仲良しの二人は
2019年08月05日 月曜日
お昼の合図の音楽が流れると子どもたちは、園舎に戻ってきました。最後の方でOくんとBくんが仲良く園庭から戻ってきました。二人ともいっぱい遊んだので顔が少し赤らんでいました。すぐに部屋に行かずにロビーの水槽を二人で並んでみていました。ほかの子どもたちが、どんどん部屋に戻るのをみて、気になったOくんがBくんの腕をとって部屋に戻ろうとしていました。しかし、Bくんは水槽から離れようとしません。Oくんが「Bくん、お部屋に行くよ!」と手に力が入ってきました。それでもBくんは、動こうとはしませんでした。
Oくんは、「Bくん行くんだよ!」とBくんを何とか連れて行こうと上着を引っぱりましたが、階段まで移動したものの上がろうとしませんでした。そこで、がんばったOくんに「Bくんを連れて行こうとしてくれたんだね、ありがとう。あとは先生がみるからBくんは、先にあがって行ってくれるかい」とお礼を言ってOくんにあがってもらいました。
Oくんは4歳児クラス、Bくんは3歳児クラスです。一つ上のOくんは、Bくんを部屋まで一緒に連れて行こうと一生懸命でした。
乳幼児期では母親・保護者の関係は重要です。その親・保護者や保育者だけの関係から子ども同士、仲間の存在が必要と言われています。OくんとB君の関わりも異年齢保育をする中でよくみられます。年上の子が下の子の面倒をみたり、助け合ったりしています。保育士がそばで見守ることで、乳幼児から仲間との関わり方を学んでいます。
園長 田中基之
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