環境見直しの成果
2019年11月22日 金曜日
育子園では、『職種に関係なく、みんなでみんなを見守っていく』という職員の実践があります。保育園には、保育や給食、事務、用務など様々な役割がありますが、その違いを超え、また、クラスやグループ同士の壁も作らず、すべての子ども達により良く関わっていくことを大切にしています。それによって、職員ひとりひとりが責任感をもって子どもの良いお手本になっていくことができます。
今年度、0,1歳児クラスの空間環境と人的環境の見直しをしました。0歳児・1歳児の担任を分けず、みんなで42人の子どもたちの発達を共有し、多面的に関わりながら『大人って信用していいんだ』『不安な時にはちゃんと守ってくれるんだ』という愛着関係、安心感を育んでいます。また、空間も広くとることで、子どもたちが自ら自発的に環境に働きかける力をより多く引き出すことができているように感じます。
変化していくときはとても大きなエネルギーが必要で、現0.1歳児の担任は、子ども中心に考えながら日々本当に努力を重ねてくれています。担任の一人が、この環境を振り返り『0歳児と1歳児を両方見ることで、マンネリでなくなったためか余裕が生まれました。以前は、子どものペースを待てない自分でしたが、今は子どもの自分でやりたいという気持ちを受け止め、待つこともでき、無理をせず自然なやり取りができています。』と前向きに話してくれました。
まだまだ課題はあるかもしれませんが、子どもたちと保育者たちがそれぞれの役割を果たしながら自分らしく生き生きと過ごせる環境づくりのため、これからも変化し続けていきたいと思います。
保育主任
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