おてだま
2019年08月20日 火曜日
一歳児クラスのできごとです。
おひさま広場で、数人の子がボール遊びをしていました。
上に投げてみたり、転がしてみたりと、それぞれ思い思いに楽しむなか、Sくんが自分の使っていたボールを見失い涙を流していました。
そこへ、違う遊びのゾーンで遊んでいたNちゃんがやってきました。
涙を流すSくんをじっと見つめるNちゃん。しばらくすると、もといたゾーンへ戻り、何かを握り締め再びSくんのところへやってきました。
Nちゃんが持ってきたのは「おてだま」で、Sくんの前にポンと置くと遊びに戻っていきました。
Sくんが困っていると感じたNちゃんは、Sくんのためにとボールに似た「おてだま」を持ってきてくれたのです。
同じタイミングで、他の子がSくんの使っていたボールを見つけ持ってきてくれたこともあり、Sくんも気持ちを切り替え遊びに戻ることができましたが、Nちゃんの自然と見せてくれた優しさに感動させられました。
集団の生活の良さ、あり方を考えさせられるとともに、日々の自分の保育を見つめなおす有り難い時間となりました。
保育副主任
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