◆1月29日(水)の子どもたち
2020年01月29日 水曜日
◆ちょっと水遊び (つぼみ)

避難中
今日は、いつものように朝のお集まりをした後、園庭へ出る準備をしているところ、サイレンがなりました。給食室が火事という避難訓練の合図でした。もうすでにベランダへ出ていたので、お散歩カーを出し、乗せられ、そのまま園庭の端の方へ移動。無事に避難することが出来ました。
園庭遊びの準備も出来ているので、そのまま園庭で遊びました。そこでお散歩カーから降ろされ泣いてしまう◎くん。お散歩に行きたかったのか、お散歩カーから降りたくなかったようで、再び乗せてもらい少し移動。乗っていたのは短い時間ですが、満足したようで無事に下りることが出来ました。
昨日の長雨で、今日の園庭はあちらこちら湿っています。さっそく水溜りを見つけた〇くん。最初はそっと足を入れ、そのうちピチャピチャと足踏みをし始め、その音や感触を味わって楽しんでいました。シャベルで水溜りの水をピチャピチャたたいたり、葉っぱを入れてみたり、幼時組が砂場で水路を作っていると、そこへ入っていき、水路に玩具を入れたり。ちょっとした水遊びをそれぞれ楽しんでいました。(T.Y)

水溜りピチャピチャ

水路に玩具を入れて
◆友だちと。 (ふじ)

園庭に出ると砂場に大きな山がありました。その山に数人の子ども達が更に大きくしようと一生懸命に砂をすくっては乗せてスコップでパンパンと叩いて固めていました。ケーキ作りなどをする中でバケツに入れた砂を叩くと固まるという原理を覚えていたようで『パンパン!』
効果音も付けながらリズミカルに楽しんでいます。これまでの遊びなど、日常の経験が生かされた場面が伺えました。
そんな子ども達に「何作っているの?」と聞いてみると何人かの子ども達が一斉に『あんぱんまん!』『あんぱんまんだよー』と口を揃えて言いました。へーあんぱんまんを作っているのかという目的がしっかりあったのもそうですが、それ以上に皆で目的を共有していたことに驚いてしまいました。
数人の子は『あんぱんまんだよ』という言葉でそうか!あんぱんまんなのかと目的を理解したり、わたしも作ろうとなった子もいると思いますが大きな山を目の前に同じ目的で作り始めていた事に驚き、子ども達のやり取り・関わりは大きく成長しているのだなと感じました。
また、砂場の違う場所では保育士と団子づくりに励む☆くんと△くんがいました。沢山の団子をゲットした二人は仲よく一つの皿に団子を詰めて嬉しそうに眺めています。よく聞くと『どっちがいい?』と『んー』と2人で団子を選んでいました。結局二人ともどちらがいいかと決めることはありませんでいたが二人仲よく皿を持ってお散歩へ。
色々な場所で子ども達の関わりが溢れている日常がとても微笑ましく感じられる今日この頃です。
K・E

どれがいい?

お茶を飲みにひと休み
◆全員出席。みんな元気です(きく)

三匹のこぶたごっこ。言葉のやり取りも上手になりました
昨日オオカミとこぶたの耳を作ったものを今日は朝から頭に着けて遊んでいる子ども達。
「先生も」と差し出され、三匹のこぶたごっこが早速始まりました。
オオカミが煙突から入るシーンになると、誰かが決まっておままごと用の小さな鍋をオオカミの足元に置いてくれます。「ここに飛び込んでね」と言わんばかりに置かれた鍋。役割をそれぞれが担っていて面白い行動です。無事オオカミをやっつけると「次はこれね」とこぶたの耳を差し出され、今度はこぶたの役。子ども達主導で進んでいくお話も楽しいものです。
そんな朝の遊びを楽しんでいると突然サイレンが鳴りだしました。火事の知らせです。
「給食室から火災です。園庭へ避難しましょう」という放送が入り、すぐに園庭へ避難しました。全員が集まったところで、点呼を取ります。「〇〇ちゃん」「はい」と一人ひとりがきちんと目を合わせて返事をしてくれていました。気が付くと全員が保育士の方へ体を向けて集中してくれています。そんな立派な姿に感動してしまいました。
目を合わせて話を聞く、大切な事がきちんと身についている事が本当に嬉しく思いました。
避難訓練も終わり、そのあとは改めて園庭へ遊びに行くことにしました。
最近ドーナツカルタをみんなで遊ぶことが楽しくなってきた子たちは、部屋で遊ぶ子もいました。
園庭へ出てみると、ポカポカ心地よい天気です。
上着も着ないで元気に走り回りました。
友だち同士誘い合って、追いかけっこやお団子作り、丸太の上で電車ごっこなどいろいろ遊びを見つけながら遊びました。
久しぶりに凧を持って行った〇くん、風になびく凧が面白くて、じっと持ちながら観察しています。そして高い台に登ってみるともっと凧が飛んでいくのが面白かったようです。それを見て周りの子も台の上に立って凧揚げしていました。
部屋へ帰ったら、給食のお手伝いに年長児が来てくれました。
久しぶりの年長児の登場にまたまた興味津々の子ども達。顔を覗くように集まってきました。
一緒に給食を食べ、午睡も側で寄り添ってくれて、今日もお兄さんの優しさに触れていました。まだまだふれあっていきたいと思います。
I・Y

こぶたの鼻、こんな感じ?

ポカポカ陽気の中、追いかけっこ。みんな元気です。
◆魅力的な部屋 (たんぽぽ)

「これがね、ウーパールーパーのうーたんだよ」「そして、こっちにはカエル」とお兄さんが紹介してくれました
幼児組のお兄さんお姉さんの部屋の遊びに行こうか?と提案してみました。
「いきた~い」と朝の会で盛りあがる子どもたち。
トイレを済ませて行こうか・・・と言うところで「火事です」と緊急放送が入りました。
なんとなくざわつく室内でしたが、渡された防災頭巾を自分たちで被ろうとしたり、靴下・靴を履いたり、訓練とはいえ急がなければと感じる子どもたちが多かったように感じます。
無事に園庭に避難し終わった後で、「どこからの火事でしたか?」と質問すると、「きゅうしょくしつ」とざわつく中でもしっかりと放送に耳を傾けていた☆くん、立派です。
部屋に戻る際、他のクラスに紛れて行こうとした児が数名。周りの様子を見ること・保育士の話を聞くこと、勝手な行動をすると守りきれないこともあること。
まだ難しい内容かもしれませんがとても大切なことなので、毎月の訓練の中でも少しずつ伝えていきたいと思っています。
訓練後、待ちに待った幼児組の部屋へ。3つに分かれて遊びに行きました。
たんぽぽ組には置いていない魅力的な玩具がたくさんあります。
優しく接してくれるお兄さん・お姉さんがいます。
何をしようか悩みながら探索する児、大好きな電車をめがけていく児、お兄さんにカエルやウーパールーパーを紹介してもらい興奮する児さまざまでした。
しばらくして、園庭に行きたいと遊びに出た児は半数ほど。
残りの児は、楽しくて仕方のない幼児組の部屋での遊びを満喫していました。
機会を見て、また違うグループにも遊びに行く予定です。
たくさん遊んで楽しかった子どもたち。うみグループからお手伝いに来てくれたお姉さん二人にトントンしてもらい、あっという間に寝付いてしまいました。(M.C)

ロフトの上のままごとコーナー。なんとも魅力的です

お姉さん達の魔法の手。トントンしてもらうと、あっという間に夢の中でした
◆避難訓練 (うみグループ)

今日も朝の集まりの時間、もも組は劇遊びを行いました。
月曜日に被り物が完成したことで、やる気が一段と上がっている子どもたち。自分の役をしっかり果たそうと、なりきる姿がとても可愛らしいです。
次はゆり組が・・というタイミングでサイレンが鳴り、避難をしました。
給食室からの火災だったため、ベランダから園庭へ出ました。
防災頭巾を被っているときに、「めんどくさいな・・」と年中児からポロっと出た一言。気持ちは劇をする方に向いていたので、今やろうとしてたのに・・やりたいのに何で・・そんな思いから出た言葉なのは分かります。でもその中でも訓練もとても大事な時間です。いつどこで何が起こるかが分からない地震・火災。放送・先生の話をきちんと聞くこと、自分の身をしっかり守ること、やりたいことを我慢する時間があること、再確認をしていきました。
その中でも、上の子が年少児に「煙吸わないようにちゃんと口元おさえないとだよ」「こうするんだよ」と優しく教えてあげる姿も見られとても素敵でした。
その後は年中児は衣装作りの続きを、年長児は劇に向けて気持ちをひとつに、話し合いをしていきました。
園庭では年齢関係なくみんなで氷おにも楽しんでいます。年長児が助けてあげたり年少児に助けられたり・・前はルールがちゃんと分かってないからとか、すぐに捕まるからとか、そんなことを呟くこともこともあったのですが、そんなことも超えてみんなで笑い合う姿がとても微笑ましく絆を感じる瞬間でした。
S.S

足組みガール♪「この方が楽なのよ〜」

水浸しの砂場を砂で埋めてくれました。
◆みせあいっこ (にじグループ)

今日は朝の集まりで各学年の「スイミー」の劇を見せ合いました。
にじグループの子ども達は歌やダンスが好きな児が多く、劇中に使われる曲を流すだけで踊りだす児が沢山います。
友達の発表を見ている時でも、思わず口ずさみ手や足も動きだす場面がありました。
最初は、年長児の劇発表を皆で観ました。
年中・年少児と始まりは一緒なので、楽しんでみていたのですが、曲が終わりセリフを舞台の真ん中に立って1人で言っていたり、掛け合いをしている年長児の姿になると、歌を口ずさんだり、手足の動きが止まり、食い入るように年長児の劇に注目していました。
劇が終わると「すごかった」と年少児が言ってくれました。
年中・年少児の発表では、年長児がお父さん・お母さん役のようになり、カメラを向けている真似をしながら「みてるよー」と優しく見守ってくれました。
年長児に感想を聞いてみると、「みんなで協力してやっているのがすごかった」と言ってくれました。年長児になってから、お泊り保育やファミリースポーツデイで友達と協力することの大切さを感じ、思いやりの気持ちが育っているからこそ出てくる言葉なのだろうなと感じました。
今日は途中で2歳児クラスの友達も遊びに来てくれて、劇に興味を示している児もいました。その姿から、3月のにじグループを思いだし、劇遊びの取り組みや生活の場面での子ども達の姿から1年間の成長を日々感じています。(B・K)


◆良いところ探し&夢中になるということ (そらグループ)

今日は劇の練習をすると、もも、ゆり組とひまわり組が見に来たり、ひまわり組のをもも、ゆり組がみたりとお互いの劇を見せ合いました。
もも組の劇を見ていたひまわり組に「どうだった?」と感想を聞くと「上手だった」「かわいかった」と言ってもらい、照れるもも組たち。衣装を着て行ったのでより本番を意識して行えたようです。
昨日の帰りの会でも、自分たちが作った物を発表する時間を作り、順番に発表した後、「この作品が素敵だったなというお友だち手を挙げて、言ってあげてください」と保育士が言うと「はい」と沢山の手が挙がり、「〇くんのコンドルとポニーが良いと思います」「△くんのテントウムシが良いと思う」「テントウムシはちゃんと模様が同じだからいいと思う」「★くんの作品も良いと思う」と発表してくれた友達に伝えていくと発表した児達はとても嬉しそうに「ありがとう」と言って、帰りの会の後や今日の朝の会の前にもラキューをして新たな作品作りに励んでいました。
相手の良いところを見つけて言葉で伝える。相手の気持ちを想う第一歩です。たくさんの子ども達の良さを子ども達同士、子どもと保育者と様々な関係性の中で見つけて、伝えていきたいと思います。
園庭では、いつもよりも暖かく感じ、泥遊びが盛んに行われていました。砂場では、おおきな穴を掘ってそこに水を入れていきます。「川作っているんだ」「無人島見たいだよね」と一つの物も一人ひとりの見え方が違い、発想も無限大です。「もっと水持ってきて」とその一言から役割分担が出来てきました。
水を運ぶ児、指示する児、掘る児と自然と分かれます。その役割分担のおかげで川から湖のように深くなってきました。水の所には車を船に見立てて浮かべたり、沈めて見たりとどんどん世界が広がってきました。それを見てどんどん仲間も加わってきます。頭の中の世界を表現し、夢中になって遊びこんでいたようで、部屋へ戻るころには「あ、ここ汚れてる」と汚れていたことに気づかない程でした。そんな夢中になれる環境をこれからも整えていきたいと思います。
(K.H)


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