◆3月27日(金)の子どもたち
2020年03月27日 金曜日
◆今年度最後の合同散歩(つぼみ、ふじ組)
今年度ももうすぐ終わり、つぼみ組はふじ組に、ふじ組はきくたんぽぽ組になります。
今年度の締めくくりでつぼみ、ふじ組で大聖堂に散歩に出かけました。
大きなみ仏さまに今年度元気で友達と仲良く楽しくすごせ、見守って下さったお礼を伝えてきました。
今日は散歩カーも使い歩く子、乗る子に分かれ楽しく散歩が出来ました。
最近手を繋いで歩く機会を設けていることもあり散歩カーに乗らず歩きたいと言うこが多くなってきました。友達と手をつなぎ上手に歩けるようになってきて散歩がより一層楽しくなってきているようです。保育士のあるく?と言う問いに必死に首を振り歩かないと頑なに散歩カーから降りない子もいますが友達が歩いてる姿には興味を示していていずれ歩きたい意欲が湧いてくるのでは?と期待しています。
大聖堂に着くと坂の上のみ仏さまが見える所に並ぶとすぐ合掌するふじ組の○ちゃん。拝むと言うことが習慣になってきているようです。その姿をみて他の子どもたちも連鎖のように合掌していき立派になった姿をみ仏さまに報告することが出来ました。
つぼみ組の○君はヨチヨチ歩きでみんなが歩いている姿に触発されたのか保育士と手を繋ぎ階段から坂からぐるっとまわりいつも以上の距離を歩き少し休んでは歩きと歩くことの楽しさを感じているようでした。
池にオタマジャクシが沢山いました。始めは「これはなに?おさかなさん?」と首をかしげていた子どもたち。オタマジャクシとの初対面の子が多かったようです。そんな中、◇君がしゃがんで観ようとたまたま座った瞬間に息をはくと息が水面に当たりオタマジャクシが驚き逃げる様子が見られました。◇君は面白くなって何度もオタマジャクシに息をかけ逃げるのを見て楽しんでいました。周りにいた子も一緒になって息をかけ笑い合い楽しさを共有していました。
階段を行ったり来たり、坂も何度も駆けおり駆け上がり、以前はなかなか登ることのできなかった岩に登り遠くにいる友達に手を振り、疲れたと思ったらベンチに座ったり横になっり自分で休息を取り、大聖堂1階広場は笑い声や叫び声が響きわたっていました。
つぼみふじ組で一緒に過ごしたこの1年。まだ小さいながらもお互いに尊重し合い、絆のようなものが生まれ友情が芽生えているようです。自分たちで遊びを見つけ友達と共有、共感し合い共に成長してきた子どもたち。新たな環境で子どもたちはどのような成長を見せてくれるか、楽しみになった合同散歩でした。
(K☆H)
◆最後の大聖堂参拝(きく・たんぽぽ)
「一年間、ありがとうございました。もも組になります」きちんとご挨拶できました。
移行期間もあと数日で終了し、そしてそれぞれのグループに進級します。
今日はきく・たんぽぽ組みんなで大聖堂へ散歩に行きました。
こうやってみんなで散歩に行くのも最後かと思うと、さびしい気持ちになってしまいますが、子どもたちは大喜びです。
「友達とてをつないでね」という言葉がけで、二人組になって準備万端です。
歩き方もしっかりしました。保育士に手を引かれなくても自分たちで歩ける子もいるほどです。
歩き始めると・・・
「〇ちゃん、どこからきたの?」
「あ、ふじぐみさんだー。おーい」
「とうきょうだ!」(と、赤いクレーン車を指さしていました。たぶん東京タワーなのでしょう)
「ここ、ママと来たのよ」(と、コンビニを指さしていました)
などなど・・・。
友だちと一緒が楽しくて、おしゃべりが止まらないほどです。
あまりのにぎやかさに周りの人も振り返るほどでしたが、それほど子どもたちの嬉しさがあふれていました。
大聖堂に着き、みんなでご挨拶。
「一年間、ありがとうございました。もも組になります。よろしくお願いします」
そして、波羅密橋でみんなで遊びました。
「あぶくたったー、にえたったー」とわらべ歌を始めると、みんな自然に集まって、みんなで大きな円になりました。
「おばけだぞー」の声でみんな逃げ回ります。広い橋の上、たっぷり走りました。
何回か経験すると、今度は「おに、やりたい」と言う子が続出です。
わらべ歌もたのしめるようになったんだなあと改めて成長を感じます。
それにしてもきく・たんぽぽ組で作る円は大きな円でした。
今まで一緒に遊んできた仲間。
これからもこの絆は変わりません。
それぞれのグループに進級しても、また一緒に楽しい時間を過ごしていきたいなと思いました。
I・Y
皆で大きな輪になりました。
もも組列車、出発です。
◆距離感 (うみグループ/もも・ゆり)

今日はきく、たんぽぽ組が散歩に行ったため、もも、ゆり組でゆっくりと室内と園庭で過ごしました。
室内では、パズルや恐竜、電車や美容室ごっごなど各ゾーンで思い思いに遊びを見つけて遊び込んでいました。そんな中、もも組の★君とゆり組の●君が、一緒に電車とチビブロックで遊んでいました。今まで一緒に遊ぶという姿はあまり見られませんでしたが、移行期間を境にお互いの距離がぐっと近くなったように感じます。給食の時間になると「★君、一緒に給食行こう」と誘う●君。●君からの誘いに嬉しそうに返事をして気持ちを切り替える★君でした。これから進級するにあたって、どんな姿を見せてくれるのか楽しみです。
園庭でも、追いかけっこをしたり探検ごっこをしたりともも、ゆり組が交わりながらいくつかの集団で遊ぶ姿が見られました。
移行期間も残り3日。もも、ゆり組の子ども達は一つ進級する事への嬉しさが増してきたように感じます。その分、ひまわり組とお別れであることを寂しいと感じている姿も垣間見られます。ひまわり組との時間も大事に子どもたちの気持ちに寄り添っていきたいと思います。(O.Y)


◆3月最後の金曜日(にじグループ)

金曜日はお片付けの日ということが浸透しており、毎週金曜日は朝に掃除をするのが身についています。「今日金曜日だよ」と保育士が伝える前に、子どもたちが教えてくれました。
今日は3月最後の金曜日なので、来週から1つ学年が上がり新たなスタートを気持ち良い部屋で迎えられるようにと子ども達に伝えると、普段は皆が掃除をする中でやろうとしなかった児が、自分のリュックと道具箱とゴミ箱を持ってきて、整理をし始めました。
「いるもの」「いらないもの」「まだ保育園で遊びたいから置いておくもの」「いらないけど、少しもったいなさを感じるもの」「いるけれど、持って帰ったらママに何て言われるかわからないもの」など、子ども達は自分の作品を見つめながら一生懸命考えています。
日中は、きく・たんぽぽ組の児は大聖堂へ散歩にでかけ、室内遊びでは絵具でまんだら塗り絵の4番に取り組みました。
毎日のように年中女児が保育士にむかってきて、「今日もやりたい」「全部できたらすごいな」と1つの目標を見つけて友達と取り組む楽しさを味わっています。
まんだら塗り絵の見本をみながら下書き、そして花パレットに沢山の種類の絵具を混ぜ合わせて色をつくっていき、線からはみ出さないように丁寧に塗っていきます。
塗りかたや使い方が上達していっているのに加え、色作りを楽しみ、綺麗な色ができると歓声が上がるほどに盛り上がっています。
今日はその歓声につられて、年少児も興味を示して参加しました。
色作りを一緒に楽しみ、塗るときには「やりたい」という声ではなく、真剣に塗る姿を真剣な表情で見つめている姿でした。
やってみたいという気持ちもあると思いますが、真剣に作品作りに取り組む姿を見て学び、刺激を受けながら、下の児へとこのようにして繋がっていくのだなと感じました。
子ども達が綺麗に整えた保育室で、また新たに素敵な遊びが展開されていくのが楽しみです。(B・K)


年長児のリクエストメニューの唐揚げ。「年長さんのお陰だね」「また年長さん給食きてくれるといいな」と笑顔で話していました。
◆綿棒絵の具 (そらグループ)

本日2歳児は大聖堂へ散歩となり、年少・年中児での活動となりました。
室内では絵の具、昨日に引き続きの制作など行いました。
綿棒を筆代わりにした、綿棒絵の具を行いました。
三原色の赤青黄と白で楽しみます。
ウサギや、お母さんなど絵を描いて楽しむ子どもたちでしたが、紫にしたいということで青と赤を上手に紙の上で混ぜます。
それをみた年少児が「どうやって作ったの?」
と聞くと、作り方を教える年中児。
その様子を見守る年中児は「違うよ、こうだよ」と丁寧に伝えます。
紫を作ると緑、オレンジと三原色を上手に混ぜ合わせ、様々な色を作り上げていきます。
「あ、この色かわいいね」と白を混ぜるとパステルカラーのように可愛らしい色へと変わります。
紙をパレットと見立て絵から様々な色をつくる遊びへと変化し、かわいい色、汚い色と楽しむ子どもたちです。
「これはね、お兄さんが描いていた宇宙だよ」と出来上がった作品を見せてくれた年少児。
年中児の◯くんは星座博士。
絵の具やクレパス、ラキュウなどで星座を表現していたことを思い出し、年少児は宇宙を描いてくれました。
◯くんに報告すると、「すごいじゃん」と一言。
◯くんも加わり、話も弾む2人の姿がありました。
園庭では年長児が取り組む泥団子遊びに刺激され、泥団子を作ってみたり、泥遊びをしてみたり楽しみました。
「先生、転んじゃった」と駆け寄ってきてくれた年少児。
「大丈夫?消毒しようか」と声をかけたのは年長児。
手を繋ぎ水道へ。
安心して年長児と手を繋ぐ後ろ姿を見ると、この1年間での2人の絆が伺えました。
(a.y)


◆最後まで泥団子 (ひまわりぐみ)

泥団子、山土使うか信楽使うか。
今日は朝の集まりで保育者の家族の話をしました。
4歳児の娘の奇行を子ども達に話すと大笑いされてしまいました。
破天荒な娘の話を目を輝かせながら聞いてくれる子ども達に甘えて…つい長話をしてしまいました。
こちらで紹介できる様な、記載できる様な内容ではない為割愛させて頂きますが是非、ご家庭でも我が子の小さい時の思い出話をして頂けると良いかもしれません。そして改めて今、こんなに大きくなったのだと共に喜び感動していただけたらと思います。そこにほんの少しだけ、保育者の娘の奇行で笑いもあればなお良いです。
保育者の話を聞きながら、今では年長児となったひまわり組の子ども達もつい先日までは似たような姿があったり、今もなおその様な姿があったりと思い当たる節がある様に見えました。
トイレでは良いがお風呂場でしてはいけない事。湯船では絶対にしてはいけない事…バレなかった人、バレた人、ひまわり組の中でも数人が物凄い笑顔で手を挙げていました。
聞いてもいないのにパパやママもね…と話しだす子どももいましたが、それを言っていたのが誰だったかは我々はもう忘れてしまいました。
朝の集まりの時間がそんな話で持ちきりとなり、遊びの時間が来てしまいました。
室内でゲーム遊びや静の遊びを選択する子どもと園庭で動の遊びを選択する子どもがいます。
園庭の遊びの時間では泥団子を作っている子ども達が上手く作れない、割れてしまった、ヒビが入った…と嘆いていました。
卒園ギリギリまで泥団子に取り組む子ども達にとっておきの土を用意しました。
信楽焼の土です。
乾燥が進み硬くなってしまいましたが、出来る限り、水で溶かしながら自分の思う形にかたどっていく子ども達がいました。
乾燥のせいか途中何度か割れてしまい、等々原型がなくなるほど割れてしまった子どももいましたが、「僕はこれでやりたい」と既に愛着が湧いてしまい小さな泥団子が出来上がっていました。
信楽焼の土は簡単に固まり、磨けば簡単に光ります。
本来であれば園庭の山の土を使用して難しさを楽しんで欲しいのですが、時間が足りない為、「楽しさと感動」を体験してもらいたいと思い提供しています。
信楽焼の土を使わずとも山の土で作る子どもがいます。
私はそれも素敵な事だと思います。
あえて難しい方にチャレンジしてみる気持ちはとても感動しました。
友達同士で教え合い、励まし合い協力しています。
諦めない気持ち、挑戦しようとする気持ち。
友達と協力する気持ち。
正に人のベースの様です。
泥団子を培っていく事で小学校に行くまでに人間として持っていたいベースを泥団子が培ってくれています。
今日も私は子ども達と共に泥団子に感謝しています。
k★y

しゃがみこんでもいい頭と心はフル稼働。

綺麗な黄緑色の尾の長い大きなセキセイインコが三羽、園庭に訪れました。泥団子をしていたのに何故気づいたのかが不思議です。
Posted in 園のこだわり