◆8月29日(木)の子どもたち
2019年08月29日 木曜日
◆保育園のすいか割り(つぼみ)

暑かった8月も残りわずか、今週で終わりです。夏の終わりに、夏の風物詩でもあるすいか割りをふじ組と一緒にやってみることにしました。
すいかは、給食では献立の中でも真っ先に食べてしまうくらい、みんなが大好きな果物(野菜)です。廊下にはみんなが種をつけたすいかのうちわが飾られていて、すいか畑のようになっています。すいかの出てくる絵本をみたり、まるですいかそっくりに似せてつくったミニすいかボールで遊んだりと、夏はすいかに親しんできました。しかし、給食のすいかは皮がついていないので、緑色のあの大玉を切ると、赤くて甘い、みんなの食べているすいかがでてくることは連想できていないかもしれません。
みんなの目の前ですいかを切ってみる、という考えから、それならすいか割りをして、子どもも挑戦しながら思い切り楽しむことになりました。
すいか割り会場はホールです。広いので、力いっぱい棒を使うことができます。
まずは、すいかボールを、新聞紙をまるめてつくった棒で、たたく遊びをして、すいか割りのイメージをしてみました。
それから、「すいかの名産地」を歌いながら手遊びをして、すいかを思い浮かべたところで、本物の大玉すいかと、小玉すいかがでてきました。保育者が、子どもたちにすいかの重さが伝わるような仕草をしながらホールの中央に運んでいくと、みんなの視線も中央に集まっていきました。みんなを代表して、園長がすいかの上に長い棒を振り上げます。子どもたちも一緒に「えいいっ。」と声をかけながら、何が始まるのかわからないながらも、周囲の大人たち
の熱く注目する様子から、感じとっているようでした。
えいっと、力をこめて叩いたのですが、すいかはなかなか割れません。すいかは硬いことがわかりました。挑戦者を交代して、再び挑みます。子どもたちの注目も高まるようでした。
みんなの応援もあり、とうとうすいかは割れました。周囲の喜んでいる様子から、割れて、やったー、大成功という達成感を感じてくれたかな、と思います。
すいか割りを見たあとは、いよいよ、子どもたちも挑戦です。棒は新聞紙ですが、すいかは本物、しかも大きな大玉すいかです。先程の真似をしてポンポンとたたいてみたり、そおっと触れてみたり、怖い印象だったのか、近づこうとしない子どももいました。すいかボールのときは、ひょいっと持って逃げていく子もいたのですが、さすがに本物は持ち去れないようで、すいかはどっかりふんばって、子どもを楽しませていてくれました。
大玉すいかも見事に割れて、中からいつも食べている赤い果肉がでてきました。今日のすいかは朝おやつの代わりとしてみんなで食べるとおかわり、おかわり、であっというまに無くなってしまいました。給食でも大好きなすいかですが、本物に触れて親しんだすいかの味は格別だったのかもしれません。夏ならではの貴重な体験ができたと思います。すいかにも感謝します。
すいかでべたべたになった後は、プールに入り、さっぱりした気分になって遊びました。これも夏ならではの醍醐味を味わうことができました。
F.S


◆夏だ、スイカわりー (ふじ)

今日は、ふじ、つぼみ組の夏イベントということで、スイカわりをしました。朝のおやつの代わりに、スイカわりをしてスイカを食べました。おやつに促されないことに、特に何も反応せずにそれぞれに遊んでいる所、みんなが登園し集まってきたので、ホールへ移動しました。
移動中もハイテンションで廊下を歩き、シール貼りをしたスイカを見上げ、ホールに着きました。何が始まるのかなという表情で青いシートにみんなで座りました。『スイカのめーさんち』の手遊びをして、いよいよ、スイカわり。まずは小玉すいか。園長、保育者たちでスイカわりの見本を見せました。
見事スイカがわれると、みんな動きがとまり、われたスイカを見つめていました。そして次はみんなの番です。大玉スイカと、偽物ボールスイカ。新聞紙の棒をもらい、順番にスイカをポンポンたたきました。大人の様に、上から大きく振って叩く子、太鼓を叩くかのようにリズミカルに叩く子。もちろん中には嫌がる子もいましたが、みんな楽しそうに叩いていました。
小玉スイカの試食。スイカがのったお盆を運んでくると、手を伸ばしてきてスイカを食べ始めました。お盆の近くから離れずにパクパク。お盆が移動すると一緒についてきたり。また、給食では食べない◎くんも、雰囲気に圧倒されてか、みんなと並んでスイカを食べていました。
最後に大玉スイカも、みんなのがんばれーのパワーをもらって、保育者が見事わることが出来、こちらもみんなで食べて、大満足のスイカわりになりました。(T.Y)
◆プールに入りのんびりしました(きく)

プールに入りました。ビニールプールで空気を入れて作るプールだったので、その空気が入っている淵に両手を乗せて乗りかかり、のんびりする姿がありました。よく見ると、今日は、プールに入ってまったりと浸かって気持ちよさそうに遊ぶ姿がありました。久しぶりだったからなのか、水に浸かる心地良さを味わっていました。
それでも水鉄砲を手に遠くに飛ばすことを楽しむ姿があり、水に浸かりながらピューと飛ばして他の子より飛んだかなと見ながらまた水を入れて飛ばしていました。5か所から水が出るシャワーのような水鉄砲よりも1か所から出る水鉄砲の方が遠くまで飛ぶことを発見した子が「あっちの方がいい」と水鉄砲探しをする姿もありました。日よけの為に付けているシートとシートの隙間を水鉄砲で打ち、空の方まで飛ばす、すご技の子もいました。
ジョウロを2つ使ってジョウロの中にジョウロで水を入れることを繰り返したりとまた面白い遊びを見つけていました。
水車が回るのを水を掛けながらジーッと見る子が増えてきました。本当に研究熱心な子どもたちです。
あんなにプールで騒いでいた子どもたちが、のんびりと水に浸かるというプールの入り方を楽しむ姿を見て、まだまだ今までにないような遊び方を見せてくれるのかとこれからも楽しみです。でもあと何回入れるのでしょうか、夏しかできない遊びを満喫していきたいです。M.K


◆泣かずに言葉で伝える(たんぽぽ)

久しぶりの晴天だったので、朝からプールの準備をする保育士を窓越しに眺めていた子どもたち。嬉しそうです。
体調が万全ではない児もいたので、プールチームと廊下で身体を動かすチームに分かれて遊びました。先に名前を呼ばれた廊下チーム、自分たちだけ名前を呼ばれたとちょっぴりワクワク、優越感があったようです。今日はプールに入れないことを知らされても、涙を流したり落ち込んだりすることもなく、遊び始めることが出来ました。
巧技台やロフトで身体を動かしたり、きく組の部屋でパズルをしたり「たのしかったよ」と教えてくれました。
プールに入った児は9名。ゆったりのびのびしていました。
鐘が鳴ったら終わりの合図でプールから上がること、この夏繰り返し伝えてきたことを少しづつ意識できるようにもなりました。こちらも、すっきり楽しくプール遊びを終えることが出来ました。
その後はみんなで合流し、ゆったりと室内遊び。
最近人気の恐竜を巡って争いが起こります。自分が使いたかった恐竜を先に取られてしまい号泣する△ちゃん。「貸してと伝えてみたら」という保育士の言葉が耳に入らない程でした。しばらくして落ち着くとやっと保育士の声が届きます。
そして、友達に「かして」と伝えることもできました。「まっててね」という返事ではありましたが、△ちゃんの顔はニコニコしていました。自分の口で伝えられたねと認めると、さらに笑顔でした。嬉しかったようです。違う玩具で遊んでいるうちに「どうぞ」と借りることもできた△ちゃん。
自分が満足すると、また別の友達に貸してあげることもできました。
自分の思いが通らないとき、泣いてしまうという姿がまだまだ見られる年齢です。そんな時、どうしたら、相手にどう伝えたらよいのか、子どもの耳に届くよう心に響くような伝え方をしていきたいと思っています。(M.C)


◆保育園が新しくなったみたい (うみグループ)

昨日部屋のレイアウトを変更しました。登園してくる子どもたちは「わ!お部屋変わってる」「なんか保育園が新しくなったみたい」と嬉しい反応を見せてくれました。
朝の会でも部屋の変更について共有してみました。
「部屋がきれいになった」
「僕の飾り棚が移動して、間があいた」
「迷路みたい」
「色んなゾーンが増えた」
「くつろぎゾーンは秘密基地みたい」
「ベットみたいになってていいね」
「病院ごっこの場所が狭くなってる・・・」
と子どもたちの気付きポイントはさまざまでした。今までよりも少し広くなったようにも感じられるようです。図鑑を見ながら昆虫を描いたり、花を描いたりと机上遊びをする姿が多く見られているうみグループ。今日も早速図鑑を見ながらカブトムシの模写をする年長の●くん。恐竜を取り出して遊ぶ年少の◇くん。「UNOやろうよ」と友だちを呼んで数人でカードゲームを行う年長児。LaQの説明書をだしで「セミ作れるかな」と集中する年中の☆くん。それぞれが遊びたいものを見つけて机上遊びをする姿が印象的でした。限られた空間の中で、子どもたちの興味関心が高まるように環境を整えていくことの大切さを改めて感じる朝の時間でした。
今日はプールにも入りました。うみグループは年少、年長児が合同で入りました。年長児は久しぶりのプール。「いっぱい先生に水かけてやろう」と気合が入っておりました。年少児も年長のお兄さんお姉さんたちと入ることが出来てうれしかったようで、手を繋いで遊んだり、水を掛け合ったりと沢山楽しみました。年中児は「今日は我慢するよ。明日入れるかな」と明日を楽しみしている模様です。
早いもので8月もあと二日。子どもたちの遊びの姿を大切に受け止め、楽しみの瞬間を共感、共有していけるように見守っていきたいと思います。(O.Y)


◆魚熱(にじグループ)

段ボールの箱に黒い画用紙を貼りつけて用意すると、「これに魚を入れて水槽にしよう」と昨日から始まりました。
新聞紙をガムテープで巻いて、立体の魚作りをしていた子ども達は、「なにでつくろう?」「新聞紙を小さくまるめる?」「黒の画用紙に黒のペンで書いて、隠れている魚をつくろう」と考えながら作り始めました。
サンゴを作りたいと言っていた児に紙粘土を提案すると、「やってみたい」と挑戦していました。
最初は、普通の粘土で練習し、ヒビがはいらないようになめらかな表面作りや針金で骨組みを作ってそれに粘土を付けて形を作ることをして、それが出来た児に紙粘土を提供していきました。
図鑑をみて、サンゴだけでなく、チンアナゴやクラゲ、貝殻つくりもしました。
最初は、いつもの粘土の感触や変化していく素材に緊張感をもって取り組んでいた子ども達でしたが、慣れてくると「もう一個つくる」と、楽しんで取り組んでいました。
昨日から作っていた児は、もようを爪楊枝や筆をつかって丁寧に色付けしていきました。
調べていくと、チンアナゴには色や模様に様々な種類があることも知り、色付けにも力が入りました。
今日は年長児のみプールに入ったのですが、そこでも魚の形をした玩具を沢山大きなプールにいれて、素潜りのように魚釣りを楽しんでいました。
ちょうど昨日つくっていたヒラメの形があり、「ヒラメゲットー!」と見せてくれました。
まだまだ魚熱は冷めず、楽しく取り組んでいます。(B・K)


◆プールと虫日和 (そらグループ)

今日は久しぶりにいい天気。
保育士がそらグループに行くと「あ、先生裸足だ」「なんで裸足なの?」「プール?」「朝先生が掃除してるとこ見たよ」と名探偵たちの推理が始まります。
朝の会が始まるとプールの話になり、キラキラと目を輝かせる子どもたちの姿があります。
「今日はプールに入りますが、どのクラスが入るかというと…」と保育士が話始めると、ドキドキワクワクの表情で息をのみます。
保「この間入ったのはどこか覚えているかな?」
〇ちゃん「ももぐみさん?」
保「そう。あと、ゆり組さんも入ったんだよね」
△くん「ひまわり組がファミリーコンサートの日に入ったんだよ」
と素晴らしい記憶力を披露してくれました。
保「なので今日はひまわり組さんが入ります。」
ひまわり組さん「やったー」「入りたかったんだよ」「先生、お掃除してくれてありがとう」
と喜ぶひまわり組の隣で静かにするもも、ゆり組たちです。
「順番こ」と言うのがきちんと理解している証拠でもありますね。
ひまわり組は朝の会が終わるとすぐに準備を始めます。
□くん「先生、トイレにいったらどうするの?」
保「着替えるんだよ」
□くん「え?もう?」
保「そう」
□くん「急がないと」
と準備も急ピッチで行い、準備体操でソーラン節を踊ったら準備完了です。
「行ってきまーす」とお友だちに手を振り、プールに向かいます。
プールではおもちゃを使って保育士に挑んできます。お気に入りの水鉄砲を見つけ、水が出ているところに行き、水を入れてるところを保育士も狙います。隙を突くとはこのことです。
「先生をねらえー」誰かがいうと、ひまわり組が一致団結します。「そこで一致団結しなくても」と保育士が思いましたが、保育士も負けじと水を掛け、お互いにびしょびしょです。
チリンチリンと金がなると終了の合図です。
「☆先生とプール入るの楽しかった」「気持ち良かった」「またはいりたい」と素敵な感想を言ってくれました。ひまわり組がお部屋に帰る頃、ゆり、もも組は園庭へ。
園庭では、虫かごを持っての虫探しやそらグループにあるダンゴムシのかごを持ってきて、土をどかしてダンゴムシだけかごに入れることにしました。
「あ、あそこにアブラゼミとミンミンゼミがいる!」と大興奮です。ですが、中々捕まえられません。弱ってきているセミは子ども達が捕まえやすい位置にいてくれたりするので、手づかみで捕ったりもできます。触らなかった子も捕まえていくうちに触れるようになってきたりと虫パワーは偉大です。
ダンゴムシも土の中からウジャウジャと顔を出し、かごに移すのが大変でした。「あ、赤ちゃんがいるー」とダンゴムシの赤ちゃんを発見すると至る所に赤ちゃん達の姿がありました。沢山の命がこのかごの中にはいると思うと大切に飼育をしていかないとと改めて思う瞬間でもありました。
子ども達が楽しめる環境をこれからも一緒に考えて整えていきたいと思いました。
(k.h)


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