子ども達は先生
2019年10月11日 金曜日
1歳児クラスに入った時の様子です。
園庭遊びが終わり、保育室に順次戻ってくる子どもたちの着替えを援助していました。「たくさん遊んで楽しかった?」「汗かいたね。気持ち悪くない?」「お着替えしてさっぱりしようね」などと声をかけながら、着替えを促していきます。
子どもたちは、私の援助がしやすいように、手足を動かしちゃんと協力してくれます。「ありがとう。お手伝いしてくれて助かったよ」とお礼をいうと心なしか自慢げな笑顔を向けてくれます。
お部屋に入ってきたK君にも声をかけました。しかしK君は、首を横に振ります。「着替えたくないの?」聞くと「うん」とうなづき後ずさり・・・。
数回声をかけましたが答えは同じなので「分かったよ。先にごはん食べてから着替える?」と言うと、急に満面笑顔になり手をつなぎ手洗い場に向かいました。そして、給食後にK君は、すんなりと着替えをすることができました。
「着替えたくない」という自分の思いを受け止めてもらえたことで、K君は安心し、その後の行動もスムーズになりました。そして「外遊びで汗をかいたらさっぱりしてから食事に」という考えを押しつけそうになっていた自分に気づかされました。
子ども達の姿は、いつも私の思いを通そうとする自己中心の心を戒め、相手に寄り添うことの大切さを思い出させてくれます。子ども達は私を成長させてくれる先生です。
保育主任
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