保育者は子どもの安全基地
2019年12月16日 月曜日
つぼみ(0歳児クラス)の子どもたちは、入園して9か月目を迎えています。育子園の庭には大きな銀杏の木があります。夏には緑の葉をつけ暑い日差しから、子どもたちを守ってくれていました。12月の園庭には銀杏の黄色い葉がいっぱいに広がっています。つぼみのAちゃんOちゃんも保育者の呼びかけで銀杏の葉っぱを集めていました。一緒になって楽しそうに黄色の葉を持って遊んでいました。
乳幼児教育の中で特に注目されているのが0歳児です。0歳児はどのような環境で育てたらいいのでしょうか。
平成26年の統計(厚生労働省提出資料)では0歳では保育園・幼稚園の入園率は合わせて12% 1歳では32% 2歳で38%になっています。0歳児では約9割が家庭で保育がなされています。母親を中心とした関係の中で育っています。乳児教育の基本が母子関係にあると言えます。
少し離れて見守っている保育者、安心して遊んでいるAちゃんとOちゃん。二人は1歳になっていました。AちゃんとOちゃんは、保育者のところにすぐ行ける距離で遊んでいました。二人は、困ったときにすぐに受け止めてくれる保育者がいることで安心して遊んでいました。
小さな手には黄色い銀杏の葉で見えなくなるほどでした。その銀杏の葉を持っているAちゃん、Oちゃんを「きれいな銀杏の葉でいっぱいだね!」と一緒になって喜ぶととてもうれしそうにしていました。
子どもたちが安心して遊べる距離にいつも保育者がいます。
子どもが困っているとき、求めが必要とされているときは子どもが安心感が得られるように保育者が関わっています。
園長 田中基之
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