いじわるされたんだ
2020年02月13日 木曜日
午前中の出来事でした。用事を終えて事務所に戻ろうとしたときに、毎日お父さんといっしょに登園してくるTくんが、廊下で泣いていました。『Tくん、どうしたの?』と聞くと、Tくんは『うん、・・・』と言いう返事、もう一度『どうしたの?』と聞くと『Yくんにいじわるされたの?』と返事が返ってきました。Yくんは、すでに園庭に遊びに出てしまっているので、Yくんとの話し合いはできません。ここは、Tくんの気持ちを受けとめようとTくんと向き合いました。
しがみついてくるTくんに『Yくんにいじわるされたんだ・・・』、『Yくんからされたことが嫌だったんだ・・・』『そうか、それでYくんに嫌だ!って言ったの?』と聞くと、「う~ん・・」と言いつつも、言葉は小さく、その「うん」には力がありませんでした。背中を軽く押し当てながら「Tくんの今の思いはどんなのかなぁ、Tくんは今どんな気持ちなのかなぁ」と推し測ってみました。もう一度Tくんに「Yくんのされたことが嫌だったんだね・・」と言葉で表しました。「いやだ」ということを泣いて表現をしていたのでした。
Tくんのお陰で「気持ちに寄り添う」ことが少しできた気がしました。
園長 田中基之
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