◆12月17日(火)の子どもたち
2019年12月17日 火曜日
◆テントの外から中から(つぼみ)

トンネルの中
今日は小雨が降ったり止んだり、1階のお部屋と廊下を開放して遊びました。つぼみゾーンには、細いトンネル、ボールテントを置きました。ボールテントの中には、今日はボールではなく布積み木を入れました。開放されると、まずはつぼみゾーンに集中。みんなトンネル、テントの中にどんどん入っていきます。
トンネルの中では、途中で止まってしまう子もいたり、追いかけられるのを楽しんでいたり。テントの中では、寝っころがって布積み木にもまれて、キャーキャー言って楽しん遊んでいました。
テントの外から中へバーと顔を見せる◎ちゃん。それを楽しむテントの中の○ちゃん。顔を見せ合うだけでなく、◎ちゃんがテントの外から手をかざすと、中の○ちゃんもその手を気にして、手を合わせかざしてました。手が合わさるのを楽しんでいるかのようで、外から中からと追いかけて手あわせを楽しんでいました。
しばらくすると、みんなまた気になった玩具のある場所へ向かってあそびはじめに行きました。最近開けていなかったつぼみの隅のゾーン。珍しさに子どもたちが殺到。狭い空間にたくさん子ども達が集まり遊んでいました。
あっという間に給食の時間になり、満足して遊んだ子どもたち、たくさん食べてお布団へ入っていきました。(T.Y)

布積み木ベンチ
◆小さなふじ組せんせい (ふじ)

ミッキー体操が終わると、「つぼみさーん。」「ふじ組さーん。」と声をかけられ、促されながらそれぞれの部屋に分かれて、お話をきくという朝の集まりですが、声をかけられる前に、並んで座っている子どもが増えているふじ組。今朝は、いつも保育者が立つ場所を先取りして、横にずらりとならんで、なんと自発的に「とんとんとんとん、あんぱんまん。」と
手遊びうたを始めているのにびっくりしました。それを見て一緒に「とんとんとんとん、、、」
と大合唱の子ども達。大好きな手遊びなのでしょう。微笑ましく、そして自分から好きなことをやってみる積極性に頼もしく思いました。
今日、保育士体験をしてくださるママ先生の姿に気付いた子ども達は、そわそわ、わくわく、嬉しそうでした。
あいにくの冷たい雨のため、室内で遊びましたが、コーナーを移るママ先生に付いてまわりながら、絵本を読んでもらったり、ボール遊びやままごとなど、優しいママ先生に甘えさせて
もらい、じっくり遊んでいました。雨降りの日に、室内ならではの遊びをしながらママ先生と過ごし、安心してゆったりできたようでした。
新しいものが大好きな子ども達は、各コーナーに先ほどと違うものが見えると、まっしぐらに移動し、新しい遊びを始めていました。つねにアンテナを張り巡らせているようです。
ままごとコーナーでは5人の子どもだけで、パーティーが始まっていました。お皿やコップをならべて、他のコーナーからもってきた、ピッチャーみたいな容器もあります。◎ちゃんと☆ちゃんが声を合わせて「食前感謝の言葉、、」と合掌をはじめると、他児も一緒に合掌をしていました。
毎日の遊びや習慣を、しっかり取り入れ、大人の関わらないところでも遊びに反映させ、表現している子ども達。大人の行動や発言に、責任をもたないといけないなと感じさせられました。
F.S

コンビカーの順番まち中
◆クリスマスに向けて・・ (きく)

まだたどたどしいハサミの持ち方で。。真剣!!
朝も午後も、おやつをさっと食べ終われば、自分の好きな玩具を一番に使える、遅く終わると使えないかもしれないと、わかっている子どもたち。特にそれを計算している●ちゃんは、先に終わった子が自分と同じものをねらっているとわかっていて、気が気ではありません。「ねえ!マント使わないでね。」と言ってみますが、相手は聞いてなさそう。やっぱりお気に入りのスカーフプリンセスセットを取られてしまいました。
どうしようかと、しばらく迷って立ち尽くしていた●ちゃん、泣いちゃうかな、どうかなと様子を見ていると、自分でなんとか気持ちを切り替え、白いワイシャツに注射や体温計をセットして、「歯医者さんになったのー。」と報告してくれました。「あら、いいね。じゃあ、しっかり患者さんを診てあげてくださいね。」と言うと、その後はお医者さんになりきって、患者さんの体温を測ったり、注射をしたりと忙しく働いていました。
子ども同士の集団の中では、思い通りにいかないことも多々ありますが、日々の中で、一生懸命学び、考え、対処している子どもたちに対し、そのお手伝い、少し手を差し伸べること(ほんの一言でもいいのかもしれません)をしていけたらと思いました。
クリスマスも近づいてきて、今日は帽子作りをしました。あらかじめ切ってある緑の紙に、まずはお絵かき。クリスマスの紙芝居やサンタさんの話をしたからか、「サンタさん、描いたの。」「クリスマスの誕生日!」(紙芝居の中で、イエス様の誕生日という話もしたので・・)、とイメージを持って描いている子もいました。
次は、はさみで切りこみを入れていきます。しるしの黒い線の上を、ゆっくりじっくり切っていく子、ザクザクとあまり線は気にせずにペース良く切っていく子など、性格が出て面白いです。今日はここまでと思っていたのですが、始めの説明で、キラキラのテープも貼ると言ったことを、ちゃんと覚えていた△くんが、「キラキラつける」と言ったので、テープも貼ってみることにしました。
保育士と一緒にテープを希望の長さに切り、描いた絵の上に貼っていきます。長めのテープは、少し貼るのが難しくて、くしゃくしゃになってしまったりもしましたが、並べて貼ったり、重ねて貼ったり、それぞれ自分の好きなように飾り、出来上がりを見て満足げです。クリスマスツリーをイメージした帽子になる予定。クリスマス会にもかぶって参加できたらと思っています。(T.M)

キラキラテープ貼りにも挑戦♪

あちらこちらで診察中。。
◆何が出来るかな・・・(たんぽぽ)

クレパスで描いて、ハサミで切って、キラキラシールを貼って・・・何になるかな
朝の集まりで読もうかなと『あかずきん』の絵本を手に持つ保育士を見て◎くん。「チラッと見えてるよ」裏表紙に描いてあるオオカミを見つけて嬉しそうに教えてくれました。
オオカミの登場に「きゃ~」っと歓声があがっても、話が始まるとまた静かになります。
紙芝居や絵本を見る習慣があるからか、話の聴き方が上手になりました。
昨日のクレパスで描いた緑色の半円・・・何になるかな?とクルクルと形を変えてみました。
クリスマスツリーです。
本物と並べると「うちにもあるよ」「大きいんだよ」と教えてくれます。
今日は昨日の緑色の紙にハサミで切り込みを入れました。細かく切り込みを入れる児、ザクザクとどんどん切っていく児。「ハサミやりたい」と順番待ちができるほどでした。
次の工程は、キラキラシール貼り。素敵なツリーになるように、飾り付けです。
『クレパスでお絵かき』『ハサミ』『シール貼り』
日頃、室内で楽しんで上達していることすべてを取り入れたクリスマスの三角帽子。クリスマス会当日にかぶる予定です。出来上がりが楽しみです。(M.C)

「やりたい」と順番を待ち、やっと私の番。丁寧に切っていました

ごっこ遊び。それぞれが好きな役になりきっています。
◆ちゃんと気付いてあげたい(うみグループ)

今日は保育士体験のお母様がいらしてくださいました。早速、朝の集まりをやって頂きました。
ピアノではジングルベルと慌てん坊のサンタクロース、キラリキラリを演奏し子ども達は大熱狂です。ブランクを感じさせない演奏力に頭が上がりません。
その後の紙芝居はマッチ売りの少女を読んで頂きました。明るい展開から一気にしんとする展開となりお母様も思わず笑っておりました。
誕生児もお祝いし朝から楽しいスタートを切った子ども達ですが、口々に言っていたのが「年長さんいないね」でした。
年長児は朝の早い時間に満員電車に乗りながら荻窪まで保育まつりというイベントに参加しました。最後の方に詳細を入れております。是非ご覧ください。
朝の集まりでは今日の天気や遊びの紹介をし、目的を持って活動に参加していきました。
室内遊びとなった為、運動遊びや集団活動を取り入れようかと準備をしていましたが保育士体験のお母様と年長児が不在という事もあり普段遊ぶ事の無い遊び場やメンバーでの交流が密に取れていました。こちらからアクションを起こさずとも自分達で環境に働きかけている姿に安心と成長を感じます。
それでも室内では普段やる事のないミニ活動を設定すると数人の子ども達がその活動に興味を示し取り組もうとする様子が伺えました。
常々記載していますが、どうしようかな…、見てようかな、やってみようかなと思慮深い子ども達もいる事、誘われたらやるけど誘われなかったらやらない子ども達、後でやる子どもと今だったらやる子ども…etc。
その子に合った関わりが必要な事とその関わりまでして活動に意識を向けてもらうその活動の学びを大切にしていく事を活動を通して保育者も日々、考察しています。
何もないところから構築する事が得意な子どもやある程度出来上がったものから更に発展させられる力のある子どもなど、インスピレーションこそ人それぞれです。
その子ども達が今楽しめる部分はどこなのか発達に合った活動を忘れない様にしたいと思います。
グランメゾン東京はもも組の男の子の住処となり山賊の家の様になっていました。
美容室ではもも組の女の子が先日、年長児に使い方のレクチャーを受けておりました。それもあり美容室のグッズを大切に綺麗に使っていました。
どちらも片付けは必須ですが、山賊の家の様になってしまったグランメゾン東京…そんなもも組の男の子達に年長児の姿を伝えると「そうだね。綺麗にしたほうがいいよね。僕並べるよ。」と前向きに片付けを行なっている子どもがおりました。ただ片付けるのではなく、誰かの事を思って…人の為を思って…が皆が使いやすくする為になり思いやりにつながっているのではないかと感じます。
それも成長と発達です。
ロフトの下では恐竜の街作りが展開されております。一見、見方によっては散らかって見えるかもしれませんがインスピレーションを得た子ども達のARTな作品です。
最初は小さな隅の方で展開されていた活動でしたが最終的に埋めつくすほどの作品の大きさ活動の広がりとなりむしろスペースが足りない事が分かります。
これからどの様に展開されるのか楽しみでもあります。
もも組の女の子同士が、独り占めした、独り占めしていないという言い合いをしていました。収拾がつかないと判断して今回は途中から保育者が仲介に入りました。
それぞれの思いを聞いた後、今度はどうしていきたいかを聞いてみました。
すると、「ちゃんと気付いてあげたい。」と言ったのです。
相手の思いや考えに気付いてあげたい。
4歳児に人間の大切な部分を教えられた33歳児の様でした。
以下〜保育まつりの内容です。
あいにくの小雨の中、年長児は電車に乗って杉並公会堂へ行きました。
事前に、電車に乗るとき、鑑賞するときなどの約束事を子どもたちと一緒に確認をして出発しました。「降りる人が先だよ」「静かにするんだよ」と子どもたちで声を掛け合う姿もが見られました。会場に着くと、「あ、ここピエロ出てくるところだ」と前回のファミリーコンサートで来たことを思い出した児もおりました。今回の保育まつりは、影絵鑑賞でした。
はじめに、手影絵あそびがありました。キツネ、トリ、ネコ、カニなど手を使って色んな形に変身していくのを見て「すごい」と子どもたちも一緒にやりながら興味を示していました。
手影絵の後は、『花さき山』と『つのぶえのうた』の影絵を見ました。『つのぶえのうた』ではチューリップ、あめふりくまのこ、たなばたさま、どんぐりころころ、やきいもグーチーパーなど聞き馴染みのある曲が流れてきて、子どもたちも一緒に口ずさみながら楽しそうに鑑賞していました。帰りは雨もやみ、「給食ミートソース?」「お腹すいた~」と緊張も解けたようでしたが、全員無事に園に戻ってきました。どんな保育まつりだったか是非お子さんに聞いてみてください。朝早い集合にご協力ありがとうございました。(O.Y)
k★y

キラリキラり。

◆クレパスを、にじませてみると‥ (にじグループ)

冷たい雨が降る寒い一日となりました。
音楽を流し、ダンスをして冷たく冷えた身体を温めていきました。
ひまわり組は、保育まつりに行き、ゆり、もも組は保育室で過ごしました。
朝、子ども達に「こすり絵」という技法を実際にやってみせた所、「やってみたい」と興味を持って集まった児がランチルームに集まっていました。
こちらで用意したのは、ハート、★、りぼん、クリスマスツリーetc、をかたどった紙を、自分でペンでなぞって、作られる児は作ってもらい、ハサミで切ってもらいました。
描いたり、切ったりと難しい箇所は、一緒に行いました。
かたどった型の周りの淵を、クレパスで縁取ったものを、紙の上に置き、縁取ったクレパスを指の腹で、引き延ばし、縁取った紙を外すとハートの形が綺麗に浮き出てくるのです。
でき上がったものを見るときの、喜びの表情は一瞬でパッと明るくなり、形を変えて作る児がほとんどでした。
保育者が提案した以外の方法で、カラフルに何色も色を変えて塗っている◎ちゃん。
新たなやり方で、こちらも参考になり、他の児も真似ていた姿が見られました。
指の腹でクレパスをなぞると、形ができ上がると言うのは、発見だったようです。
そして色々な所から、「できた」という声が聞こえてきました。
※年長児の保育まつりの様子は、うみグループのブログをご覧ください。
S・A


◆雨の日 (そらグループ)

今日は年長児が保育まつりの為、朝から出かけしてしまったので、そらの部屋にはもも組とゆり組だけになりました。
朝の会の定番の「今日は何月何日ですか?」という質問をもも・ゆり組に投げかけてみましたが、中々手が挙がらず、普段の朝の会でいかにひまわり組が手を挙げて答えてくれていたのを改めて感じる時間になりました。
雨が降り続いていたため、園庭に出ることはできませんでいたが、フリースペースの所では劇遊びが始まりました。今日の演目は、七匹の子ヤギ、三匹の子ブタ、赤ずきん、おおきなかぶです。「やりたい」と言っていた子ども達同士でどの役をやるか自然と決まり、どんどん演じていきます。その役になりきって声色や言い方を変えたりしている児もいました。
演じる事が大好きなそらグループの子ども達。年長児も加わるとさらに素敵な劇遊びなること間違いなしです。
●君はこの頃星座に興味を持って、星座の本を見ては必ず画用紙に星座を書き写し、画用紙の色が見えなくなりそうな程、一杯描きます。その夢中さは大人が驚く程です。
保育士が「こんな風に星座を表現してみるのはどうかな?」と型抜きの星を貼って星座を表現しました。
星座の本を参考に「まずはオリオン座」「次にわし座」「あと、はくちょう座も描こう」と描いていきます。星があるところには星を貼り、星座の完成です。「いいねー」と星座がひとつ完成すると気合いが入り、また本を見ながら今度は惑星を書き始めます。「先生、冥王星って何?知らない」「昔は惑星の一つになっていたんだよ。」「でも確か冥王星にはガスばかりで惑星とは言えないからはずれちゃったって聞いたよ」「そうなんだー。人がいないから?」「そうかもしれないね。ガスばかりだと人が生きるために必要な酸素っていうのが出ないかもしれないから惑星じゃなくなったのかもしれないね」「そっかぁー。」と本を見て疑問が沢山出てきて、保育士とのディスカッションも楽しみました。
そんな話をしながらも、気がつくと画用紙は沢山の星座や惑星でいっぱいです。沢山描いてこれからどんどん夜空が広がっていくのが楽しみです。大人も覚えていない、知らない星座がどんどん描かれていき、大人も子どもと共に楽しみ、新たな発見があります。知らないことを知る喜びをこれからも一緒に経験していきたいと思いました。
※年長児の保育まつりの様子は、うみグループのブログをご覧ください。
(K.H)

Posted in 園のこだわり