◆8月30日(金)の子どもたち
2019年08月30日 金曜日
◆クラスメイト(つぼみ)

あいにくの天気ということと、金曜日で子ども達も少し疲れている様子が見られたことから、お部屋でのんびりと過ごしました。
前半は、おひさま広場で体を動かして遊んだり、廊下でコンビカーを運転して遊んでいたのですが、しばらくすると、一人、また一人とつぼみのスペースに戻ってきて、じっくり座って遊ぶようになりました。
まだまだ、関わって遊ぶことは少ないのですが、気になる存在ではあるようで、つぼみの友達がいるスペースを好み、同じ空間で同じ玩具を使って遊ぶ姿が見られたり、大人数が苦手な子は、一人になれる場所を確保して、じっくり遊びこんだりと、気づけば半数くらいの子が戻ってきていて、他のスペースにいる子ども達も、なんとなくつぼみの友達が少なくなっていることを感じてなのか、ぐずったりする様子が見られました。
入園して5ヶ月が経ち、ふじ組と一緒の生活で日ごろから大人数ではありますが、その中でも「この子達がクラスメイト」と感じているのかもしれないと思うと、本当にすごいなと感じます。
これから、まだまだ長く続く仲間とのつながり。
けんかをすることもあるけれど、良い関係が築いていけるよう、私達保育士も、子ども達の日々の様子を見て、子ども達の思いを感じながら、お手伝いしていきたいと思います。
(E.Y)
◆雨の日(ふじ)

昨日のスイカ割の興奮が冷めていないのか朝からテンションの高い子ども達。何かちょっとしたことがあるたびにジャンプして喜びを表していました。
遊びを見つけるのが上手になってきて子ども同士で遊びが発展していく様子が出てきました。
ごっこ遊びでははじめは料理をしてご飯を食べる真似をしていた〇ちゃん。他の子が人形の世話をしているのを見て人形に食べさせていました。模倣し合いながら遊びの習得をしています。
廊下でコンビカーをしていた▽君。「赤です、ピーピーピー」と自分の経験した事を思い出しながら遊びの中に織り交ぜていました。
0歳保育室の調乳室で給食室の職員が給食のチェックをしていて扉があいているのを見つけた子ども達。今日の給食は何だろうとコンビカーを前に止め中をこっそり覗きこんでいました。チェックが終り給食職員が調乳室から出てくると「みつかった」とばかりにササッと調乳室前からいなくなる姿、可愛らしかったです。
指先を使った粘土や型はめを出すと「先生する」っと普段あまり自分で遊びを見つけられない◇ちゃんが伝えてきてくれ、型はめをじっくりしながらおしゃべりをして遊ぶことが出来ました。保育士発進の遊びではなく自分でやりたいと言葉に出来た◇ちゃん。すごい成長だと喜びを感じました。
あいにくの雨でしたが子ども達の集中力や遊びの発展、展開を見る事が出来、子ども達も雨の日でも好きな遊びをじっくりすることが出来た1日でした。
(K☆H)


◆青い海(きく)

今日は久しぶりにきく組全員出席でした。
全員集まったことを感じてか、朝から賑やかに始まり、久しぶりにはっぴや手ぬぐいを巻いて、おまつりごっこが大盛り上がりでした。
昨日、はじき絵をして作ったお魚を使って、子どもたちの大好きな「ずんずんちゃっか」をしました。自分のお魚で行う「ずんずんちゃっか」は一味違うようで、嬉しそうにお魚を泳がせていました。
そのお魚たちを飾る為、大きな海を作ります。
大きな紙に青や水色の絵の具と筆を用意しました。
紙が置いてあることに気付いた子が紙の周りをグルグル回って興味を示していました。「今日は筆でペタペタ塗ろうか」と誘ってみると、待ってましたとばかりに筆を取り早速取り掛かりました。
ダイナミックに筆を使って塗っていきます。
今回も夢中になったきく組の子どもたちは無言です。
一列に並んで夢中になる姿があまりにも可愛くって、思わず写真を撮ってしまいました。
筆での塗り方も以前より上手になっています。あっという間に白い紙が青く染まってしまいました。色水遊びを経験したからか、青と水色が混ざり合うことを楽しむ子もいました。
塗る所が無くなったら・・・手に腕にと塗りたくり、手を絵の具の中に入れてしまう子までいました。「青くなっちゃったぁ」と言いながら、顔はニヤニヤしていました。
紙が青くなったところで、お魚登場。
「ずんずんちゃっか」と言いながらスイスイ泳がせてみると、みんなも見守ってくれていました。「〇ちゃんの(魚)は?」と尋ねてくる子もいました。
みんなで作った海に、魚を泳がせてあげたいと思います。
子どもたちがどんな表情をするのか楽しみです。
その後は部屋で遊びました。友達との関わりも一段と深まっているように感じます。困った時にはそっと手を差し伸べてあげたり、使いたい玩具を以前は貸せなかったこともありましたが、友達の気持ちを分かって貸してあげたりする姿も見られるようになりました。
たっぷり使った玩具を協力してみんなできれいに出来た時にはハイタッチで喜び合う姿も・・・。
これからもっともっと深まっていきたいなと思います。
I・Y


◆夏の終わりの楽しみ方(たんぽぽ)

朝の集まりで、「今日の天気は?」と聞いてみたところ…。
「雨」と言う言葉が圧倒的に多い中、「晴れ」と言う元気な声が聞こえました。
他の子たちも不思議そうに「雨降っているよ」と教えてくれる声が続出しました。
そのやり取りを見てもう一度聞いてみると「やっぱ(り)雨降ってる。でもちょっと晴れ」と親指と人差し指の隙間を開けて「すこし」を表現してくれました。
この返答をしてくれた〇ちゃんの言葉に驚かさせました。
切り返し方が立派です。
先日、棚を太鼓に見立て勢いよく音を出し、全身を使いリズムを刻む姿を見せる△くん。
お祭りでみた太鼓をたたくあそびに夢中なようです。
他の子たちも夏の間に「お祭り」に行った子が多いようでその話がよく聞かれました。
その姿から午前中天気が良くなかったので遊びの中に取り入れることにしました。
ホールに移動の仕方や、ホールでの遊び方など楽しく遊ぶ方法を確認してから出発しました。
その際に一列に並び歩いてみると、途中外れてしまう事もありますが、また、繋がろうという意識が感じられます。
みんなで一緒にを楽しんでいるようです。
ホールに着き、大太鼓2種類、中太鼓、タンバリンと複数の太鼓を出して音色を聞いてもらうとどの子も目を輝かせて準備を待っていてくれました。
その姿にも成長を感じました。
太鼓を鳴らし音色を楽しむ子どもたち。
小刻みにリムを刻む子、一回鳴らしては、「おお~」と声を上げて音色を楽しむ子、隣の子と同じように叩き、目を合わせ「一緒」を楽しむ子など色々な表情を見せ、みんな大喜びです。
そんな中、棚を太鼓に見立てていた〇くんは、叩きたい太鼓の所に行くと全身をつかいながらリズムを刻みます。
その叩き方は、ダイナミックです。太鼓の向きのこだわりがあるようで太鼓を立てて楽しむなど大満喫で「お祭り」の再現をするかのように楽しんでいるようでした。
様々な形でよく遊べた子ども達。ひとりで楽しむだけでなく、友だちと一緒に楽しんでいました。
その後は、すべり台やはしご登り、走ったり止まったりとたくさん身体を動かしてきました。
そろそろ、秋の気配を感じ始める風が吹いていますが…。
夏の終わりにどのように遊ぶか今後の子ども達がどんな姿を見せてくれるか楽しみです。
(N.Y)


◆
◆家づくり(にじグループ)

朝、保育室に入ると「先生ちょっと見て欲しいんだけど」と年長児の★くん。
行ってみるとにじグループの奥のスペースでカプラや積み木を使った大豪邸が作られていました。
少し前になりますが、年少児の◎くんが水族館のイルカショーのベンチのようにカプラを並べ、魚や動物のフィギアを使ってショーを再現する姿がありました。最近では◎くんと少人数の年少男児で集まり、カプラを使って本物の線路のように組み立て、レゴで新幹線を走らせて年少児の遊びも広がってきました。
そして、今日は年長児、年中児も加わり、魚や動物の家を作っていました。
年少児からはじまった遊びに年長児、年中児も関わるようになったことで遊びもダイナミックになってきました。
朝の時間は人数も少ないため、スペースを大きく使うことができますが、だんだんと人数が増えてくると、自分たちが思った通りに遊びを進めることができません。男児中心に作っていた家のまわりに女児たちが何かを作りはじめましたが、作っている途中に壊されてしまう場面がありました。しかし、誰も壊してしまった児を攻めません。「先生、☆くんに壊されちゃった」と●ちゃん。一言保育士に言うと「もう一回つくろう」とみんなに声をかけ、また家づくりが再開されました。作って壊れてまた作って壊れて…その繰り返しの中で色々な感情を抱きながらも我慢したり、時には感情をぶつけてみたり、日々様々な姿が見られます。
子ども達の遊びを保障できるような環境を考え、子ども同士の関わりも大切にできるように見守っていきたいと思います。K.Y


◆気持ちと向き合う (そらグループ)

今日は室内で過ごしました。
年長児からは「椅子取りゲームしたい」「運動したい」といった声が多く聞かれ、広いゾーンで椅子取りゲームをした後にマットや跳び箱を出して身体を動かしました。
まずは年長児全員で椅子取りゲームをします。他の学年の子たちは各ゾーンでの遊びに集中しています。保育士がキッズソーランの音楽を流すと年中・年少組が集まってきました。
年長児たちが白熱したゲームを展開する中、年中・年少児はその周りでキッズソーランを踊り出します。声をかけてもゲームに参加する事はなく、ひたすら笑顔で踊っていました。
椅子取りゲームは勝ち負けがあり、早い段階で負けてしまい涙を流す子もいます。
納得できず泣き続ける姿もあれば、悔しさを堪え、気持ちを切り替え友だちを応援する姿、何度負けても「またやりたい」と笑顔で話す姿と、様々な姿が見られます。
子ども同士ぶつかり合う事もありますが、集団の中で子どもたちは、自分の気持ちや相手の気持ちと向き合い、自分とは別の感情がある事を学んでいます。
友だちとの関わりを通し、自分の気持ちを言葉で伝える事や、相手の思いに気付く事の経験を大切にしたいと思います。
O・Y


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