◆11月8日(金)の子どもたち
2019年11月08日 金曜日
◆心のゆとり(つぼみ)

行きの道中。目の前の景色に夢中です。
本五ふれあい公園に到着すると、嬉しそうに散歩カーを降りた子ども達でしたが始めは散歩カーの近くを行ったり来たりとなんとなくみんなで集まっている様子が印象的でした。
地面に座って芝生の中にある小さなつぶつぶを集めようと試み、保育士が「ほら、いっぱい集まったよ」と手の平に乗ったつぶつぶを見せるとみんなの手が一斉に伸びてきてつぶつぶを一生懸命手にしようと頑張っていました。つぶつぶを手に入れると『あー!』と満足気に見つめ、そこから彼らのつぶつぶ集めが本格的に開始。自分の靴に掛けてみたり手の中にギュッと握っていたりと上手に集められるようになったその横を保育士と手を繋いで通る〇ちゃんと△ちゃんは「ばいばーい」とこちらに笑みを浮かべながらゆっくりと遠くまで歩いて行きました。
一箇所に集まっていた子ども達が段々と散らばり始めたのは遊び出してから少し時間が経った辺りからで気がつくと広場を見渡さないと子ども達を見つけられない程、子どもたちは堂々と行動を起こし始めていました。
他園のお姉さん達(2歳児クラス)の楽しそうな声に引き寄せられ、遊びに混ざる◇くん。「こんにちは」と声を掛けてもらい嬉しくなった◇くんはギューっと抱きついていったりと触れ合いを楽しみ、☆くんと◎くんは保育士から離れたずっとずっと向こうへ二人で走って行き、こちらから「おーい」と手を振ると嬉しそうに笑って更に奥へ。□くんは公園の管理の方のお仕事の様子が気になって付き添いを始めたりと自分の楽しみをしっかりみつけていた姿が沢山見られました。
友だちがいるから、保育士が見えるからという安心感の中で心にゆとりを持った子どもたちは本当に生き生きとした表情と姿を見せてくれていました。今日はよく走ってよく探求して楽しい事を沢山見つけられたようです。
おひさまもぽかぽかで散歩日和にはもってこいの一日でした。
K・E

靴下を脱いでしまった●くんの靴下を履かしてあげようと頑張る▽ちゃんの後ろに、つぶつぶを見つけた■くんの後ろに、線の上を歩く★ちゃん。

みんなでげんこつ山のたぬきさんをやっています。
◆おーい、ダンゴ虫!!(ふじ)

葉っぱの下に隠れているかも。
園庭に出た子ども達が園庭の倉庫の裏で見つけたのが、なんとナメクジ。
シャベルで捕まえて、バケツに入れて大事に持ち歩いていた子ども達。
次なるターゲットは、ダンゴ虫に定めたようで、「おーい、ダンゴ虫!!」を掛け声に、園庭中を探し始めました。
夏に幼児組の子ども達がプランターの下などを探していたことを伝えると、やっぱり「おーい、ダンゴ虫!!」と掛け声にプランターの所に集まり、プランターを持ち上げてとアピール。
保育士が持ち上げると、下を一生懸命覗き込み、「いないね。」と残念そうな声があがる中、〇ちゃんの「あっちにいるよ」の声にみんなの気持ちも上がって、また掛け声をあげながら、園庭の端から端までを探して回りましたが、どうしても見つかりません。
中には、築山の下のトンネルやコンビネーションの下などまで丹念に探して回る子もいたほど、子ども達は真剣です。
その様子を見ていた、年長児が「ダンゴ虫はここにいたよ!」と以前に見つけた場所に加え、「土、掘ってみるといるかも」と探し方のコツまで教えてくれ、しばらく一緒に探してくれました。
それでもやっぱり見つからず、年長児が一言。「もう、秋だからね・・・」
その言葉に、子ども達は理解できずにいると、「寒いから、どっかにかくれてるよ。」と、優しく教えてくれました。
それを聞いて、あきらめがついたのか、次々に違う遊びに移っていった子ども達。
暖かくなったら、改めてダンゴ虫を見つけられるといいですね。
そして、見つからないとわかっていて、付き合ってくれた年長児の優しさが、とても心が温かくなる一場面でした。(E.Y)

ここに掘ってみたら??

トンネルの中にいるかな??
◆本5ふれあい公園に行きました。(きく)

「よーい、どん」「誰、捕まえる」「〇〇ちゃんを捕まえろう」いっぱい走ってきました。
本5ふれあい公園までお散歩に行ってきました。みんなで歩いて公園まで行くのも上手になり、お友だちや保育士と手を繋いでおしゃべりしながら楽しく行きました。
公園では、「○○ちゃんを捕まえろ」と言って追いかけっこをしました。「次は、誰にしようか」と言うとみんな自分のことを追いかけてもらいたくって「次は、◎◎ちゃん」と自分のことをリクエスト、逃げるのも追いかけるのも速い速い、広いところで走り回りました。
大好きなかくれんぼもやりました。木の後ろに隠れたかと思うとすぐに走りだします。広いところを見るとジッとしていられず飛び出してしまうので、丸見えの状態で「みつけた」です。それでも、「みつけた」と言ってもらえるのが嬉しくて、また走り出します。本当に止まっていられないようです。
落ち葉も拾ってきました。黄色く色づいた落ち葉を拾って束ねて見せてくれたり、木の枝に落ち葉をさして「魚釣れたよ」と見せてくれたり、落ち葉で楽しむことも上手になりました。
帰りも元気に戻ってきました。バスを見たり、犬に会ったりと帰りも楽しいことばかり、着いた途端に疲れが出て眠そうな子もいました。
でも、お散歩カーを使わずに公園まで行き帰り歩いて、公園で走り回って動きっぱなしでしたが、体力が付きました。給食中寝てしまう子が居た4月を思うと眠くてもご飯はモリモリ食べてから午睡に入れるようになりました。体力がついてくるとまた楽しいことが出来そうです。それもまた楽しみです。 M.K

石の上にも登れるよ。石を渡って行く事も出来るよ。

黄色い葉っぱ、見つけた。
◆子ども達の「今」を感じる(たんぽぽ)

行き先は、変わりましたが…赤い葉っぱを見つけたよ。
昨日の夕方に〇くんと大きな絵本をみんなで見ようと約束をしていました。
朝、登園してきてそのことを覚えていたようで「先生、大きい絵本借りに行くんでしょ」と言ってきました。
その記憶力に驚かされます。
たくさんある中でどれにしようか考える〇くん。じっと考え、見つけた絵本は、「はじめてのおつかい」という絵本でした。
長いお話だという事を伝えましたが「みんなと見たいんだ」と嬉しそうに抱えて保育室に戻って行きました。
その大型の絵本は、朝の集まりに読みました。
見た事がないから新鮮なようで〇くんだけでなく他の子たちも興味津々で見てくれます。
にっことしたり、心配そうにしたりとその場面ごとに表情を変える子たちもおり、長いおはなしも楽しんでいるようでした。
〇くんのおかげで楽しい読書タイムとなりました。
その後は、天気が良かったので散歩に出かけることを知らせ、歩く時にどうしたら楽しく散歩に行けるかを子ども達と話してみました。
「友達や先生とつないだ手を離すのはいい?」「いけない」と言ってくれたので再び、聞いてみると「危ない」と言ってくれました。
また、「車(車道)の方に歩いて行ったらどうなってしまう?」と聞くと「危ない」「けがして血出ちゃう。」など日頃聞いている言葉を言ってくれていることが伝わってきます。
確認する中で、みんなの認識度があるという事が伝わってきます。
このやり取りをしてから、「たくさん歩いてお散歩に行こう」と張り切ってみんなで園外に出たところから張り切る気持ちの雲行きが変わってきました。
前に向かって歩くだけでなく探索をしたい子や立ち止まりたい子と目的地に向かうだけでなく「今」を楽しみたい子が出てきました。
その姿から、予定を変更し育子園周辺を散歩することにしました。
落ちているものへ関心がある子に自動販売機が気になる子、歩きながら歌を歌いたい子、と様々な姿を見せてくれます。
こんな姿から「紅葉した木や葉っぱさがし」の提案をしてみたところ…。
感心があった〇くんと△ちゃんが探してくれました。
「赤い葉っぱないね」「黄色は?」など会話が出てきました。
道すがらには、みつからないものの園庭に落ちていた黄色はや紅葉し始めた木々を指差し教えてくれます。
目的地を立てなくても短い時間になった散歩も今日は、みんな満足してくれたようです。
その後は、園庭にて遊びました。
引き続き、探索を楽しむ子、砂場で遊ぶ子、太鼓橋やクライミングをする子とやりたい事を選び楽しんでいました。
すると…クライミングをしていた◇ちゃんが「ねえこっち来てよ」と保育士に伝えてきました。
そこには、クライミングに一人で登れるようになった☆君が何とか登ろうと挑戦中でした。
「☆くんが困ってるの。こうやって。こうやって」と手や足の位置を教えてあげる◇ちゃん。
「自分がやるか見てて」だけでなく「友だちがやっているから助けてあげたいんだ」という気持ちが感じ取れる瞬間でした。
気持ちがほっこりさせてもらいました。
引き続き、子ども達の姿や気持ちに耳を傾けていきたいなと思えるひと時となりました。
(N.Y)

園庭に戻ってからも赤い葉っぱに黄色の葉っぱさがしに夢中です。

クライミングは、こうやってのぼるんだよ。見ててねと下からアドバイスしたり、やって見せたり様々なやり方で伝えてくれます。
◆来週は遠足です (うみグループ)

緑持って次!
今日は保育士体験のお母様がいらしてくださいました。どの子も自分のママやパパに保育士体験をして欲しいという思いがあります。それが叶った時は子ども達はとても嬉しいのではないかとも思います。叶わなくとも家族という絆の上での両者の話し合いで理解したり妥協したりという面もあります。子ども達は子ども達なりにそれを理解しており、発する言葉のチョイス、バリエーションなどまだ発展途上でもある為複雑な思いを事細かに的確な言い回しで言葉にする事は難しい事もあります。しかし、言葉にする事が出来ないその見えない家族の愛がそれをカバーしているのではないかとも感じます。
是非、保育士体験では我が子をベースにグループの子ども達との関わりを楽しんで頂けたらと思います。
保育士体験のお母様は、大きな模造紙に数人の子ども達が描くその姿を温かく見守り時には声をかけ、時には自らカエルの絵を描いて頂きました。とても素晴らしい絵でした。
かけっこも何本も何本も走って頂きました。
本当にありがとうございます。
子ども達がとても良い表情をしておりました。
ベランダでは遊動車、室内ではひっそり2名でパズル遊び。
今日も自分の好きな場所で、気の合うメンバーで遊びました。
来週は親子遠足です。来週一週間、子ども達と保護者の皆様の体調が絶好調である事を祈っております。
k★y
です。

泥団子を描く。

大人気。ライオンキングごっこ。
◆真っ赤だな (にじグループ)

秋には芸術の秋、読書の秋、食欲の秋があると、にじグループでは皆にお話しをしています。
秋になると、雲の形が(うろこ雲、いわし雲、サバ雲)と変わり、変化するので観察すると面白いです。公園の木や、山の葉っぱの色が変わり、紅葉していく事も伝えてみました。
にじグループにも紅葉した木を作ってみようと思い、絵の具を使って紅葉を表現してみました。
絵の具、紙、道具、を準備している間も、待っている児は、楽しそうに友だちと笑い合い、どんな楽しい事が始まるのかというようなワクワク、ドキドキしたような明るい表情で待っていてくれました。やっていくうちに、「黄色もやりたい」「赤もやりたい」と他の色も自発的に色付けを楽しんでいました。紅葉した作品が、三階廊下に貼らせて頂きました。
そして今日は○くんのママが保育士体験に来てくださいました。園庭では、至るところで「おにごっこ」「氷おに」がされていて、園庭中を元気に走り回る児で一杯で。ママ先生も一緒になって走って、目いっぱい遊んでくださいました。
鬼になりたくない◎くん。その状況になった時、「どうしたら良いかな」と周りの児に聞いてみると、「代わりにやってあげる」と手を挙げると、◎くんは「ありがとう」と言って交代してくれたお礼をしていました。汗いっぱい流し、よく遊んでいました。S・A


◆楽しい空想の世界 (そらグループ)

どんなお家が出来るかな?
今、そらグループではダンボールを使った制作が人気です。
以前のブログでお伝えしましたが、年長の〇くんがアイデアを練ってビー玉転がしを作ると、それを見た子たちが同じように作りだしました。
その後、年長児数人から「お家を作りたい」と、ドールハウス作りが昨日から始まりました。
「屋根裏部屋も作ろうよ」「ハンモックを作りたいけどどんな形だっけ?」
話し合ったり絵本で調べたりと試行錯誤しながら取り組む姿に、今後の展開が楽しみになります。またその過程をお伝えできればと思います。
今日は児童館公園に散歩に行きました。久しぶりの散歩に笑顔を見せます。
公園では氷鬼やサメ鬼ごっこと様々な鬼ごっこをして元気に走り回っていました。
サメ鬼ごっこをしながら滑り台を船に見立てたストーリーが展開したり、いつのまにかサメがオオカミに変身し、ベンチにある備え付けの柱を家に見立てた『3匹のこぶた』ごっこが始まったりと、子どもたちの想像力や空想する力が垣間見れました。
また、年長男児がヤモリを発見すると、「自然界のルールがあるから持って帰ったらかわいそうだよ」「いいんだよ」と議論が始まったり、「このヤモリがお母さんだったら、捕まえたら赤ちゃんが泣いちゃうよ」「じゃあ赤ちゃんも見つけて一緒に持って帰ってあげようよ。まだこのヤモリがお母さんと決まった訳じゃないけどね」といった会話が繰り広げられるなど、様々な生き物の飼育を通し、生き物に対する思いや向き合い方が深まってきたように感じます。その後の飼育の様子も大切に見守っていきたいと思います。
O・Y


Posted in 園のこだわり