◆9月9日(月)の子どもたち
2019年09月09日 月曜日
◆まねっこ上手 (つぼみ)

台風が去った朝、子ども達は普段通りの笑顔で登園して来てくれましたが朝おやつを食べるその背中は『ふぅ』と一息ついているようななんだか一仕事終えたようなそんな空気をまとっていました。みんな心なしか台風の風や雨の音にちょっぴり疲れ模様なのかもしれません。
そんな今日はお部屋でのんびり過ごしました。最近よくやるアンパンマンの手遊びを朝の集まりでやるとリズムに合わせて体を揺らしながら手も一緒に動かす姿がありました。保育士を見ながら手のひらをグーでトントントンと重ねた後、頬に付けてアンパンマンを表現してみたり手のひらをヒラヒラしてみたりと上手にまねっこしています。
『かくれんぼ』という紙芝居の中に「もういいかーい?」「まーだだよ」「もういいかーい?」「もういいよ」というフレーズが出て来るのですが、読み手の保育士が手で目を隠しながらそのフレーズを読むと子ども達も目を隠したり、中には『もういいかーい?』等とはっきりしないながらにも一緒に言ってみたりと保育士の動きをまねる子がいました。そんな中で言葉の意味を理解してかくれんぼをしているから目を隠してみようという理解へと繋がって、それらを楽しんでいる姿もありました。子ども達に「どこにかくれているか分かるかな?」と隠れている果物達がどこにいるか聞いてみると探そうと一生懸命目を動かし、見つけると『あ!』っと指差して伝えてくれていました。
日々の生活の中での遊びや絵本等を通して言葉の意味や理解、そして言葉と動きの連動を経験しながらたくさんの事を吸収していた子ども達でした。
また、今日は身体測定をしたのですが先月までは寝る体勢で体重を測定していた〇くんも、掴まり立ちが安定してきたので今日は立って測定に挑戦です。こうやって日々成長が見られ、子ども達の成長は本当に早いなと感じたと共に見逃さないようにしっかり関わっていきたいと感じた日になりました。
K・E


◆3つのこと(ふじ)

猛烈な台風が過ぎ去りました。子どもたちが登園し終わる頃には、34℃超と暑さも日差しも強い日となりました。みなさん、この台風の影響で園庭のヤマモモの木が倒れてしまい、園庭遊びが危険ということで、部屋の中で過ごしました。
朝おやつ後の保育室。「かえるのうたが~きこえてくるよ~・・・じぇじぇじぇぐわぐわ♪」と微妙に違う可愛らしいカエルの歌が聞こえてきます。△ちゃんと〇くんが台の上に乗って手を叩きながら楽しそうに何度も繰り返して歌っていました。その様子を△ちゃんの近くで歌に参加しながら一緒に楽しんでいた☆ちゃんは、△ちゃんと〇くんが満足して違う遊びに移ったことを確認すると台の上に登り、同じように歌っていました。☆ちゃんは、言葉数が少しずつ増え始めていますが、はっきりとはしていないながらに△ちゃんのように一生懸命歌っていました。友だちと同じことをする、これだけでも楽しいと感じるのです。
そんな楽しそうな雰囲気の中始まった、身体測定。「やる~」と走ってやってくる積極的な子もいれば、ちょっと戸惑いながらやってくる子もいます。しかし、回数を重ねるごとに上手になっています。今日もスムーズに終えられました。月1回ですが、日々の成長を感じます。
最近、わくわく・きらきら・(たまにふわふわ)を中心としてチャレンジしていることが2つあります。
1つ目はダンスです。「わ~お!」や「パプリカ」に続き、最近「フルフルフルーツ」をたくさん踊っています。保育者の姿を見ながら、真似をして踊る子ども達がとっても可愛らしいです。ブームになりつつあります。
2つ目は、衣服の着脱です。オムツ交換や身体測定の時の脱ぎ着、外から戻った時など自分でやってみるを心がけ、声かけをしています。Tシャツは難しいので、ズボンから。中には、上手に履ける子もいます。Tシャツも自分で脱げる子もいます。・・・が、まだまだです。
でも、出来る子と一緒にやることで、何だか「やってみよう」という気持ちが膨れ上がってきます。お互いに刺激を与え、受けながら頑張っています。甘えて「やって~」となったり、「できない~」となったら、無理にすることなくそっと援助をするようにしてます。
この流れが、ふわふわの子達にも繋がってくれればといいなと思っています。
3つ目は、トイレです。これは、午睡後、わくわく・きらきらの数人を中心として挑戦中です。これも、本人が「いや」と答えた時は行っていません。まずは、トイレに座ってみることから始めています。おしっこが出なくてもいいのでとりあえず言ってみる。トイレに慣れるが目標です。出た時は、少し大きく褒めています。「トイレですると気持ちいこと」「トイレは怖くない」を知ってもらえれば「またいこう」という気持ちになってくれれば嬉しいです。トイレに座ることさえ嫌がっていた子が誘うとトイレに来てくれます。友だちと一緒ならいくという子もいます。その子たちのペースでこれからも挑戦していきたいです。
お家でトイレで「おしっこ・うんち出来ました」と報告があったりと、トイレチャンスの時期なのかなと思いました。
園では、今この3つに挑戦中なので、お家でも、やる機会やお子さんがやる気になったらやってみてください。(I・K)


◆久しぶりの劇遊びと初めてのかくれんぼとかき氷屋さん(きく)

久しぶりに劇遊び「3匹のこぶた」を楽しみました。お話組み木で「3匹のこぶた」を見ている時から一緒に家を建てたり、オオカミになって家を吹き飛ばしたりし始める子どもたちを見て、劇遊びも楽しめそうと思ったので、すぐにやり出しました。「オオカミやる」と言って役柄を選ぶようになり、今日はこぶたとオオカミとに分かれてやってみました。
セリフが決まっているわけでもないのですが、オオカミが「入れて」と言うとこぶたたちは「ダメだよ」「やだよ」と言い出します。「それなら、吹き飛ばしてやる」と言うとオオカミ役の子は、すぐに「フーフー」と吹き飛ばし出します。逃げていきこぶたを追いかけるオオカミ、家の中まで入っていってしまいますが、「オオカミは、出てきて」と言うと家の外に出てきて並んで、話が進んでいきまさす。
煉瓦の家を吹き飛ばすことが出来なかったオオカミに「どうする。どこか入るところはないかな」と言うとこブタも含めたみんなで「煙突」と言い出します。オオカミ役の子どもたちは、保育士のやったことを思い出して椅子を1人1脚ずつ持ってきて並べてから登り、こぶたたちが手で燃やすしぐさをする中、順番にオオカミは飛び降りて「あっちっち」と言いながら逃げていきました。
劇遊びも役割が解って出来るようになってきました、セリフのやり取りも小さな声ながら言っている姿に劇遊びらしくなりつつありました。
初めて「かくれんぼ」をやってみました。始めは、保育士が隠れて子どもたちが探しました。目を両手で押さえて床に顔を付けて10数え「もういいかい」と言って部屋中を見て回りました。「みつけたら『みつけた』と言って連れてきて」と言うと子どもたちは保育士を見つけて「みいつけた」と言っていました。
今度は子どもたちが隠れる番です。「隠れて」と言っても一緒に数を数え始める子どもたち、隠れるということが解るまで時間がかかりました。隠れるところは、さっき保育士が隠れた机の下にわんさか隠れ出しました。それでも静かに隠れていたので、かくれんぼらしくなっていました。面白かったようで、「もっとやる」と言っていました。またやってみたいと思います。
かき氷屋さんもしました。カップに綿を入れて絵の具のシロップを選んで自分たちでかけて作りました。紙で作ったスプーンを付けてもらうと、椅子に座ってニコニコで食べようとしていました。スプーンが柔らかすぎてつかめず「食べられない。やって」と言われても困りました。「今日のは、食べられないんだ」と言っても納得いかない子は、何とかすくおうと頑張っていました。
お祭りの延長でかき氷屋さんも出来て、楽しい夏祭りは、続いています。 M.K

◆見て真似る(たんぽぽ)

たんぽぽ組のベランダには昨夜の台風の爪痕が感じられましたが、あの大雨が嘘のような晴天になりました。
いつもよりゆっくりの登園の児が多かったのですが、18名全員揃いました。
先週からちょっとしたブームになりつつあるおまつりごっこ。赤い法被を着て、ねじりはちまきをしめて、元気音頭やアンパンマン音頭を踊ります。手作りのバチを持ち太鼓をたたきます。楽しそうな雰囲気を感じて「やりたい」「着たい」と次々赤い法被が増えていきます。クラスの雰囲気が一変します。
引き続き、盛り上げていけたらと思っています。
園庭に出ることができなかったため、室内でゆっくりと過ごしました。
レイアウトを変えてから一段と人気高いおままごと。
エプロンをつけ、赤ちゃんを抱っこしてお母さんになったり、「いらっしゃいませ」とお店屋さんになってみたり、保育士が間に入らなくても子ども達同士で遊ぶ姿が多くなってきました。
人形のために布団を敷いて寝かせてあげる◎ちゃん。じっと人形を見つめ、やさしくトントンして、まるでお母さんのようです。
口調もよく似ています。大人の姿をよく観察し、それを真似する姿を見て、こちらも正しい振る舞いをしなければと思わされます。
ひとり遊びが多かった△君。最近、たくさんの友だちが同じことを楽しむ姿を見て自分もやってみたいと保育士にアピールして来るようになりました。友だちが笑っていると一緒になって笑ったり、みんなと同じ空間で、同じことをして楽しむ、楽しいを共有している姿です。
そんな子ども達の一瞬一瞬を見逃さず、一緒に楽しんで行きたいと思います。(M.C)


◆それぞれの姿(うみグループ)

台風の爪痕をこども達が沢山話してくれた朝の時間でした。
「うるさかったよね」
「風の音だよね」
「風がキックしてた」
「木が折れてたよね」
「葉っぱだらけだよ」
「枝が散らばってた」
「園庭見てごらん」
「木が倒れてる」
…etc。
こども達や保護者の皆様がケガなく無事に登園出勤出来た事に感謝し、午後は無事にお迎えに来られるよう願っております。
今日は、保育者の通勤時間も普段の倍かかったこともあり電車の有難さや、台風の影響、大変さを朝の時間に共有しました。
「よく無事に来れたね」と保育者同士声を掛け合うと、それを見ているこども達には何かしら思いが伝わったのではないかとも感じます。
「どれが一番大変だった?」と話を知りたがる年長児がいました。面白い話では無かったのですがとても嬉しく思い、想像してみようという思いやりの心が有難いと感じた瞬間です。
室内では各ゾーンで遊び、ダンスやアルミホイル玉作りが行われました。
一日中室内遊びの為、ランチタイムまでの自由時間を長く設けて少しでも遊びの時間を増やしていきました。
一日中室内遊びとなると、遊びのゾーンを自分で選択し遊びだします。
それぞれを見ているとこども同士、こども自ら遊びを選択している様子がよく分かります。
同じトランプ遊びを選択しているこども達がいましたが、一つの集団はもも組とひまわり組のババ抜きでもう一つの集団はゆり組の神経衰弱です。
虫ゾーンでは、虫の世話や観察、室内の植物の水やりなど各々が目に入ったものに対し行動を広げていました。
くつろぎゾーンではゆり組の女子数名をひまわり組の女子一人がリーダーシップを取りビーズクッションから出てくる中身の原因を調べる探偵ごっこを行なっていました。虫眼鏡を持ちこの穴が怪しい、このツブツブは何だろう?と調べています。
工具遊びでは、ネジを締め、ネジを外し、釘を打ち釘を抜くという基本的な遊びが出来ます。もも組の男の子は30本ものネジをはめて、それを外す工程を30分以上かけて行っていました。
後、○個…と穴を埋めていく事に達成感を得ているようでした。
他にも、電車遊びとデュプロ遊びを行う集団がおりましたが、デュプロ遊びに人数が集まり電車遊びのこどもが一人になると「一緒にこれやらない?」と誘ってい
黙々と塗り絵に取り組むこどももおりました。せっかく園に来たのだから友達と遊ぶ楽しみを体験してほしいという大人の思いはありますが、朝の活動は一日のほんの一瞬でもあります。様々なシーンで友達と関わり友達と過ごしています。今一度、1日を長い目で見ていき活動の広がりやこども達の遊びの保障を大切にしていきたいと感じます。
k★y


◆興味の進化(にじグループ)

「おはよう。園庭の木が倒れてたよ」
子ども達と顔を合わせると、すぐに今日のニュースを教えてくれました。きっと子ども達にとって衝撃的だったのだと思います。子ども達が寝ている時間に台風が過ぎてしまったからか「雨も降ってなかったし風も吹いてなかったね」と台風を感じることなく普段と同じように登園できた児も多いようでした。
園庭の木が倒れてしまったため、今日は園庭遊びを行うことができませんでしたがファミリースポーツデイに向けてたくさんダンスを踊り、園庭遊びをしたかのように汗をかく子ども達でした。ベランダでもダンスをおこないましたが、日差しが強く、ダンスで体力も奪われるため、数分で室内に戻りました。
室内では紙粘土を使って魚作りに夢中になっている児が多くいました。
年長児のチンアナゴ制作に影響され、チンアナゴを真似して作ってみたり、ウミヘビを作ってみたり、年中児、年少児も積極的に取り組む姿が見られます。紙粘土は一度形を作って時間が経つと固まってしまうため、修正することはできません。子ども達は紙粘土で作る前の普段使っている粘土での練習段階から真剣な表情です。
だんだんと海の中の魚から爬虫類や両生類にも興味を持ち、絵を描くときにもトカゲやイモリなどを描く姿が見られるようになってきました。年長児だけでなく年中児年少児も図鑑を使って両生類について調べ「博士になる」と大きな夢を持って日々知識が増えている児もいます。子ども達の姿に合わせた保育ができるように子ども達の変化を見逃さないようにしたいと思います。K.Y

◆先週の続きの遊び (そらグループ)

昨日の台風で園庭のやまももの木が倒れてしまいました。
あまりにも衝撃な出来事であり子どもたちは口々に教えてくれます。
自然災害の恐ろしさを子どもたちは各々ので感じ取っているようです。
そのため今日は園庭遊びは控えて保育室で遊びました。
先週からのビー玉転がしのコースづくりは年長児を中心に盛り上がります。
ロフトの一階部分は今までお店屋さんごっこを行なっていましたが、一回片付けビー玉転がしゾーンと生まれ変わりました。
竹をガムテープで固定し、年長児が空き箱で作ったコースに流れるようにセットしました。
竹を転がるビー玉は想定外の動きを見せてくれるため、その動きが面白く何度も繰り返しておりました。
最後まで転がると周りに褒められ、途中で落ちると「あー」と周りも残念がります。
途中ビー玉が誰のかわからなくなりトラブルも起きました。
そんなときは「これ僕のだよ」「違うよ」と話し合いで解決する子どもたちです。
ブロックゾーンでも先週の続きとブロックで遊ぶ年少児と年中児。
遊びの広がりはもちろん、子どもたちの会話も年齢の枠を超えて楽しむ様子が伺えました。
給食の前にはベランダの時間も設けました。
「あついー」といいながらも三輪車での競争や友達を後ろに乗せて、「これで鍛えられるよ、足が早くなるから」とたくさん汗をかきました。
傍では「いらっしゃいませー」と車輪を回してかき氷屋さんが連なっておりました。
今日のこの暑さにはありがたいお店屋さんだと感じます。
(a.y)


Posted in 園のこだわり