走って走って
2019年09月09日 月曜日
タッ!タッ!タッ!タ!と煉瓦のコースを子どもたちが走る足音が聞こえてきました。2歳児の子どもが玄関から大門の間を楽しそうに走っていました。みんなが揃ったところで一斉にかけていきました。子どもたちは“ワァー” “ワァー” “ワァー”と声をだしながら走っていました。走っている子の顔は笑顔でいっぱいでした。みんなで走っていると楽しくなってしまう顔でした。
幼児組の子どもたちが園庭に集まってきました。園庭でリレーの練習をしようと子ども同士で話し合っていたのでした。保育者はリレーの練習をしやすいように、園庭にグルーッと木々の間を通って50mの円周コースをつくりました。年長児中心にリレーが始まりました。2組に分かれて競っていました。年長児の走っている顔をみていると一生懸命さが伝わってきました。競いながらバトンの受け渡しの練習もしていました。
年長さんの顔は、一生懸命に取り組んでいる者が見せる顔でした。自分の体を目いっぱい使って少しでも速く走ろうとしていました。この顔の感じはどこかで見た顔でした。まだ、私の記憶にも残っていました。8月の甲子園でよく見た顔をでした。高校球児が内野ゴロでも一塁めがけて走っているときの顔。捕れるか捕れないかわからないフライを追いかけて懸命に走っているときの顔を思い起こしてくれました。
今日は低年齢の子も幼児組の子も、とってもいい顔で9月の園庭を走っていました。
園長 田中基之
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