手をパンパンするよ
2020年01月30日 木曜日
寒さも緩んだ今日、園庭で子どもたちが元気に遊んでいました。いつもニコニコしているYくんは砂遊びをしていました。遊び終えると手に砂がついているのが気になっていました。手を振ってみましたがうまく落ちません。こちらの顔見てちょっと助けてほしい顔をしていました。
Yくんに「手のお砂、なかなか取れないよね。手をパンパンしてみようか」と手をパンパンする仕草をみせると、Yくんは何だろう?とちょっと体が固まっていました。もう一度、手を「パンパン」だよと言いながら手をたたくと、今度はYくんも手をパンパンして手についた砂を落とすことができました。
乳児のときから毎朝、保育者から名前が呼ばれて一日が始まります。朝のおやつの時、園庭遊び行く時、遊びを終わりにして部屋に戻る時、着替える時、給食の時、お昼寝の時、午後のおやつの時、帰る時、このほかにおむつ交換の時と何回も名前が呼ばれています。その度に子どもと保育者の信頼関係が築かれています。優しくしてくれる大人に対して安心感を持って接するようになってきます。
日頃から集団の中で生活をしているので子ども同士で好奇心を持ってふれ合っています。おもちゃを持って遊んでいる子を見て同じものを取って一緒に遊び始めることもよくあります。相手を観察して遊んでいます。遊びを通して真似をすることができるようになっています。
日々の関わりの積み重ねが子どもの発達に大きな影響を与えています。
安心して子どもが過ごせるように、子どもへの温かい言葉がけを大事にしています。
園長 田中基之
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