◆3月16日(月)の子どもたち
2020年03月16日 月曜日
◆本日も晴天なり(つぼみ)

お姉さん達と同じように。
良い天気です。そんな日は子ども達の心も軽やかなようで動きも大きくなっています。朝おやつの後、お部屋に入って来ていた子ども達も今日はおひさま広場へ一直線。体を動かしたいという気持ちがひしひしと伝わって来たのですぐに環境を整え、子ども達と思いっきり体を動かしました。
人気の肋木はすぐに満員です。そんな中聞こえてくるのは[まっててねー』の一言。至る所で『まっててねー』が飛び交い、まだ言葉で伝えられない子も言われている内容は理解しているので一度動きを止めてみたりと友だちの言葉にもしっかりと耳を傾けながら過ごしていました。
一度止めたとはいえ、やりたい気持ちをずっと抑えられるかは難しい所で『やだ』の一言も良く聞こえて来ます。『まっててねー』『やだ』とやり取りが続きますが子ども達は自分の気持ちを素直にかつ必死に伝え、表情を歪ませる事もありますが子ども達のその言い方とタイミングに思わずクスッと笑ってしまいます。もちろん言葉だけではなく表情や仕草でもそうですが上手に伝えられるようになってきたなぁと心が温かくなるのを感じます。
園庭に出るとふじぐみの子ども達がやっていた遊びを同じようにやりたいと訴えてくる〇くん。ウッドデッキ同士の隙間をジャンプしているのがどうやら魅力を感じたようです。また、砂場付近のテーブルでもふじぐみの子ども達が繰り広げていた砂場グッズを引き継いで△くんも同じように椅子に座って調理し始めました。△くんの元へ☆くんも来て2人で器の中の砂を混ぜ、時には相手の器の中身を混ぜたりちょっとおすそ分けしてあげたりと仲睦まじくやり取りしているのが見られました。
途中、砂が落ちてなくなってしまうと『あーあ』と言いながら△くんは砂場に材料調達へ足を運んでいました。年上の子達の遊びを見ていてたのもありますが、どこへ行けば何があるか等も覚えていたりと遊び方も変わってきたのを感じます。
部屋に入る際も自分たちでやろうとする姿もあり、本当に頼もしい限りです。
K・E

まっててねー やだよー

それぞれが自分の支度を進めています。
◆二週目に(ふじ/きく)

靴を履くのがんばっていました
今日から移行して二週目に入ります。朝、たんぽぽ組からきく組に移動しておやつの流れもすっかり定着したようできく組に来ると手を洗っておやつの準備になります。
おやつを食べるとさっそく部屋の玩具で遊び始めます。まだ新しい部屋の玩具や絵本は珍しくどんどん出して遊んでいます。
朝の集まりが始まると片付けはまだ慣れないのか途中で席に着いてくる子がまだ多いですが椅子に座るときちんと保育者の方に向きを変えて座っている子もいます。手遊びや紙芝居が始まるときちんと聞いています。お名前も呼ぶと手をあげて答えてくれたり「はい」としっかりお返事をしてくれる子も多くいます。
片付けも徐々に工夫して慣れて行けるようにしたいと思いました。
今日は午前中、雨の予報でしたが天気もよさそうなので園庭に出て遊びました。出る準備の時に靴を履くためにベランダに置いてあるベンチに座って靴を履くのですが自分で履ける子まだ手伝いが必要な子も一緒にベンチに座って一生懸命靴を履こうとする姿が見られました。少し自分で履こうと頑張ってからやっぱり手伝ってと靴を持って保育者の所まで持ってきていましたが、一階の時はすぐに履かせてもらおうと来ていたのに自分で履いてみようという姿が見れてこれも二階の部屋に移動した効果かなと感じました。
園庭では兄弟姉妹で楽しく遊んでいる姿が多く見れました。太鼓橋のロープ登りにチャレンジしている妹を助ける兄一緒に登りきって仲よく滑り台をすべったり、砂場でケーキ作りを一緒に楽しむ〇くん兄弟や手をつないで仲よく歩いたりウッドデッキを姉がジャンプして妹が歩いて渡ったて楽しんで遊んでいる◎ちゃん姉妹。
兄弟姉妹間だけでなく暖かかったので泥んこ遊びを楽しんでいた△くんも幼児組のお寿司屋さんごっごにはまってしまい色々なお寿司を選ばせてもらったりキュウリの玩具を切らせてもらったりと幼児組と一緒に過ごす時間が増えてきたようでこれからもたくさん興味を示して幼児組との関わりも増えて行くように感じました。(y.n)

暖かかったので泥んこ遊びを楽しんでました。

仲よく滑り台
◆お兄さん・お姉さん気分(ふじ/たんぽぽ)

新しい環境になって1週間が経ち、子どもたちもたんぽぽ組での生活にもだいぶ慣れてきているように感じます。
すっかりお兄さん・お姉さん気分のようで、久しぶりにクラスに来た保育士が「いろいろ教えてね」と話しと、「お片付けはここよ」「お外はあっちから出るんだよ」など、たくさんのことを教えてくれました。
一番印象的だったのが、園庭に出る時。
一週間前の子どもたちは、「やって!!」「出来ない!!」の大合唱でしたが、今日の子どもたちは、ほとんどの子が自分なりに頑張って上着を着ようとしたり、靴を履こうとしたりしていて、成長と順応性を感じました。
もちろん、不安な気持ちを表している子も中にはいます。
そういう子どもたちの気持ちもしっかり汲み取り、お兄さん・お姉さんになったという気持ちも認めながら、残り2週間を楽しみたい思います。
園庭では、絵本の『オオカミと七ひきのこやぎ』ごっこを数人で始めました。
まだまだ劇遊びと言えるほどではありませんが、子ども達も保育士もオオカミ・こやぎになりきって声を掛けていきます。
オ「ドアをあけて」
子「きゃー!!」
オ「お土産買ってきたから、ドアをあけて!!」
子「いいよ!」
子「いいよはダメだよ」
こんなやり取りを数回繰り返すうちに、子ども達の返しが変わってきました。
それは、なぜか節分の豆まき。
オ「ドアをあけて」
子「オニは~そと~」
思わぬ方向に行ってしまいましたが、こういうやり取りをしながら遊べるのも、成長のひとつだなと改めて感じました。(E.Y)

おおかみと七ひきのこやぎごっこで、オオカミが来る前の楽しい団らん風景

オオカミが来た途端、オオカミも逃げ出すほどの大きな声で反撃されました。
◆お寿司 (うみグループ・きく/たんぽぽ)

登園してくると、みんな声を揃えていうのが「ロッカーが変わってる!」「ロフトが!近くにきた!なんで?どうやって動いたの??」というわくわくした言葉でした。
保育室のレイアウトを変更したことで、置いてあるものが同じ玩具でも、目に入る刺激が大きく変わり、遊びへの興味関心もより深まっているように感じました。
ロフトでは、以前からスシローごっこが流行っていましたが、お店屋さんのカウンターがついたことで、大将たちの気合いも更に入ります。
魚を釣ったものを提供したい・・と釣りの玩具を持ってきます。
お客さんの目の前で捌こう・・・とおままごとゾーンからえびや魚、カニ、包丁、まな板を持ってきて、カウンターで解体ショーを始めました。
切ったものと同じものをLaQで握る。
遊びの繋がり、広がりがとても面白く、子どもたちの発想の豊かさにはいつも驚かされます。
年中児が中心になっていますが、年少児も年中児の「あ、お皿もうひとつあるといいかも」という言葉を聞いて、テキパキと動く連携の良さ。
年少児も自分で考え、「こんなのも持ってきてみた」と提案してみると「おー!それいいね、ありがとう」と自然と互いに認め合い刺激し合う姿も見られとても微笑ましく、頼もしさも感じました。
そしてきく・たんぽぽの児もお客さんとして食べに来てくれて大盛況でした。
そして、園庭に持って行こう!と、気合いを入れて自分ちで準備を始めました。これは持っていかない方がいいかな・・これはいる・・仕分けをして、園庭に繰り出しました。
小さい子たちにも食べていいよという中で、
なかなかお店はオープンしません。
大将は何をしていたかというと・・・
砂をたくさん容器にいれ、寿司を握るためのシャリを用意するため、ひたすらかき混ぜていたのです。その時間20分ほどでしょうか・・
たくさん園庭に持ってきたものはほとんど使わず、シャリの用意に力を注ぎます。
握って提供したい、そんな思いも感じられました。
どんな風に展開していくか楽しみです。
S.S

釣れた!!活きのいいお魚です。

粘土が大人気。○くんが粘土でごはんを作っていると、「わ〜楽しそう!」と集まってきて、みんなで粘土をやり始めました。笑顔の連鎖に見ていて心があたたまりました。(きく・たんぽぽ)
◆やりたいこと(にじグループ/きく・たんぽぽ)

朝、保育室に入ると「今日絵の具やらない?」と年中児。年中女児からの絵の具遊びのリクエストで絵の具遊びをおこないました。「マンダラ塗り絵みたいな絵を描くのはどう?」「染め物で花火みたいな絵にするのもいいね」とやりたいことは盛りだくさんです。
昨年にじグループがはじまったばかりのころは、年長児の活動を近くで見ているだけだった年中児が少しずつ参加できるようになり、今ではグループの中心となって活動できるようになりました。
年長児がホール生活をする今、にじグループでは年中児中心の新しいプロジェクトがはじまりそうです。朝保育では小さなマンダラ塗り絵をおこない、その後画用紙を提供すると大きなマンダラを自分で描き、色鉛筆で塗っていました。そして、画用紙を貼り合わせさらに大きなマンダラを描き、今度は絵の具で塗っていきます。「ここは私が描くね」「絵の具持ってくるね」「色は何色?」「お水持って来てくれる?」と子ども達で協力して取り組んでいました。
絵の具の使い方や色を考えながら相談して塗っている姿は年長児のようで、来年度の準備はもうすでに完璧のようです。「こんなのも作りたいね」という会話が子どもたちの中でたくさん飛び交い、子どもたちの中でのやりたいことのイメージも膨らんでいるようでした。子どもたちのやりたいことが叶えられるような環境を考え、気持ちに寄り添った保育をしていきたいと思います。K.Y


「ピンポ~ン。すみません」「は~い、なんですかぁ」友達とやり取りしながら遊んでいます。1週間が過ぎ、これから過ごす場所にも慣れてきたからこそ、この笑顔も見られるようになりました。
◆表現の楽しさ(そらグループ/きく・たんぽぽ)

エプロンシアター「大きなカブを抜こう」は、きく組の子どもたちは見ていたので、忍者が出てくることも知っていました。きく・たんぽぽ組さんたちもお兄さん・お姉さんに負けずにカブ抜きを張り切ってしました。
今日は年中児の〇くんのお誕生日をお祝いしました。
「本当は明日なんだけど明日はお休みだからね」と〇くん。みんなにお祝いされ笑顔いっぱいでした。
その後はお楽しみのエプロンシアターがありました。
『大きなカブ』ですが絵本と違い、忍者や魔法使い・ヒーロー等が出てきて、それぞれ違う掛け声でカブを抜いていくのです。エプロンシアターは何度か見た事がある子どもたちですが、この『大きなカブ』バージョンは初めてという事もあり、興味津々で見入っていました。色々な人物が出てくる度に大笑いし、物語に引き込まれている子どもたち。その後は別のエプロンシアターをリクエストしたり絵本で同じ題材を探したりと、お話の魅力をたっぷりと堪能したようです。
お楽しみの後はダンスをし、年中児の踊る姿につられてきく・たんぽぽ組の子も何人か一緒に踊ります。恥ずかしがってた子もだいぶ自分を出せるようになってきました。
劇遊びをしたいという声も上がります。
お話やダンス・劇が大好きな子どもたちが、今後も物語や表現する楽しさを感じられるよう取り組んでいきたいと改めて思いました。
その後は園庭で遊びます。暖かい日差しの中、虫探しやボール投げ・固定車でドライブと、それぞれ好きな遊びを楽しんでいました。
O・Y

パプリカを踊っています。

昨夜見た夢の話をしていました。「大きな石が日本に落ちてきたんだよ〜」
◆素敵な毎日を(ひまわり)

卒園式が終わり、育子園生活も残すところ二週間ほど。今日は、残りの育子園生活をどのように送りたいか、どのようなことをしたいかを皆で共有する時間をつくりました。
・友だちとたくさん遊びたい
・友だちとけんかをしない
・楽しい思い出をつくる
・楽しいことたくさんやりたい
・散歩に行きたい
・素敵な毎日にしたい
・〇〇をやりたい
など
現在の心境や思いを発表してくれる子どもたち。感じ方や考え方は様々ですが、残りの育子園生活を素敵なものにしたいという思いは一緒のようです。
一つでも多く素敵な思い出ができるよう、残りの時間を子どもたちと共につくりあげていきたいと思います。
今日は、ホール、ベランダ、園庭遊びを行ないました。
様々な場所で、子どもたちの主体的な遊びが展開されていますが、グループを越えた関わり合い、友だちの輪も広がっているように感じます。
卒園式が終わり、一層、子どもたちの絆が深まったようです。
(T.N)


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