◆11月7日(木)の子どもたち
2019年11月07日 木曜日
◆子ども同士の学び (つぼみ・ふわふわ)

今日は、園庭で遊びました。
子どもたちは、園庭に出るとトランポリンや砂場、ローラーすべり台など思い思いの遊びを楽しみます。
遊びのなか印象的だったのは、様々な場所でクラスを越えた異年齢の関わり合い、子ども同士の学びの空間が広がっていたことです。
ふわふわの〇〇ちゃんと、つぼみぐみの△△ちゃんが砂場にあるツリーハウスで、おままごとをしていました。
〇〇ちゃんが「いらっしゃいませー」と言うかのように「あっあー」と声を出すと、隣にいた△△ちゃんも同じように「あっあー!」と声を出し微笑んでいました。
二歳児クラスの〇〇くんの後を追う、つぼみぐみの◇◇くん。
〇〇くんが落ち葉を拾い始めると、◇◇くんも落ち葉を拾い始めました。しばらくすると〇〇くんから「はい、どーぞ」と落ち葉のおすそ分けがあり、目を輝かせる◇◇くんでした。
本当に子どもたちは、子ども同士の関わりや、様々なことに主体的に働きかけ成長していくのだなと温かい気持にさせられます。
これからも、子どもたちが異年齢、集団での生活のなかで様々な経験ができるよう温かく見守っていきたいと思います。
(T.N)


◆集団で(ふじーわくわく・きらきら)
今日はわくわく・きらきらチームで散歩に行くことにしました。本日の行先は大聖堂です。
(ふわふわチームはつぼみのブログをご覧ください。)
以前もお伝えしたように、道中で目についたものを指さして「あか~」や「バス~」と知っている言葉がたくさん出てくる楽しい散歩の時間になってきたなと感じます。
天気も良く久しぶりの大聖堂ということで、一階の蓮池広場に行きました。到着するとたくさんの蓮つぼの中を一つ一つ覗き、メダカがいるか確認。「あ、メダカいた!」「こっちはいないねえ~」など子どもたち同士が会話を楽しんでいる姿も見られました。
子どもたちの目線の高さにあったつぼから一転して、大きな蓮池にも気づき、つぼよりたくさんのメダカが泳ぐのがよく見えました。子どもたちも興味深々で「わーおさかなさんいたー!」と大興奮。光が当たってるところは良く見えやすくメダカがたくさんいるのが鮮明に見えていたのですが、影ができると見えにくくなったりで、しゃがんだり顔をもっと近づけたりしてじーっとみつめていました。でも子どもたちが近づくとメダカは反対側へ泳いでいってしまい「あれ?いないねー」と他に泳いでるのをみつけては近づき逃げられる。まるで追いかけっこをしているように見えました。
メダカブームが終わると、次はベンチ探し。「せーんせーあったよー!こっち〜」と手招きする方にはベンチがあり、座っては別なところへ移動。(さっきのメダカのようです)お喋りが上手な女の子たちはベンチに座ると「はぁ〜ちょっときゅうけい〜」と動き回る子たち(ほとんど男の子)を「がんばれ〜」となぜか応援。ですが、その姿が微笑ましくて元気をもらいました。
今日の子どもたちはどんどん遊びを見つけます。次はかくれんぼ。以前から『うずらちゃんのかくれんぼ』という絵本が大好きでよく見ていた子どもたち。室内遊びの中でも目を隠して「い〜ち、に〜い、さ〜ん、、、もういいかい。まあだだよ。もういいかい。もういいよ〜」と隠れる方はまだできないので「○○先生はどこだ〜?」と探したりしていたので、今日も探し役はお手のもの。1人の保育士が植え込みの影に隠れ、もう1人の保育士は子どもたちと一緒に探します。探すために広い広場をかけまわる子どもたちの表情も、見つけたときの喜んでいる子どもたちの表情はとても輝いていて、心から楽しんでいるんだなと思わせるほどでした。
ゆったり遊びたい子たちはドングリを探したり、それぞれ思い思いに遊んでいましたが、子どもたちから「あっちだよ」「せんせーおいでー」と手招きをしたり、一緒に遊べるようになり、短時間の中で思いっきり楽しんでいる姿にこちらも思いっきり楽しめました。子どもたちはもっと楽しめたのではないかと思うと、たくさんの場所へ行ってみたり、園ではなかなかできない遊びも思いっきりできる機会も大切にしていきたいなと思いました。
※PDFもご覧ください。
(K.E)


◆大きくなったね(きく)

色探し。「みどり、みつけたよー」
久しぶりにきく組、全員揃いました。全員集まると、いつもよりも一段と賑やかな朝を迎えたように感じます。
11月に入ったので、全員で身体測定を行いました。きく組になってから、何度目かの測定。「みんなお兄さん・お姉さんになったから脱いだ服を自分で畳めるかなぁ」と話すと、やる気満々の子ども達。早速「みてー」と畳んだ服を見せてくれた〇ちゃん。「あ、〇ちゃん上手に畳めたね」と声を掛けると、みんなも「パタン、パタン」とつぶやきながら畳んで見せてくれました。
準備万端です。椅子に座って、まるで待合室のような空間になりました。
一人ずつ順番に受けていきます。
「〇〇です」と名前が言えたり、終わった後「ありがとうございました」と言える子もいました。毎月の測定や、いろんな検診を受けてきた経験が、子どもたちに挨拶を身につけてきたのだと思います。「大きくなったよ」と一人一人声を掛けていくと、嬉しそうな笑顔を見せてくれます。また一つ子どもたちの成長を見ることが出来ました。
今日は暖かくなるという天気予報なので、早めに園庭へ行き、たっぷり遊んできました。
外に出ると、日差しが温かく感じます。上着を着て出た△ちゃんは「あついよー」と言って自分で上着を脱いでしまう程でした。寒い・暑いを感じて調節している△ちゃん、素晴らしいと思いました。
園庭へ出る前に、色当てクイズをしていました。「〇〇ちゃんの靴下の色は?」「□□くんの服の色は?」などといろんな色当てをしたのですが、園庭へ出ても子どもたちの中ではそれは続いていて、「せんせい、緑あったよ」と青々とした葉っぱを見せてくれました。「あ、黄色も」と黄色く色づいた葉っぱも見つけたり、「これは何色?」と質問があったり・・・。しばらく園庭中をいろんな色探しを楽しみました。
そして、自然に三匹の子ぶたごっこやかくれんぼも始まり、園庭遊びをたっぷりのびのびと堪能することが出来ました。
友だちとの関わりも深まり、誰かが泣いていると、そっと寄り添ったり、頭を撫でてあげるシーンを今日は何度も見かけました。
優しいきく組の子ども達。これからもっともっと深まっていけたらと思います。
I・Y

「よーいどん」負けると悔しくて、何度も走ってました

大きなカマキリを見せてもらいました。「ちょっとこわい・・・」
◆どうしたら、みんなで楽しく使えるか・・・(たんぽぽ)

トミカの使い方・・・どうしたらいいかな?みんな真剣に保育士の話に耳を傾けています
じっくりと遊び、ひとつひとつの玩具の使い方もだいぶ上手になってきたように感じます。そこで、春からしまってあった子どもたちが大好きなトミカを出してみることにしました。やっぱり人気です。
「これは〇〇の。これも・・・」と一人で何個も自分の腕の中に抱える児もいます。ずっと自分で持っていたくて、違う玩具遊び始めてもずっと握りしめたままの児もいます。友達が使っているものが欲しくて、追いかけたり取ってしまったり・・・あちらこちらでトラブル発生。泣き声がたくさん聞こえてきました。
だからといってまたしまうことはしたくありません。どうしたら、みんなで楽しく遊べるか?朝の集まりで話をしてみました。
どのくらい伝わったのかわかりませんが、ひとつひとつ丁寧に何度でも伝えていきたいと思っています。みんなが気持ちよく使えるようになったタイミングで、自分たちで自由につかえる場所にトミカ置き場を設定していきたいと思います。
今日は,頭囲・胸囲測定もしました。看護師めがけて自分から「やる~」と集まってきます。「おなまえは?」と聞かれ、はっきりと言える児もたくさんいました。
こわい・やらないと嫌がることもなく、みんなしっかりと測定が出来ました。(M.C)

トミカを巡って・・・「これ、△ちゃんがつかってた」必死に訴えるものの、使いたい☆君も譲らず、絶対に手を離しません。結局諦めた☆君にあとから「どうぞ」と渡しに行く△くんの姿がありました

自分の名前をしっかりと伝え、測定しました。
◆1scene (うみグループ)

天気の良い秋晴れの今朝はうみグループらしい始まりとなりました。
保育者が部屋に新しい仲間を連れてきたので、子ども達はそこに群がり新しい仲間を囲みながらあぁでもないこうでもないと、あれに似てるこれに似てると言い笑顔でじっと見つめ、登園する子ども達皆に新しい仲間を紹介していました。その後、新しい仲間を園庭に連れ出してくれた子ども達です。
この時点で「虫」だなと感じた方は正にうみグループの子ども達の「今」を共有されてるのではないかと感じます。
新しい仲間こと「カマキリ」です。
「何か顔擦ってるよ」
「手がギザギザしてる」
「羽あるの?」
「何カマキリかな?」
「はなびろかな?」
「オオカマキリじゃない?」
「図鑑持ってこよう」
「調べよう」
「本あるよ」
「はなびろかまきりだね」
「枝入れてあげよう」
「一応、石入れてみた」
子ども達はカマキリの住処をすぐに作ってくれました。この虫かごが良いんじゃないか?これが必要じゃないか?と試行錯誤し共有しながら準備に取り掛かります。すぐさま取り掛かったのは虫かごを洗うことです。
とても驚きました。
その理由が綺麗な場所に入れてあげたいという思いです。
思いやりがしっかりと子ども達に芽生えていました。
しかし、そこでちょっとしたいざこざも起きます。
俺がやる、僕がやる、このカマキリは誰のなの?●君の?違うでしょ?…etc。
子ども達同士でヒートアップしていましたが、折り合いをつけている姿に頼もしさを感じました。
また、すぐさま図鑑を開きカマキリのページを出せる男の子とカマキリが載っている絵本を取り出せる男の子に感心しました。
園庭では図鑑通り枝や木を入れておりましたが、草や葉っぱも入れていました。
「一応入れておいた。隠れる場所必要だからね」と言い観察している●君がいます。
餌探しもしましたが中々見つかりません。
「バッタとか蝶々だよ」と教えてくれました。コオロギも食べるんじゃない?と言うと「そうかもね」と言い一緒に捜索します。
やはり中々見つかりません。
空中菜園に行ってみようと声をかけると、「いた」とモンキチョウを見つけました。
普段は目もくれない蝶の姿を今日は針で刺すような眼差しで睨みつけ捕まえようとします。以前、観察の為に捕まえようとした子どもの姿とは気迫が違います。鬼気迫るような動きと表情に合わせ、数人で指示を出し合います。役割分担や協力する力そのものが見られました。
残念ながら捕まえることは出来ません。
他の場所では石を動かしてミミズを見つけました。
子ども達が言います。
「これは食べないよ」
「食べるよ」
「食べないって言ってたもん」
「え、でも食べるよ」
「だから、食べないって」
「…」
じゃあ、食べるかもしれないに賭けてみようか?と伝えると「やってみよう」とやる気に満ち溢れていました。
勿論、カマキリは全く見向きもしません。
とうとう、子ども達は痺れを切らし虫かごからカマキリを取り出し、目の前にミミズを並べるお膳立てまでしましたが全く食べませんでした。「ほらね、やっぱり食べないじゃん。」
「ハサミムシとかアブも食べるんだって」と●君が言います。
そこに図鑑を持って来た男の子が、「これ見て」と言い石の下にハサミムシがいるページを開いて見せに来ました。
石の裏の土を剥いでいた●さんに教えにいき今度は土の中を掘り出します。
「それ早く言ってよ〜」
CMの様なコメントでした。
一方で、コオロギやバッタ探しの最中に蜘蛛を見つけました。
「蜘蛛いた」
「でもダメだよ。」
「毒あるから」
話を聞いてみると、図鑑に「蜘蛛は餌に適さない〜毒で痙攣したり、蜘蛛の糸で巻かれる」と記されている事を教えてくれました。
「カマキリは俺が面倒見るから」と男気発言をする昆虫博士がいます。
「ハナビル持ってくね〜」
カマキリの名前は「ハナビル」に決まったようです。
年長児を中心に飼育や観察が広がっています。どうしても目立つ活動は年長児が主体である場面が印象的ですが、生活面でもそれが見られます。
場面)
もも組の●さんがスープをこぼしました。
もも組の★君が保育者に伝えに来ました。
その場にいたゆり組の★君が処理に入ります。
それに気づいたひまわり組の●さんがフォローに入ります。
もも組の●さんは、しかめっ面で立ち、その二人の姿をじっと見つめています。
もも組の★さんはその後ろから真剣な眼差しでその二人の姿をじっと見つめています。
保育者は遠くからそれを見て感じました。
ゆり組★さんの率先して助けてあげる姿、ひまわり組●さんのフォローの力加減と必要か必要でないか少し見守って行動した見る力、もも組の★さんの助けを呼ぶ優しさと年上の二人の行動を一部始終目に焼き付けていた学び、もも組の●さんの振り絞って出たありがとうの一言。
年長児が主になるはずであるとうみグループの生活を見て強く感じた1シーンでした。それと同時にもも組、ゆり組の子ども達の今後が楽しみで仕方がない1シーンでした。
k★y

先頭変わって…。
◆情報交換 (にじグループ)
今日は聖堂の波羅蜜橋と蓮池へ散歩に行きました。
昨日、保育士がした生き物の話から、「お散歩に行って、○○を探したい」と楽しみに登園していた児もいました。
年長児の英語教室があった為、一足先に年少、年中児が手を繋いで出発しました。
園をでてすぐの通りにはどんぐりが沢山落ちており、道中で一歩一歩ゆっくり進みながらどんぐり拾いをしていると、すぐに年長児が追いついてきました。
「カエルみつけられるかな?」「カエル道はここじゃないでしょー」と生き物の話や「どんぐり帽子がついてるどんぐり見つけられるかな?」「見つけたら、その袋にいれてあげるね」と会話を楽しみながら聖堂へ到着。
保育士と全力で氷鬼を楽しんだり、昆虫の住処をみつけて友達に知らせに行って一緒に観察したり、していました。
その中で、道中にあったどんぐりが見つからず、一生懸命探している児がいたので、蓮池の方へと移動しました。
蓮池にはメダカが沢山いて、どんぐりも坂を下る途中にみつけることができて、友達が集めている袋にいれてくれている児もいました。
子ども達の表情も更に明るく笑顔が輝いていました。
池を友達と一生懸命覗き込み、「こっちにいっぱいるよ、みてごらん」「こっちのは白くて、こっちのはちょっと黒っぽーい」と子ども同士で自分の発見を友達に伝えあったり、友達の興味に合わせて、一緒に探してあげていたり、が生き物や自然を通して情報交換が沢山行われていました。
紅葉はこれからが綺麗な時期となってくるので、自然に触れ合いながら友達との関わりを大切にしていきたいなと思いました。(B・K)

◆気持ち (そらグループ)

鬼決め
今日は久しぶりに年長児は英語教室があり、ホールへ向かうと「はろー」とご挨拶をして始まります。英語の曲が鳴り出すと身体全体を使って歌ったり、踊ったりして楽しみます。最後はハロウィンの塗りえをもらい、それぞれの感性で塗っていくと、個性豊かなジャックオランタンが出来ました。塗りえの紙にはいつも自分たちの名前を書きますが、英語教室という事を意識してか自分たちの名札を見ながら英語で書いてみたりする姿がありました。
園庭に出るとすぐに「氷鬼しようぜ」と鬼決めが始まりました。鬼に決まったのは〇ちゃんと△ちゃん。ですが、〇ちゃんは「鬼やりたくない。やっぱり氷鬼しない」と言ってぬけてしまいました。そこは長年一緒に過ごしてきた子ども達。「じゃあ誰か鬼やってくれない?」とやる児たちに提案し決まったのは□ちゃん。決まったところで氷鬼がスタートしました。ファミスポのリレーの練習の甲斐があったようで、なかなか追いかける児と追われる児の距離が詰めません。どちらかの体力が尽きはじめた時に「バリア」「ちょっと休憩」といった魔法の言葉が飛び出てきます。体力の限界もそろそろのようです。
コンビネーションの所に行くとジャンプ台からもも組の★ちゃんが背を向けて棒につかまってジャンプしようとしているところでした。後ろにはゆり組の●くんともも組の◆くんと☆ちゃんと◎ちゃんがいます。「こうやってジャンプするんだよ」と★ちゃんは見本を見せているようです。
それに続いて◆くんが同じようにジャンプし、☆ちゃんの番になると下や周りが見えない事もあり「怖い」と言って中々降りられません。それを見て●くんが下に降り、どうするのかを見守っていると、マットの上にのって「こっちだよ。おいで」と言って声を掛けてあげながら、☆ちゃんの腰あたりに手を添えて降りる手助けをしていました。その手を信じて☆ちゃんは下にジャンプします。☆ちゃんは下に降りるとすかさず「大丈夫?」と声を掛けてあげる気遣い。そして、保育士が●くんに「ありがとう。●くんは「怖くて降りられないんだよ」と自分が降りられないという話をしてくれました。自分が怖くて出来ないからこそその子の気持ちに寄り添った行動が出来るんだなと改めて感じる瞬間でした。
子ども達ひとりひとりの気持ちを大切にしていきながら見守っていきたいと思います。
(K.H)


落ち葉を上に

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