佼成育子園[こうせいいくじえん]-東京都杉並区

  • 佼成育子園 トップページへ
  • 佼成育子園 お問い合わせ
  • 報告書関係
  • 佼成育子園の理念
  • 佼成育子園のこだわり
  • 佼成育子園の給食
  • 佼成育子園から地域の皆様へ
  • 佼成育子園からのお知らせ
  • 佼成育子園について

佼成育子園 三感ブログ
バックナンバー
  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月
  • 2014年12月
  • 2014年11月
  • 2014年10月
  • 2014年9月
  • 2014年8月
  • 2014年7月
  • 2014年6月
  • 2014年5月
園のこだわり

そうだね~

2019年09月30日 月曜日

 毎日子どもたちを見ているとその成長に驚かされたり、感激したりする場面に多く出会います。昨日は、保育者から3歳児二人のやり取りの感動の話を聞かせてもらいました。「園長先生、今日OくんとKくんの関わりに感動しました。聴いていただけますか? さっきですねOくんが園庭に出ていくときにドアを開けて押さえていたので、どうしたのかなぁと見ていたんです。ドアを押さえながらOくんが中の様子をうかがっていたんです。すると、間もなくKくんが階段を下りてきたんです。私は『そうか、OくんはKくんといっしょに園庭に出ようとしてドアを押さえて待っていたんだ。』ということが分かりました。優しい子だなOくんはと思ったんです。そうしたら、KくんがOくんに話しかけたんです。『Oくん、ドアを開けていると虫が入ってくるよ!』って、確かにだが空いていると虫は入ってくるかもしれないけど、OくんはKくん君を待っていたんだよ。虫が入ってくると言うのではなく「ありがとうでしょ!」と思ったんです。そしたら、Oくんがなんて言ったと思いますか?Oくんは『そうだね~』と言ったんですよ。そして、ドアを閉めたんです。わたし、Oくんの『そうだね~』の言葉に、感激しました。」と一挙に話してくれました。

 

 私も話を聞いて、OくんにしてみたらKくんからの“予想もしなかった言葉”を“そうだね~”と見事に受け入れてしまったOくんの心の柔らかさに拍手を心から送りました。

 

 日頃から二人は、いっしょに遊ぶことも多く、先日も机上で製作を隣に座って仲良く取り組んでいました。そんな二人だからこそのやり取りだったのではないかと思いました。

 

 3歳児の人間関係の中で「自分で考え自分で行動する」があります。Oくんは「Kくんが園庭に出やすいようにドアを開いて待っていよう!」と行動したのだと推測されます。Oくんは“考えて行動した”のでした。そしてKくんの言葉は「自分の思ったことを相手に伝え、相手の思っていることに気づく」ということの項目の“自分の思ったこと”を伝えることをしていたのでした。そして、Oくんの“そうだね~”は「友達との関わり深め、思いやりを持つ」ことを見事に表現していました。私たち保育者に教えてくれたのでした。

 

 自分の思ったことを素直に伝えられるKくん。そして“そうだね~”と相手の思いを優しく受けとめたOくん。二人を育んでいるご両親、きょうだいの顔を保育者の話を聞きながら思い浮かべていました。 

                              園長 田中基之 

                                                                         

Posted in 三感ブログ

おいしいねー

2019年09月27日 金曜日

2歳児クラスでの出来事です。保育室にテーブルが4台あり、それぞれで子どもたちと保育者が給食を食べいています。

 

 

1人の保育者が、「いただきます」の後、「わぁー、お味噌汁のカブがおいしいー」と本当においしそうに言いました。それを聞いた、私のテーブルの子どもたちが、一斉にお味噌汁に手を伸ばしました。そして「カブおいしいね」「これ(しめじ)はなんだろう。おいしい」と言いながら食べていました。

 

 

実は、カブの味噌汁が苦手な私でさえ、おいしそうに思えました。「おいしいねー」と言いながら、子どもと一緒に食事をとることの大切さを改めて感じました。

 

 

以前から孤食は、栄養の偏りとともに、コミュニケーション能力、協調性の欠如が起きることがあるなど問題視されています。ひとつのテーブルを囲んで、保育者や友だちと、楽しそうに食事をとる子どもたちを見ながら、私自身がとても幸せな気分にならせていただきました。

 

保育主任

 


Posted in 三感ブログ

よく飛ぶゴム

2019年09月25日 水曜日

 幼児で、割り箸鉄砲作りが流行っているグループがあります。

子どもたちが、「輪ゴムください」と事務室に輪ゴムをもらいにやってきます。

「何作ってるの?」 「割り箸鉄砲だよ。」

「何本いる?」「何本かな~?3本くらい。」

などと普通の会話をしながら輪ゴムを渡していましたが、最後にやってきたAくんに「すご~くよく飛ぶゴムをあげるね。よく飛ぶから当たると痛いから気を付けて。」と言いながら渡しているB職員がいました。

Aくんは「ホントに?」と言いながら目をキラキラさせて嬉しそうにもらっていきました。

 

その会話を聴きながら、声かけ一つで子どもの気持ちが変化するのがわかりました。

ただ輪ゴムを渡すだけですが、子どものやりたい・やってみたいを引き出す声掛けだったと思います。

子どもたちが作ることを楽しんでいるなら、その気持ちを盛り上げてサポートしてあげられるようなかかわりを周りからしていきたいと思います。

 

 

副園長

 

 

Posted in 三感ブログ

研究者

2019年09月24日 火曜日

園庭の築山で二才児クラスのKくんが泥遊びをしていました。

 

 

はじめは、バケツにくんだ水を勢いよく斜面に流すことを楽しんでいたK君でしたが、徐々に、水の流れや土の流れに興味を持ち始めたようです。

水を流すと、しゃがみこみ真剣な眼差しで水の行方を追います。

水が流れ落ちると、再び水道に水をくみにいき斜面に流しますが、流すポイントが毎回変化していました。

 

 

探究心を持ち集中し取り組むKくんの姿は、まるで研究者の様です。

 

Kくんの姿から、子どもが自らの経験を通し学べる環境。

主体的に働きかけていける環境を大切にしたいと感じさせられました。

 

 

保育副主任

 

 

Posted in 三感ブログ

『型』にはまってみる

2019年09月20日 金曜日

それぞれの場に文化や伝統、しきたりがあり、他にも様々な『型』にはまった決まりごとがたくさんあります。その中には、時代の変化によって、変えて良いものや変えてはいけないものなどがあります。

 

 

私は、昔からあまり物事を深く考えない節があります。物事に対して、難しかったら変えてもいいし、みんなが楽しく楽になるなら、「今までそうだったから」という理由でわざわざ難しいことをやることはない。無理をして『型』にはまることはない。と単純に思っていました。

 

 

しかし先日、ある尊敬する方のお話を聴かせていただく機会があり、『型』にはまることも時には大切なことだと学びました。自分の思いを通すのではなく『型』にはまることで、自我を抑え、素直に自分を合わせていくことも大切なことだからです。

 

 

『自分の型に合わない』と、『型』を変えるのではなく、自分を合わせていく。『型』に対して形にこだわるのではなく、その前後にある大切な意味を見ていく。とその方は教えてくださいました。

 

 

 

 

時には『型』にはまること、そして時には『型』に固執せず、変えていくこと、両方が大切なのだと思いました。

 

 

 

育子園は、11月に創立70周年記念日を迎えます。代々の園長先生はじめ、諸先輩方、そして、3,500名を超える卒園生やその保護者の方々が築きあげてくださった、たくさんの文化や伝統があります。時代が変わっても守ってきた意味のある『型』は、これからも職員みんなで協力しながら大切に守っていかなければならないと改めて感じました。

 

 

保育主任

 

 

 

 

 

 

Posted in 三感ブログ

研修に参加して

2019年09月19日 木曜日

  昨日、「発達障害と災害」の研修会に参加してきました。はじめに発達障害について教えていただきました。そして災害時に課題となることとして“居場所(の環境)、物資(の受給)、情報(の収集)、理解(してもらうこと)の課題”と3つの「安」を確保することの大切さを教えていただきました。

 

    先日も災害時の対応として育子園でも地震や火事を想定して訓練をしました。子どもたちの安全を守るための行動の訓練でした。この避難訓練は「身の安全」を主として行いました。

 

    大規模な災害が起きた時は、環境が大きく変化してしまいます。元の生活に戻ることが困難な状況も起こります。その時に初めに確保しなければならないのが「安全」です。“親子に必要な安全”として「危険からの回避」、「食事や睡眠の保証」、「けがや病気のチェックと処置」、「衛生への気遣い」等を配慮していきます。次の安心にもつながりますが、発達障害の子どもにとって他の子どもより環境の変化、周囲の話、絶望的な会話などが安全な場所を阻害していきます。

 次のキワードとして「安心」があげられていました。“親子に必要な安心”として「一人でないことを伝える」。いつも傍らにいることが安心感を与えます。しかし、そばにいられないときに安心感が与えられるのが、「好きなもの、使い慣れたもの」なのです。東日本大震災のとき親が離れなければいけないときに、それがあると安心を与えられたとのことでした。大人でもいつも使っている物が手元にあると安心します。こどもには、災害時の避難用バッグには入れておくとよいと教えていただきました。二つ目に「どんな感情も否定しない」を聞いて、自分の価値を押し付けてしまいがちな私にとっては金言でした。三つ目の「繰り返す質問に忍耐強くこたえる」というのも、徹底した相手中心なのだとかみしめました。

 

 三番目は“安定”でした。もともとあった日課や習慣を回復する。難しい場合には新しい日課やルールを設定するということでした。毎日していること、見通しが持てることとのことでした。見通しが持てるようにするとは、「次に何が起きる」かを伝えていくことなのだと教えてもらいました。また、「主体的に参加する、選択できる機会」が安定を与えるのだと教えていただきました。

 

 この三つの安は、ちょっと調子が悪い時や心が不安定なときには誰にとっても必要なことです。子どものそばにいる者として“明るく、優しく、温かく”生きることの大切さをかみしめさせていただきました。

 

 育子園では日頃から、「自立した生き方、主体的な生き方」子どもとともにに取り組んでいます。

                             園長  田中基之

                                                                                          

Posted in 三感ブログ

ダンゴムシの土

2019年09月18日 水曜日

階段を下りていたら、足音と共に「先生、僕たち園庭に行くんだけどちょっと一緒に行ってくれる?」と声をかけられました。

手にビニール袋を持った年長Aくんと年中Bくんです。

給食が始まる時間で友達も担任も全員保育室にいる時間でしたが、きっと何か理由があるんだろうと思い「いいよ。」とついていくと階段を下りながら、お部屋で飼っているダンゴムシのために土が必要で取りに行くことを教えてくれました。

みんなが保育室に入っている時間に子どもだけで園庭に行ってはいけないということをしっかり理解していて私に声をかけたのだと思います。

 

園庭に出ると、砂場に一目散。

私には、玄関扉を押さえているよう指示をし、自分たちでビニール袋に土を詰め始めました。

詰めると保育室に戻ります。

「すぐ来るからこの扉開けておいて」と言われ、玄関で待っているとあっという間にAくんが下りてきました。

Bくんがなかなか来ないためAくんはひとりで土を集めます。

そこへBくんがやってきました。手にはダンゴムシの入っている水槽を持っていました。

どうやら水槽に直接土を入れようと考えたようです。

土を水槽に入れ始めましたが、私は重くなって持てなくなった時のことを心配して一声かけてしまいました。

「重くなると持てなくなるよ。」と。

主体的に考え行動している子どもたちを思わず助けてあげたくなってしまったのです。

言ってしまってから失敗したと反省です。

重くなったらどうしたらいいかは、自分たちで考えたでしょう。

最後まで見守ってやらせてあげられたらよかったです。

 

二人は、ルールをしっかり理解した上で、自分たちがやりたいことを主体的に考え行動していました。

子どもの行動には必ず理由があります。

頭ごなしにいい悪いと決めつけるのではなく、しっかり話を聞くこと、子どもの気持ちに寄り添うことを今後も実践していきたいと思います。

 

 

副園長

 

 

   

Posted in 三感ブログ

撫でてから

2019年09月17日 火曜日

一歳児クラスでのできごとです。

 

 

赤ちゃんの人形を優しく抱え、保育士のもとへやってきたO君。

「みて、あかちゃんのお世話しているの」と言うかのように笑顔で体を揺らして見せてくれました。

しばらくすると、抱えていた人形をベッドに寝かせ布団をかけ、頭を撫ではじめました。

 

 

そこへやってきたのがNちゃん。

O君を見て「自分も」と思ったようです。近くの棚から赤ちゃんの人形をとると、同じようにベッドに寝かせ安心して眠れるようトントンをはじめました。

 

 

Nちゃんを見たO君。

O君には、こだわりがあるようで「こう!こう!」と「人形を撫でた後、トントンする」というやり方を一生懸命実演し伝えていました。

Nちゃんは、ニコッと笑顔になり「撫でて、トントン」をはじめ、しばらくすると二人で「しーっ」と指を立て微笑みあっていました。

 

 

二人の何気ない関わりあいに心癒されるとともに、日常経験が遊びのテーマとして取り入れられた象徴的遊びの展開や他者認識、言語、表現の発達など、様々な成長に触れさせていただくことができ感動させられました。

 

 

子どもの成長を温かく見守っていきたいと思わせていただいた瞬間です。

 

 

保育副主任

 

 

Posted in 三感ブログ

実験

2019年09月13日 金曜日

幼児クラスの子どもたちは、遊びの発展から様々な実験にも取り組んでいます。子どもの興味を受けてからの最初の環境づくりや素材の提供、ある程度の説明は保育者が行いますが、その後は子どもたち自身が主体的に関り取り組んでいきます。科学的な実験には、分量なども重要になりますが、失敗することで「何がいけなかったんだろう」「次はこうしてみよう」と自分たちで考えている姿があります。

 

 

子どもたちも任されているので、失敗を恐れず積極的です。そして、成功すると嬉しそうに友だちにやり方を伝授しています。大人がすべて答えを出したり、手伝ったりしてしまうと、簡単にできてしまいますが、言われたことだけをきちんとこなすよりも、子どもたち自身が知恵を出し合い、たまには意見を戦わせ、試行錯誤する体験が意欲を深めていきます。

 

 

そんな子どもたちの姿を保育者たちは根気強く見守っています。

 

 

保育主任

 

 

Posted in 三感ブログ

Cちゃんどうしたの

2019年09月12日 木曜日

 朝、子どものお迎えを門に立ち合掌をし「おはようございます」と挨拶をさせていただいていました。まだ、夏の陽射しがありながらも、一瞬、涼しい風がサーッと顔をかすめていきました。

 

 あと8日で彼岸の入りとなります。お彼岸は太陽が真東から昇り、真西に沈んでいきます。昼の時間と夜の時間が一緒になります。仏教ではこの時が、此岸(迷いの岸)と彼岸(悟りの岸)が最も近くなる時であり、彼岸の入りから終わりまで7日間が六波羅蜜を行い、精進させていただく日と言われています。その六波羅蜜の行とは、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧です。智慧を身につけることによって人の役に立てる人になっていきます。

 

 今日のお昼の給食時、年少のCちゃんがテーブルに顔をうずめていました。そばに座っていたT君が気になり、「どうしたの、おきられる?」と声をかけていました。Cちゃん、ふだんはとても元気で明るい子ですが、今日はちょっと調子が悪いようでした。顔をあげられません。少し離れて座っていた年長のAちゃんもさっと席を立ってCちゃんに「Cちゃん大丈夫、気分悪いの?」と言いながら寄り添っていました。TくんやCちゃんは、自分の判断でCちゃんに関わっていました。

 

 子どもたちは、泣いている子、困っている子がいるとすぐに心配して寄り添っています。寄り添うことができる子に育っています。それは小さい時から他の人のために関わっていくお兄さん、お姉さんの姿を見てきていることが要因の一つなのだと思っています。

 そして、「相手を思うこと」を大事にしているのが保育者です。

 少し前の夕方のお帰りの会で、その日の出来事で困っている子を助けた子を保育者が讃えていました。良いことをした子、人のために尽くした子を讃えることは子どもたちの人生観に大きな影響を与えています。毎日の積み重ね、保育者の精進によって子どもが菩薩に育っています。

                               園長 田中基之

 

Posted in 三感ブログ

Pages: 1 2 Next
  • 報告書関係
  • 佼成育子園 お問い合わせ
  • 佼成育子園 トップページへ
このページの一番上へ
立正佼成会附属 佼成育子園
〒166-0012 東京都杉並区和田1丁目16番7号 TEL:03-3381-0398 グリーンFAX:050-3737-1849
http://www.kosei-ikujien.jp/ E-mail ikujien@iris.ocn.ne.jp
Copyright (c) Kosei ikujien. All Rights Reserved.