かせでは、想像力を豊かにし登場する人物や動物や物に対してもこころを寄せることことができるようになってきています。
幼児期前期の二歳児クラスは、会話が増すことによって自己表現が成長していきます。楽しみな年代です。
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