◆2月14日(金)の子どもたち
2020年02月14日 金曜日
◆ねんね(つぼみ)

涅槃会に参加します!
「みんなでホールに行こう」と朝の集まりで伝えると『あーい』と答えてくれる子や保育士の言葉を聞いた途端、ピンクの扉に向かう〇ちゃんの姿を見て相手の話に耳を傾けてくれている事や言葉の意味を理解する力が培われ、子ども達のペースでしっかりと成長と言う歩みを進めているのだなぁとグッとくるものがありました。
ホールに行く目的は涅槃会(ねはんえ:御仏様がお亡くなりになられた日)に参加することです。ホールまでの道順もよく覚えていて保育士が先導しなくても子ども達自ら勢い良く嬉しそうに進んで行きましたが、ホールの中に入ると舞台上には大きな絵が二枚と何やら普段はない物がおいてある事に気付き、さっきまでの姿と打って変わってシャンとした様子の子ども達・・・少し緊張したようでした。
会が始まると奉献の儀を行なう年長代表児が合掌をしている手元を見て同じ様に手を合わせてみたり、絵図の中に描かれた動物(御仏様の周りで泣いている動物達)を見て『あ、わんわん』や『ぞうさん』と発見した事を嬉しそうに報告してくれたりとつぼみぐみの子ども達もそれぞれ参加していました。
子ども達の中では『みんな何しているのかな~?』といった思いが巡っていたのかもしれませんが、「み仏様、もう起きないんだって。ねんねしててぞうさんもライオンさんもみんなエンエンって悲しくてないてるんだよ」と伝えてみると『ねんね?』と聞き返す△くんや『ねんねーねんねー』と絵を指差してから両手を頬に当ててねんねのポーズをしてみる☆ちゃんがいたりと周りを良く見ている姿も印象的でした。
会の中で2つの約束という話がありました。
①自分を大切にすること
②友だちを大切にすること
今はまだ難しい話がたくさんの会だったのかもしれませんが、いつか子ども達にこの思いが伝わる日が来るといいなと思います。
K・E


◆ほとけさま、ねてる~ (ふじ)
明日は涅槃会。今日は一日早く園でも涅槃会の式典があり、ふじくみも式に参加しました。ホールへの足取りは、みんななんだかウキウキうれしそう。足早に廊下を通ってホールへ行っていました。
ホールは涅槃図が飾ってあったりといつもと違う雰囲気。着くと舞台の方を、みんなキョロキョロ見ていました。そして、年長児の奉献が始まりました。厳かな雰囲気を逆に怖がっている子もいて、うえ~んと泣き声が聞こえてきました。雰囲気もそうですが、節分の時の鬼を思い出したようでもあります。(ロビーから時々のどいての参加に)年長の奉献の後は、涅槃会のついての紙芝居を見ました。みんな本当に集中してよく見ていて、落ち着いて参加することが出来ました。
涅槃図には仏様のお亡くなりを悲しむ動物たちの絵もあり、その動物にも興味を持って見ている子もいました。〇ちゃんは、「お腹すいてるんじゃない」などと、動物の絵を見て想像してお話してくれました。そして、いよいよみんなも、仏様にお花をお供えします。みんな喜んでお花を受け取り、舞台へ促され、台の上にお花を置いてくれました。
舞台の上には、年長児達が奉献したものも置いてあり、興味をもって見ている子もいました。長い式典でしたが、興味をもってとても落ち着いて参加することが出来ました。涅槃会の意味はまだわからないと思いますが、ふじ組なりに雰囲気を味わうことができました。(T.Y)


お花をお供えしました
◆涅槃会に参加しました(きく)

涅槃会が終わって、みんなでパチリ
朝の集まりで「今日は何の日でしょうか?」と子どもたちに尋ねてみると・・・
「〇〇ちゃんのたんじょうび」「ホール」「おさんぽー」などなど子どもたちの考えつくあらゆる答えが返ってきました。
「今日は「ねはんえ」と言う会があります」と話すと「ねはんえ」という馴染みのない言葉に「?」という表情を浮かべる子ども達。それは無理もありません。
お釈迦様が亡くなった日であることや会の様子(奉献やお話を見ることなど)を簡単に伝えてみました。「ねはんえ」の歌も歌って聞かせると、静かな曲に子どもたちも自然に静かに聞き入ってくれました。今日は静かな気持ちでホールに向かいました。
奉献では年長児が登場しました。いつも給食でお世話になったり、遊んでくれるお兄さんお姉さんが出てくると、「あ、おねえさんだ」「きのう、きたね」などと囁いていました。
普段の交流が親近感を生んでいます。
今回の涅槃会では、ひとつ大事なことを学びました。
「自分も、お友だちも大切にしましょう」という事です。
優しく思いやりのあるきく組の子ども達、これからもその大切なことを胸にとどめて楽しく過ごせていけたらいいなと思いました。
最後に一人一本ずつお花をいただき、献花をさせて頂きました。
お花をそっと優しく置いて、心のこもった献花が出来ました。
ひとりひとりの表情もなんだかお兄さんお姉さんらしく感じます。
立派になった子どもたちを見て、頼もしく感じた涅槃会でした。
その後園庭で思いきり遊び、再び給食の時に「今日は何の日だったでしょうか?」と質問。
「ね・・・」と一つヒントを出すと「ねんど」
「ねは・・」と二つヒントを出すと「ねはんど」
「涅槃会」という言葉はやはりまだ難しいようでした。
I・Y

みんなで献花をさせて頂きました。心がこもっています。

今日も大きな山を作って・・・なぜかみんな手が埋もれています
◆涅槃会に参加しました(たんぽぽ)

み仏さまに献花しました。
今日は、涅槃会。
子ども達にホールの中の違いを聞いてみました。
「み仏様が出てきていた」「大きくなっていた」などいつもと違う事に気付いていることが伺え、期待していることが感られます。
その気持ちのまま式に参加してみると、年長児の奉献を見たりと副園長の話や紙芝居など、落ち着いて参加する姿から大きな関心を持っていることが伝わってきました。
その後、園庭に出かける前に献花もしてきました。
年長児の奉献のようにゆっくり歩き、献花台に花を捧げる子ども達。
その後は、自然に手を合わせていました。
その姿を見た児たちも同じように行い、優しい温かい空気が流れているようでした。
また、その献花が終わった〇ちゃんと△君は、隣の涅槃図の前に移動して来ると献灯や献花した台の前で合掌し挨拶をしていました。
奉献をする気分を味わっていたようで、数年後にこの姿が見られるのが楽しみな姿です。
最後に副園長が話してくれたみ仏様からの幸せになるための約束を聞いてみました。
「自分の身体を大切にする」「自分の心を大切にする」「友達を大切にする」と教えてくれました。
意識を持って参加してくれた子ども達だと強く感じました。
これからも約束を守りみんなで仲良く過ごして行ければいいなと感じる式になりました。
その後は、思い思いに園庭で遊んできました。
(N.Y)

年長児の奉献を食い入るように見つめていた児たちが涅槃図の前で手を合わせ挨拶をしていました。

ウォールクライミングが登れるようになり何度も挑戦する児に先に登った児がアドバイスをしてくれます。
◆周りをおもいやる気持ち(うみグループ)

昨日は年長の懇談会へのご参加ありがとうございました。
今日は涅槃会がありました。懇談会の劇に頑張って取り組んだ子どもたち。代表の年長児は奉献の練習も並行していました。
子どもたちに涅槃会とはどんな日かを聞いてみると、年少児から、元気よく「バレンタイン!」との答えが。14日はバレンタイン・・なのですが・・・冷静に訂正する年中・年長児。この図がなんとも子どもたちらしくて面白いです。
そして、年中児から「みほとけさまが亡くなった日」という答えが返ってきました。そして会への参加の仕方も再確認しました。
涅槃会の式典では、始まる前言い合いをする年少児に「今、ケンカする時間じゃないよ、み仏様が見てるよ」と声をかけてくれる年中児。これからの会がどんなものなのか、しっかり理解しているからこそ出た言葉に嬉しくなりました。
年長児による奉献、献灯・献花じっと見つめる眼差しは憧れそのものでした。
会終了後に全員で心をこめて献花も行いました。
朝のできごとです。今日は金曜日なので子どもたちは飾っていた玩具や一週間かけて作ったものを片づけを始めました。片づけたあとに大きな泣き声が。もも組の〇ちゃんと△ちゃんが伝えたい思いを言葉にできずに泣いて気持ちを訴えようとしています。
どうしたのか聞きに行こうとすると、すかさず年長児が声をかけます。水を渡して「どうしたの?」と聞くと気持ちも徐々に落ち着いてきました。バラバラになってた玩具を片づけてくれた〇ちゃんと、自分で片づけたかった△ちゃん。そんな思いのぶつかり合いでした。
「うん、うん、そうなのか・・」と共感しながら話を聞きながら解決策を提案してくれます。そんな優しい関わりのおかげで自然と笑い合うふたり。年長児が二人のために作ってくれた作品を一緒にふたりで片づけると、達成感に満ち溢れた顔をしていました。
子どもの言葉は保育者が伝える言葉とはまた違った不思議なパワーがあります。寄り添ってくれる気持ちだけでもホッとしたり、目が合ってつい笑っちゃったり、意地になってたものがフワッと溶ける瞬間が生まれやすかったり。助け合う、そんなことが自然とできる子どもたちが素敵だなと思います。
そして玩具だけでなく、落ちているお部屋のゴミを探して拾ってくれたり。使っていないところもきれいにしたり、お友だちの分まで片づけを引き受けてくれたり。あたたかい場面が溢れていました。
涅槃会での副園長からのお話では、自分を大切に、友だちを大切に。という話もあり、紙芝居の中でも相手を一番に思いやるみ仏様の姿がありました。自然と実践していた子どもたちを誇らしく思います。
S.S

◆涅槃会 (にじグループ)

今日は仏教行事の「ねはんえ」式典に参加しました。事前に、朝の集まりの時に、皆の幸せを願った、み仏さまが亡くなった日とされた、大切な行事である事を伝えてから行きました。
年長児が「お茶・花・お菓子」を1人1つ手に持ち、奉献を行い、他の年長児はお花、ペンライトの光をみ仏さまにお供えしました。その様子を、「自分が大きくなったら自分もするんだ」と言っているかのように、年中、年少児は静かに見入っていました。
副園長からは「自分を大切にする、友だちを大切にする」事が、み仏さまは願われていた事を皆に話していました。その後、「涅槃会」の紙芝居を続けて見ました。
困っている人がいたら、助けてあげようという、とてもわかりやすい内容でした。
最後に、一人一本のガーベラの花をみ仏さまに、供えて保育室に戻りました。
人間は一人では生きていく事はできない。
必ず助けたり、助けられたりして、繰り返し大きく成長し可能性を広げていきます。
子ども達には、誰かを思いやれる心の器を大きく持ってくれることを願います。
式典後は、園庭、室内で過ごしました。今日は暖かく過ごしやすく、ジャンパーを脱いで、元気いっぱいに、鬼ごっこなど、思い思いの遊びを楽しんでいました。S・A

どうやって、するのかな。

仲良く本について語っています
◆涅槃会&考える (そらグループ)

今日は涅槃会(お釈迦様がなくなった日)がありました。
副園長から涅槃会についてやお釈迦様からのお約束(自分を大切にする、お友だちを大切にする)の話があると、心の中でどうだったかな?と振り返っている児もいたかもしれません。紙芝居でシカが他の動物を助けるために自分が橋となり助け、谷底に落ちてしまう場面があり、会が終わった後紙芝居の印象が強かったようで「シカさん」「助けないと」とシカへの優しさが溢れていました。
園庭に行く前に一人ひとりが御仏様に「ありがとう」という気持ちを込めてお花を一輪お供えしていきます。お供えしたら、一歩下がって一礼。この姿を奉献の姿を重ね合わせて、奉献の真似をし始めるゆりの〇くん。背筋が伸び年長さんの姿を彷彿とさせていました。
園庭に出ると砂場で黙々とお団子作りをするもも組の★ちゃんと□ちゃん。
帰るころには「これどうしよっか?」「こわす?」「こわすの嫌だなー」と相談していました。「取っておいてもいいよ。他のお友だちが見つけて触って壊れてしまうこともあるかもしれないから、見つからないところに隠したらいいかもね」と保育士からのアドバイスを聞いてどこなら大丈夫かを自分たちで考えることになり、玄関近くの滑り台の下に隠すことになりました。
「上から落ちてこなければ壊れないよ」「触っちゃだめだよってわかるように×って描こうよ」「ここに入ってこないように×って沢山描こう」「ここは入って大丈夫だから〇ね」と地面には不思議な記号かつミステリーサークルが沢山出来ていました。
「おやつの後天気よかったら壊れていないか見にこようね」と保育士が言うと「そうだね。壊れてないといいなー」「きっと乾いてるよ」と次の園庭遊びが更に楽しみになっていました。お団子がどのように変化しているか一緒に楽しみになってきました。
遊びの中で次はこうしたいという意欲がどんどん出てきた子ども達。年上の児がやっていることを真似する中で「次は…」という考えることが出来るようになってきました。どうすればこうなるのか?という疑問も多くなってくると思います。その疑問を共に考えてその子なりの答えに導く手助けをこれからもして、より毎日の遊びが楽しい環境になっていけるようにしていきたいと思います。
(K.H)


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