研修会に参加して
2019年11月19日 火曜日
先日、「保育環境研究所ギビングツリー」主催の「見守る保育研修会」に参加させていただきました。
研修内容は、見守る保育を提唱する、新宿せいが保育園の園長「藤森」先生の講演と、発達心理学・発達化学の分野を研究されている武蔵野大学教育学部子ども発達学科・講師による講義。グループ討議などです。
講義の中で「向社会行動」と「内発的動機づけ」という言葉が出てきました。
向社会的行動とは、外的な報酬を期待することなく、他者を助け、役立とうとする行動です。
内発的動機づけは、報酬を得たいという外側からの動機づけではなく、「やろう」と、自分の内部から起こる動機をいいます。
とても興味深かったのは、外的報酬が向社会行動の動機を下げるという研究結果です。
例えば、子どもが手助けをしたあと、お礼としてオモチャをあげると、その後の助けるという行動が減るということです。また、過剰に褒めるという関わりも同様と教えていただきました。
相手が子どもだからという見方ではなく、「人と人」という自然な関わりの大切さや子どもの権利条約を振り返ることのできる、とても貴重な時間となりました。
他にも、たくさんの事を学ばせていただきましたが、今回、教えていただいたこと…「初心」を常に心に留め、子どもたちの成長を温かく見守っていきたいと思います。
保育副主任
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