さりげない優しさ
2019年11月29日 金曜日
休息の時間、ある幼児グループで9人の子どもたちが午睡はせず、静かに遊んで過ごしていました。その中の年長女児二人が喧嘩を始め、二人とも泣いていました。そこには別の女児がおり、二人の言い分を聞いていました。そこへまた別の女児がコップに水を入れ持ってきてくれました。
また、少し離れたところで遊んでいた男児たちが、喧嘩をしている二人の近くに来ました。男児たちは仲裁するわけでもなくそばで遊び始めましたが、なんとなく心配で喧嘩の成り行きを見守っているようです。なかなか二人の喧嘩は収まりませんでしたが友だちの思いを感じ取り、優しさと思いやりを深めている子どもたちを見て、素敵に成長していると心から感動しました。
いつも心配してくれる仲間、支えてくれる仲間がそばにいてくれることは、これから生きていくうえでも大切で、安心にも自信にもつながっていくと思います。これからもこんな素敵な仲間をたくさんつくって欲しいと思いながら、この喧嘩は子どもたちに任せてみました。
お互いに言い分はあるため、折り合いをつけるのは難しく時間はかかりましたが、それでも周りの友達のおかげで、二人はいつもの仲良しになっていました。
保育主任
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