ちょっと待った!
2019年10月31日 木曜日
以前の掲載で怒りについて思うところを書かせてもらいました。
「怒りの言葉は相手の思いを考えていないので強く言えば言うほど、相手は聞いてくれ
ません。しかし、自分の感情の爆発なので相手の心境まで見る余裕もありません。自分
の常識を“踏みにじられた”状況が続いているので許すことなどできません。」と。
怒りの始まりは、自分の価値観とは違う状況を目にしたり、直したくなる考え方と会ったときです。しかし、まだ、この時は怒りは小さな状態です。自分の価値観の「~すべき」が生きているからです。
この怒りが大きくなるのは、自分の思っていることを相手に伝えたが受け入れられなかった時です。もしこの時に相手が「はい、わかりました。」と言ってくれれば怒りは大きくならずに消えていきます。しかし、そういうことは夢の中にしかないでしょう。
それでは、相手を目の前にして怒りが爆発しないようにするにはどうしたらよいかです。それは、話をそこでやめることです。中途半端な煮え切らない思いが残るようですが、ここで一旦、終わりにします。
もし、話をやめることができなければ、それ以上相手に近づかないことです。素早く離れることです。そばにいていくら話しても自分の言っていることは受け入れてもらえません。
しかし、不思議なもので怒る相手とは磁石のような関係でひきつけ合ってしまうのです。相手の言った言葉に引っかかって余計に力が入ってしまうからです。
息子を説得、納得させようとした父親の話
園長 田中基之
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