はい、せんたくバサミ!
2020年01月27日 月曜日
2歳児のクラスに入ったら、そこは小劇場になっていました。子どもたちがこぶたやおおかみになりきっていました。少し離れてみているとYくんが「はい、園長先生!」と言いながらせんたくばさみを目の前に差し出してきました。せんたくばさみ、どうするの? 三匹の子ブタにせんたくばさみってあったのかなぁと思っていたら、オオカミ役の担任の先生が、両手をこちらに広げて見せてくれました。なんと、その指先にはせんたくばさみが付けられていました。「洗濯ばさみを指につけると、オオカミの爪になるんですよ。」と教えてくれました。なんという自由な発想でしょう!
子どもたち一人ひとり役になりきっていること、その上、2歳のYくんが自分で判断してせんたくばさみを持ってきてくれたことに、驚いたと同時にとても感激しました。この三匹の子ブタの劇遊びが、Yくんと子どもたちの劇になっていたのでした。劇の内容や流れも理解していました。洗濯ばさみがオオカミの爪に見立てていることも理解していました。まさに小さな俳優たちと監督の出現でした。
子どもたちの好奇心を引き出しながら、保育士がいっしょになって演じていました。三匹の子ブタの世界に私も入らせていただき、劇遊びの楽しさを体感させていただきました。 園長 田中基之
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