喧嘩しながら・・・
2019年12月13日 金曜日
年少児のA君とB君が大喧嘩をしていました。A君の言い分は、「B君が、僕の使っていたブロックを取った」そしてB君の言い分は「使いたいから返さない」でした。常識的にはA君に軍配が上がりそうな内容ですが、B君のことも否定しないよう、まずは二人の気持ちに寄り添い共感することを大切に関わりました。
二人とも大分興奮しており、ヒートアップした気持ちはなかなか収まらず、しばらく力いっぱい自分の怒りを互いに表現していました。最初は私の声掛けも耳には届きませんでしたが、徐々に何とかお互いに落ち着くと、その後は何もなかったかのように再び遊びだしました。
まだ自分の考えを主張することが主なので喧嘩も多くなりますが、だんだん相手のいう事も聞いて自分の考えを変えていくことができるようになっていきます。そのためにも、保育者は子どもたちの気持ちや主張をしっかりと受け止め、互いの気持ちを伝えたり、気持ちの立て直しができるような助言も大切になってきます。
給食の時間、あんなに大喧嘩していた二人はすぐそばに座っています。そして、食事中B君がスプーンを落とすとA君は「とって来てあげる」と落ちたスプーンを拾い、新しいものを持ってきてくれました。午睡では、隣同士でじゃれ合いながらとても楽しそうです。二人はとっても仲良しです。
保育主任
Posted in 三感ブログ