◆12月19日(木)の子どもたち
2019年12月19日 木曜日
◆昨日の続き(つぼみ)
葉っぱ拾いが大好きな〇ちゃん。
昨日、手に沢山の葉っぱを握っていたので保育者が〇ちゃん専用の袋を渡すと持っていたものを全部入れ、葉っぱ拾いを再開しました。袋にたくさん集めると、お皿に移し替えて「いただきます」と食べるという一連の遊びの流れがありました。
今日も、靴を履き、ベランダの柵を出ようとした時に魅力的な葉っぱを見つけたようでしゃがみこみ採取。園庭に出てからも丸みを帯びた葉っぱ、イチョウの葉、もみじの葉、、沢山拾っています。昨日と同様に袋を渡すと次々にしまっていきます。今日はもみじの葉が気に入ったようで道路沿いに背の低いもみじの木を見つけると、落ちているものからまだ木に付いているものまで綺麗なものを手にとっていました。
○ちゃんは、「昨日の続き」を楽しんでいました。園庭は「昨日の続き」を楽しめるとっておきの場でもあります。自分の興味あるものには、とことん追求できるよう、続きを堪能できるように準備をして提供できるようにしていきたいです。
一歩目が出るまであとちょっとの△くん。立ったまま、手を離すと少しだけグッと堪えストンと座っています。グッと堪える時間が伸びてきているので、あとちょっとに思えます。
そんな△くん、ハイハイで園庭に出ていくと目指す先は滑り台です。いつもなら、滑る方側から登っていきますが今日は階段の方へと向かっていきます。少し離れた所で様子を伺っていると、自力で階段をよじ登り、滑っていました。そんな姿を一度も見た事がなかったのでびっくりです。「△くん、すごい!」と拍手をすると△くんも拍手してとっても嬉しそうな表情です。その後も、何回も繰り返し、達成感を味わっているようでした。
子どもたちは日々成長し、「出来なかったこと」が「あともうちょっと」になり「出来るようになった」に変わっていきます。そんな姿を保護者の方と一緒に見守る事が出来るということは幸せな事だなぁと改めて感じました。子どもたちが一つ成長した姿を伝えていけたらなと思います。(I・K)

よいしょ
◆楽しい記憶(ふじ)

テーブルを囲んで楽しいお食事会
今日は朝の集まりで紙芝居を読みました。紙芝居を見る前にちらっと見えたエプロンシアター。前にも見たエプロンシアターの楽しさを覚えていた子ども達が園庭に出ようと準備を始めていたのですがおひさま広場に残ってエプロンシアターが始まるのを待っているとのことだったのでエプロンシアターを観たい子は部屋に残って後から園庭に出てくることになりました。
園庭に出ると砂場を囲む丸太を利用して切り株のところをテーブルにして〇ちゃんと◇ちゃんが一緒になって料理作りを楽しんでいました。何を作っているかを聞いてみると〇ちゃんが「アイスクリーム」と教えて容器にしゃべるですくって分けてくれました。しばらく楽しんでいるかと思っていると今度は丸太小屋の横のベンチ付のテーブルの所に来て2人で手を合わせて食前感謝の言葉を大きな声で言って楽しそうに食事をしていました。元々テーブルにいた子や後から楽しそうな声に誘われてテーブルに着いた子で楽しいパーティが始まっていました。☆くんは後から来たつぼみの◎くんにしゃべるを貸してあげて仲間に入れてあげていました。
雨がポツポツと降ったり止んだりとしていましたが遊んでいた最後のふじ組の子が部屋に戻るまでどうにか天気も持ってくれました。最後の3人はとても楽しくトランポリンで元気にジャンプして楽しく遊んでいたので部屋に戻るのをとても嫌がるかと思ったのですが一緒に手を繋いで帰ろうと誘うと3人と保育者で手を繋ぐと自然に丸くなりみんなで円になりました。昨日の「ひらいた ひらいた」を覚えていたのか歌ってあげると喜んで仲良く手を繋いで木を避けたり砂場を超えてたりして楽しくベランダまで戻ってきて自分たちから靴や靴下を脱いで部屋に急いで入っていきました。
エプロンシアターや給食や楽しい遊びなど楽しい記憶がたくさん子ども達に記憶されていて遊びの中にもたくさん生かされているんだなと思いました。(y.n)

一度お開きになりましたがもう一度集まってお食事会をしていました。

一緒に太鼓橋登り最初に登った◇ちゃんが後から登ってきた▽ちゃんの応援をしていました。登りきると2人で健闘をたたえ合うかのように笑顔で拍手していました。
◆虫、いるかな?(きく)

子ぶたとおおかみ、たくさん走ってひと休み中
朝の集まりでは、久しぶりに大型絵本の「はらぺこあおむし」を読みました。やはり大喜びの子ども達。でも今までとは違う箇所で「うふふ」と笑って見せたり、ちょうちょになるシーンを「きゃー」と大声を上げていたのが今回は「タッチ、タッチ」と触ることが楽しくてちょうちょにタッチしていたりとまた見方、感じ方が少しずつ変わってきたのかな?と思いました。
園庭へ出る度に、「虫探そう」と誘ってくる〇くんと△くん。寒くなると虫は出て来なくなることも伝えてみました。(昨日は奇跡的にてんとう虫に出会いましたが・・・)納得してくれるといいなと願いつつ、昨日とはうってかわって肌寒いですが、園庭へ遊びに行く事にしました。
ベランダに出てみると、冷たい風が吹いてきました。ハラハラと少しだけ雨も混じっています。今日は少ししか園庭で遊べないかなと思い、みんなで思いっきり園庭中を走り回りました。「ファイト」と声を掛けると「ファイト」と声が返ってきます。「ファイト」の意味も分からないとは思いますが、なんだか掛け声をかけると楽しくなる様で、まるで部活の様に元気よく走り、おかげで身体はポカポカになりました。
走っていると、やはり「おおかみだぞー」「こぶたがいい」と3匹の子ぶたごっこが自然と始まりました。
小屋の中に隠れたり、園庭中を逃げ回ったり・・・。
疲れてひと休みしているおおかみ(保育士)に、「こっちだよー」「待てーって言って」と催促する子ぶたたち。きく組の子ぶたたちは今日も元気でした。
いつも虫を探している〇くんは・・・。
今日もやはり「虫探そう」と誘ってきていました。
〇くんの気持ちが通じたのか、今日はアリが一匹発見出来ました。
そろそろ虫との出会いもなくなってきた今日この頃。
〇くんが理解してくれる日はやってくるのでしょうか・・・?
I・Y

ひと休み終了。「まてー」みんな逃げるのが速くなりました

泣いていた子に優しく手を引いてあげていました。
◆オオカミにはかなわない(たんぽぽ)

最近、盛り上がっています。マントを付けてアナやエルサになりきって熱唱です。
朝からなんとなくざわついた雰囲気の部屋の中。あちらこちらで泣き声や怒る声、「〇〇がいやだったよ」「とらないで」と友達に伝えようとする声、いろいろと飛び交っていました。
上手く思いが伝わらず、さらに大きな声で泣く△ちゃん。保育士に助けを求めに来ました。一緒に友達に交渉しましたが失敗。共感してもらったと感じたのか、ここでやっと諦めがつき違う遊びを始める△ちゃん。
『言葉で伝える』自分だけではまだ難しいときもあるようですが、うまく間に入り寄り添っていきたいと思っています。
トラブルや上手くいかないことが増えてきたのも、友達と関わって同じことをしたいという姿が増えてきたからこそかなと感じる日々です。
そんな朝だったので、朝の集まりはお休みの児・お天気の確認ぐらいでさっと切り上げようかとかと思っていました。けれど、「かみしばいよんで~」とのリクエスト。
子ども達の大好きなオオカミが登場する「おおかみと7ひきのこやぎ」続いて、「あかずきん」を見ました。
あっという間に落ち着く子どもたち。大好きなオオカミにはかなわなかったようです。
数日前から机上遊びコーナーに設置した塗り絵や折り紙。「〇〇ちょうだい」「〇〇やりたい」と保育士に伝えながら楽しんでいます。
自分がやりたいこと、やってみたいことを選び、伝えられるよう環境の設定をしていきたいと思っています。(M.C)

「ねぇ、☆ちゃんが泣いてるよ」と伝えに来た※くん。「どうしたの?」と聞いたものの、答えてもらえず困ってしまったようです。友だちを思いやる優しい心も育っています。この後、無事に解決し笑顔になる3人でした

「いっしょにあそぶ?」とそっと手を繋ぐ二人。可愛い後姿です
◆協力すること (うみグループ)

クッキーづくりスタート
今日は年長児がクッキーづくりを行いました。
「クッキーづくりに使う材料は?」という給食室の先生の問いかけに、
「小麦粉」
「牛乳」
「砂糖」などと知っている材料を挙げていました。
今日のクッキーの材料は、小麦粉、砂糖、バター、油を使って作っていきました。
1グループに、1セットずつ材料が置かれ、はじめは小麦粉と砂糖を混ぜます。
「ねぇ~なんで○くんからやるの?」
「ちょっと待ってそれじゃ届かないじゃん」
「こっちから始めようよ」とボールに材料を入れるところから誰がいれるかと話し合いに。
「小麦粉と砂糖があるから2つチームに分けるのはどう?」と伝えると「そうしよう、じゃあこっちとあっちね」と進んでいきました。
小麦粉と砂糖を入れたら、今度は混ぜていきます。
「どっちから混ぜる?」
「なんでまた○くんから始めるの?」
「じゃんけんで決めようよ」とここでも誰から混ぜるか何回混ぜるかと話し合いに。
何とか子どもたちで折り合いをつけながら、進めていきました。最後に、油とバターを入れて混ぜて生地の完成。1人ひとつずつ手で形を作っていきました。
「やわらかい」
「粘土みたい」と今までの表情と変わって、笑顔が見られました。どんな形にしようかいろいろ悩みながら形を作っていました。クッキーづくりの最後は、事前に給食室の先生がトースターで焼いてくれたクッキーを試食。
「美味しい~」「あま~い」と嬉しそうに食べていました。年長児が作ったクッキーは今日のおやつで出る予定です。「これ私のって覚えてて」と給食室の先生にお願いする児もおりました。クッキーづくりを通して、みんなで協力することの大切さや難しさを感じられた時間となりました。(O.Y)

どんな形にしようかな

クッキーの試食。年長児だけ特別な日となりました
◆ステンシル(にじグループ)

今日は年長児がにじグループに集まってクッキー作りをしました。
生地作りは、粉を加えて混ぜる作業の時には譲り合いやジャンケンなど、子ども同士で話しながら進んでいきました。
クッキーの形つくりでは、「虫とか魚の形につくろう」と始まる前から楽しみにしていた児がいて、ヘビ型を作り、女児はかわいらしいクマやミニーちゃんなどの形をつくって楽しみました。
今日の室内遊びは、絵の具を使ってステンシルを行いました。
クリアファイルにスイミーに出てくる生き物やイソギンチャク、海藻なども用意して、その型を組み合わせて子ども達が描いていきました。
クラゲやサメ、ウツボ、クラゲは一回で形ができるのですが、イセエビは胴体と手足、ひげを3段階で組み合わせいきます。
それを見て、ウツボの下に海藻を加えたり、小さな魚の型を周囲に泳がせたりと工夫して組み合わせを考えることを楽しむ児もいました。
1度で完成ではなく、何度か絵具を組み合わせて絵を完成させる工程は初めてだったので、普段絵具遊びへの興味が薄かった児も「やってみたい」と給食の時間になっても夢中になって取り組んでいる姿が嬉しかったです。
色使いがとっても綺麗で、子ども達もクリアファイルを剥がす瞬間は何度も「うわあ~」と感動する声があがりました。
また、いろんなパターンを子ども達と考えながら、個々の作品や大きな作品などへも一緒に取り組んでいきたいなと感じ、楽しみです。(B・K)


◆自分の時は (そらグループ)

美味しいクッキーを作ろう
今日は年長児を対象にクッキー作りがありました。参加するときに〇くんはお家で作ったことがあるようで「ママと作ったことがあるんだよ」と話したり、他の子どもたちは「作ったことない」「楽しみだな」とお互いに言っている姿もありました。
どんなクッキー作りになるか始まる前からドキドキです。
使う材料の話をした後、ボウルに小麦粉と砂糖を入れる手順になると「僕から入れていい?」と☆くんが先陣を切って小麦粉を入れていきます。「ねえ、みんなが順番に入れていけばいいんじゃない?」と声が上がり、順番にちょっとずつ加えていきます。時間はかかりますが、平等性を保つ素敵なアイディアです。砂糖も同じように加え、今度は油とバター。バターを見る前に以前クッキー作りの経験のある〇くんは「バターはね。溶かさないといけないんだよ。だってそのままだと硬いから」と説明していました。実際に使ったバターは温めで液体になっている物でした。〇くんの記憶力に驚きました。順番にしゃもじで混ぜていくとクッキーの種が出来上がりました。「どんな形にしようかな」と見本で給食の先生が見せてくれた厚みを思い出しながら様々な形を作ってみました。「他のお友だちも食べるんだよ」と保育士が伝えると、「じゃあ、☆くんはアンパンマンが好きだからアンパンマン作ってあげよう」「ゆきだるまの形もいいかも」と誰かを思いながら作るクッキー作り。食べてもらう時が楽しみですね。
年長がにじグループでクッキー作りに勤しんでいる間、そらグループではゆり組を中心に椅子取りゲームやハンカチ落とし、制作、チビブロック、ラキューと沢山のことに夢中になって遊んでいる姿が見られました。
園庭に出てしばらくすると太鼓橋の前で泣いているきく組の◎ちゃんがいました。
近くを通っていたもも組の★ちゃんは頭を撫でてあげます、次にひまわり組の◇ちゃんが「そうしたの?」と言って駆け寄り、頭を撫でます。すると最初に頭を撫でて慰めていた★ちゃんはお姉さんが来たから大丈夫と思ったのかすぐにその場からいなくなります。引き続き様子を聞く◇ちゃん。◎ちゃんは近くにいる保育士に泣きながら「〇×▽だったの」といいます。「もしかしてお兄ちゃんを探しているのかな」と◇ちゃん。「落ち着いてお話できるかな。何かできなかったの?」と保育士が聞くと、「太鼓橋できなかったの」と話してくれました。
今日は何回か出来ていた◎ちゃんでしたが、何度もやりすぎて力が入らなくなってしまい、登れなかったようです。近くにいた年長さんたちは出来なかった時の話になりました。「私はもも組になってから出来るようになったよ」「ロッククライミングはひまわり組になってから出来ると思ってやったよ」と振り返ります。「そうだね。でも◎ちゃんはきく組さんで挑戦しようとしていることはすごいことだよね」と保育士が言うと、「うん」「すごい」「きっと練習すれば出来るよ」と保育士や年長さんたちが励ますと次第に涙はなくなり笑顔に。「明日がんばろう」という言葉にきく組のお部屋に戻っていきました。
自分の時に置き換えて話を出来る年長さんの姿に成長を感じました。相手の気持ちに寄り添う大切さも改めて教えて貰いました。
これからも子ども達の気持ちに寄り添い続けていたらと思う日になりました。
(K.H)

大丈夫?

椅子取りゲーム

Posted in 園のこだわり