木のいのち
2019年11月25日 月曜日
今日は園庭に植えられている樹木の管理でお世話になっている環緑(会社名)さんに来ていただき、手入れの打ち合わせをさせていただきました。今年も春に歩道側の木と藤の木を整えていただいてきました。藤の木を整えたら滑り台の上の屋根にあるキツネの絵が見えました。
この園庭には菩提樹、山桃、樫の木、銀杏などの大きな木があり、夏は木陰を作ってくれていました。少し小さいのがモミジ、サクラ、ウメ、ビワ、シラカシがあり、他にも緑の葉をつけた木々が園庭を豊かにしてくれています。
山桃の木は植えた時から比べると倍以上成長しています。それも切ったところから新たに枝が伸びていました。N職人さんは『木は常に伸びようとしているんだ。だから切った所から新たに芽が出て上に向かって伸びていくんだよ。それも数本、わっと出るんだ。』と木の生きようとする力を教えてくれました。『だから庭に植えた木は、一度手を入れたらそのままにしておくと、バサッとなってしまうんだ。だから手を入れていかないといけないんだなぁ。』と手入れの必要性を話してくれました。N職人さんの木を見ながら話す眼には、いのちを持っているものに対する温かさがありました。
木の特徴や性質を知っているから、木を剪定する時季、剪定する箇所や量が分かります。木の特徴や性質を知って手を入れていくことで、園庭の一本一本の木がよりよく成長していくことを教えてもらいました。
山桃の木も銀杏の木も1㎝もない小さな種から成長していきます。その種の中に大きな木になる元がすべて入っています。その時その時、環境に応じて力いっぱい生きてきました。子どもたちも環境に応じて精一杯生きています。
園長 田中基之
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