お誕生会でのこと
2019年12月09日 月曜日
毎月、グループごとにお誕生会をさせていただいています。幼児クラス約120名は大ホールでお祝いをしています。毎月、お誕生月の子はみんなにお祝いされて喜びを感じています。みんなも一体感を味わっています。お誕生月でステージに上がった子は、みんなからの声援があり、さながらアイドルのようです。一人ひとり、司会者から名前呼ばれステージ中央に移動します。そこでみんなから“たんじょうび おめでとう♪ ほんとうに おめでとう♪・・・”と大合唱、おめでとうの歌のシャワーを浴びます。みんなが楽しく参加しています。
お誕生会も20分前後時間がかかります。なかには自由行動をする子もいます。自由行動をする子は、自由行動をすることで自分のバランスを保っているとも言えます。その子の命にかかわるときや周りの子にけがが及ぶときには止めるようにしています。自由行動であってもいきなり制止することはかえってその子のバランスを崩してしまいます。保育者がどの状態で関わるかは、その時の行事の流れやその子の様子を見て判断し行動しています。
先日のお誕生会で一人の子が自由行動していましたが、子どもたちがその状況を受け入れているのが分かりました。その子の個性として受け入れているのだと思います。その基本は、保育者たちの姿勢です。保育者のふだんの姿勢が子どもたちに及んでいます。保育者が“行事のために何とかしなければならない!”と思っていたら子どもたちも“行事のために何とかしなければならない!”というようになるでしょう。
今回も、保育士がその子の様子とお誕生会の状況を見ながら、“ここ!”というところで手を取りながらクラスの中に入って行きました。
子どもたちは保育者に温かく見守られながら成長をしています。
園長 田中基之
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