はい、どうぞ!
2020年02月27日 木曜日
朝は7時から子どもたちが登園し、8時台にはピークを迎えます。今日もPちゃんがお姉ちゃんと登園してきました。お母さんとつないでいた手を離して、小さな手で合掌して「おはようございます!」元気に挨拶をしてくれます。
玄関の扉をお母さんが明けてくれました。Pちゃんが玄関の中に入るのかと思ったら、ドアが閉まらないように支えていました。どうしたのかとPちゃんの視線を追うとOちゃんが歩いてきていました。Pちゃんが「Oちゃん~、Oちゃん~」と呼んでいました。Oちゃんがニコッとしてやってきました。Pちゃんは、「はい、どうぞ!」とOちゃんとおOちゃんのお母さんが入れるようにとドアを押さえていました。
Pちゃんの行動から、Pちゃんは他者を見て「行動の予測」と「心情の予測」ができるようになっていました。Pちゃんが「ドアを開ける」前に「Oちゃんはお母さんといっしょに玄関に入ってくる。そして玄関に入る時にはドアを開けなければならない。」という行動の予測がなされていました。そして「ドアを開けるのはちょっと大変だ」「ドアを開けておいてあげれば、さっと入れる」「きっとOちゃんは喜んでくれる」という心情の予測がなされていたと思われます。だからドアを開けて待っているPちゃんはニコニコしていたのでした。
保育の場は0歳、1歳の時から他者との関わりを学ぶことができる場です。Pちゃんは自分と他者の区別がつき、自分の行為によって相手が喜んでくれるということを保育者や子ども同士の関係の中から体験していたのでした。2歳にして他者が喜ぶ行動ができる存在になっていました。
園長
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