絵本
2019年11月11日 月曜日
先日、映画『じんじん』を見ることができました。友人から「いい映画だから薦めるよ」と言っていただいていました。中々時間が取れず見る機会がないままでいました。2日土曜日、午前中に業務のまとめを終えたところに友人が近くまで来たので寄ってくれたのでした。そして今日の午後に『じんじん』がセレニティーホールで上映されるのであらためて見ることを薦めてくれました。
映画は「絵本の里」北海道剣淵町を舞台に人の優しさと親子の絆を描く内容でした。
タイトルの『じんじん』は「感動が脈打つように心身にしみいる様のこと」と説明されています。
主人公の父とその娘をつなぐ創作絵本、期待を裏切らない展開となっていました。父が作った絵本にはやさしさ、わが子に対する思いが込められていました。
ふだん、娘や息子にあれこれと文句ばかりいっている自分に問いかけることができました。
もう一つ、心にのこったのが、大人が絵本を子どもたちに読んでいる姿でした。まちの働くおじさん、おばさんが絵本を読んでいる姿でした。温かいまなざしで子どもにゆっくりと読んでいる姿がとても明るく、生き生きとえがかれていました。絵本というと子どもに対する影響や必要性が語られていますが、本当は大人にとってこそ必要なのではないかと思えてきました。大人が自然体で優しくなれる、素直になれる力を持っているのです。私自身、絵本を子どもに読むときは優しい心になっています。また、子どものときに読んでもらったころのことが思い出されたり、話の中に新たな発見があったりします。
今、新たな気持ちで絵本を手にとって読んでいます。
園長 田中基之
Posted in 三感ブログ