◆8月27日(火)の子どもたち
2019年08月27日 火曜日

子ども達の好きな時間の一つが給食です。
眠くなってきたな~ ちょっと疲れてきたな~ 先生に甘えたいな~と気持ちが揺れ始めても保育士の「ごはん食べようか?」の一言を聞いたり給食を目の前にすると気持ちが高まり笑顔を見せ始めるのがつぼみぐみの子ども達です。
最近では自分のエプロンを手に取って椅子に座る子も見られるようになり、食への感心が深まりながら自分で出来る事をしたいという気持ちも強くなってきているように感じます。以前までは給食が出てきたら給食に釘付けで『早く食べさせてー!』と保育士に訴える場面がありましたが、食べたいよりも先に机に置いてある口拭きタオルに手を伸ばして自分で手を拭くという行動をしている子も出てきました。食べる前には手を拭くという流れも子ども達の中で繋がり始めているようです。
給食が始まり『いただきます』と上手に手を合わせ、〇くんや△くんも友だちや保育士がやっている様子を目にしているので自分なりにちょんっと手を合わせてみたりと、友だちからの刺激はこういった所でも受けているのだと感じました。食事の段階や子ども達の成長はそれぞれなので、それぞれのペースで進み、その中でスプーンを使ったり手づかみで食べたり食べさせてもらったりと一人ひとりが楽しく美味しく満足したと思えるような関わりを心がけています。
後期食の〇くんは固形物はまだ抵抗があるのか自分からはいかず保育士に委ねる事が多いのですが野菜スティックやフルーツは指先を使って上手に食べています。好きなものには積極的な〇くんはきっと自分の中でこだわりがあるのかもしれません。□くんは以前は自分で食べるより保育士に甘えたいといった様子で大きく口を開けて待っていましたが、最近はスプーンがお気に入りでスプーンを使って食べ物を口元へ運んでいます。大好きな給食の時間は皆、意欲的になるようでそのおかげで顔も洋服も手も床もごはんだらけになっています。しかし、その光景をみると今日もよく食べたんだなと嬉しくなる保育士達です。
洗濯物が増え、毎日洗濯をしてくださっている保護者の皆様にはとても感謝しております。そして、今日も思いっきり食べた証が汚れ物袋の中に・・・。
沢山手づかみ食べをして脳を刺激した子ども達は今日もお腹いっぱいになってぐっすり眠っています。遊ぶのも食べるのも子ども達にとって良い経験になっているようです。
K・E


◆園庭遊び(ふじ)

今日も午前中は雲が多く過ごしやすそうな気候だったので園庭に出て遊びました。
タライに水をはると子どもたちは、じゃぶじゃぶと手でかき回したり、中に入り足踏みをしてみたりと気持ち良さそうに遊んでいました。
〇ちゃんは数か所に置かれたタライを順番に手を入れて水の感触を楽しんでいるようでした。タライからタライへと移動している間に木の枝を見つけて拾っていました。その枝をタライの中に入れて水に浸していました。しばらくして枝を出してみると枝から雫が滴り落ちます。その落ちる水を見てとても不思議そうにしていました。
雫が落ちることを近くにいた保育者にも見せようと枝をタライの上から地面の上に移動させると、今度は地面にしずくが落ちていきます。そんな様子を見て、また不思議そうに保育者の顔を見ながら枝の出し入れをしていました。
その後は園庭の門の所に集まって、友だちと一緒に「にらめっこ」や「かけっこ」を楽しんでいました。
今日は、モンシロチョウが子ども達の前に飛んできてくれました。子どもたちは、ちょうちょうが飛ぶたびに嬉しそうに追いかけていました。少し前までは、ちょうちょうの動きが不規則なのですぐに見失ってしまうことも多かったのですが、見失わず嬉しそうに追いかけている姿を見て成長を感じました。昨日のアゲハが生んだのか、みかんの葉っぱに白い卵がいくつもついていました。子ども達にも伝えて一緒に観察してみました。どんな虫が産まれてくるのか楽しみです。機会があるごとに観察していきたいと思いました。(y.n)


◆どんな色が好き?(きく)

8月もあと少しで終わります。夏らしい遊び、色水遊びをすることにしました。
子どもたちに「どんな色が好き?」と歌いながら尋ねてみると、「あか」「あお」がとても人気でした。他にも「きいろ」「ピンク」「むらさき」などなど・・・ちゃんと好きな色を考えて答えてくれている事にも成長を感じます。今日はどんな色が出来上がるでしょうか?
今回用意した色は、赤・青・黄色そして白。
水の中に固まっている絵の具をクルクル手でかき混ぜてみると、みるみるきれいな色水が出来上がっていき、子どもたちの気持ちも高まってきました。
並んでいる形が様々なカップの中で、お気に入りを持ってきて色水をたっぷり入れていきます。始まってからしばらくはみんな真剣そのもの。集中すると、きく組の子どもたちは無言になってしまうようです。
早速、色と色を混ぜ合わせる子もいました。
色水遊びが大好きな〇くんは終始ニコニコ。カップに入れて、少しずつ違う色になった事を教えたくて、出来る度に「みてー」と嬉しそうに報告してくれます。
△ちゃんは、紫色が出来上がりました。綺麗な紫色に、「きれいだね。もう一回作って」とお願いすると、ちゃんと作った過程を覚えていたようで、きれいな紫色をもう一度作って見せてくれました。
今回白が入ったことで、いつもの色水遊びと一味違った色合いが出来上がりました。淡い色のピンクや黄緑、うす橙など色の幅が広がり、いつも以上に作る意欲が高まっていました。
□くんはいろんな色を混ぜて、メロン色が出来ました。「みてー、メロンジュース!」と嬉しそうです。しかし偶然できた色・・・。後で友達に「何を混ぜたの?」と聞かれ、出た答えは「メロンを入れたの」でした。
ミニテーブルのところでは自然に女児達が集まって座っていました。
「なに飲みますか?」「これ、誰が作ったの?」「このジュース、飲んでいい?」などなど会話も弾んでいます。そのグループにいた☆ちゃんは、新たに新しいジュースを作り直したい様子です。しかし、グループにいたいという気持ちもあるようです。隣の◎ちゃんに、「席、とっといて」とお願いしていました。すると◎ちゃんも「うん」と言って、☆ちゃんの座っていた場所に移動して席を確保していました。まるで大人のようなやり取りに驚いてしまいました。その後無事新しいジュースを作った☆ちゃんが戻り、遊びが再開されました。
色を混ぜて出来る変化をじっくりと楽しむ子ども達の他にも、ダイナミックにジャバジャバと遊ぶ子、カップとカップを重ねると水の見え方が変わって楽しむ子、ペットボトルの小さな口にどうやったら上手く入れられるのか考えながら遊ぶ子など、様々な子どもたちの姿が見られました。
今回の色水遊び、時間も忘れ、とことん楽しむことが出来ました。
I・Y


◆友だちと一緒の中で感じる様々な気持ち(たんぽぽ)

長く休んでいた〇くんが先週後半から登園して、久々の再会を喜んでいる子が多く、「〇くん来るかな?」と〇くんが登園して来るのを心待ちにしています。
特に待ち望んでいるのが△ちゃんです。
〇くんの動き、話すことすべてが気になり、側に寄って行きます。
園庭に出ても〇くんがコンビネーションのすべり台を滑りたくて困っているとサッと〇くんの側にやってきて「〇くんどうしたの?すべりたいの?こっちから登りな」と太鼓橋の下につれていき、登ろうとする〇くんを支えようとしています。
「出来るよ。がんばって」と応援しています。
しかし、〇くんは、登れず困ってしまいました。
その姿を見た△ちゃんは、「あっち行ってみようか?」と〇くんの視線に合わせるかのようにかがみこみ誘っています。
その姿から〇くんは、頷き二人で手を繋ぎ違う場所に行ってしまいました。
お世話が大好きな△ちゃんの優しい気持ちが沢山見えるひと時です。ほのぼのするやり取りにこちら側も気持ちが温かくなります。
優しく関わってもらうことで、安心しているなと感じられ、たくさんの笑顔が見えます。
また、どんな時も一緒に遊ぶ◇くんと*くん。
縄跳びを電車に見立てロープの端を持つと元気に出発していき、気になる子たちがどんどん集まってきました。
しかし、バランスを崩し止まってしまう事もよくあり、そのたびに思いがうまく調整できず苦戦する場面がありました。
◇くんが転んでしまうと*くんが気づくものの、気持ちをうまく伝えられなかったので両者の気持ちを聞いてみると◇くんは、「帽子が取れたから直していたら*くんが行っちゃった」「引っ張ったら◇くんが転んだ」と言ってなんだか居心地が悪そうです。
両者の代弁をすると納得した二人は、再び走り出し楽しく遊びはじめました。
思いを伝え、相手の気持ちを受け入れるには、もう少しかかりそうです。
しかし…次に見ると木にロープを巻きつけ反対側に居ながら「せーの。引っ張れ~。」と息の合った掛け声をかけひっぱています。
「何をしているの?」と聞いてみると合わせたかのように「工事中」と教えてくれました。
ぶつかることもありますが、遊びを共有し会話を楽しむこともある二人の姿に絆を感じます。
この二人のやり取りが魅力的なようで他の子たちも集まってくることもあります。
子ども達同士の世界が広がりつつある最近のたんぽぽ組の子ども達。
子ども達の気持ちを受け止めながら今後も子ども達同士のやり取りを大切にしていきたいなと思える一コマでした。
(N.Y)


◆シャボン玉アート (うみグループ)

スライムの材料を使って、何か違う遊びができないかなと思い、昨日の午後は子どもたちとシャボン玉で遊びました。今日もその続きとなりましたが、昨日とは少し違い、赤、青、黄色の絵の具でシャボン玉液に色を付けてみました。色の付いたシャボン玉液で画用紙にふーっと吹きかけてみるとシャボン玉が弾けて、弾けたところがスパッタリング(霧吹き)をしたようにちょっとしたシャボン玉アートのようになります。やりたい児を中心にやってみることに。材料を準備していると興味を示した子どもたちが期待を持ち集まりました。
大きめの画用紙を用意して、ベランダで行いました。
色を付けたシャボン玉液と色を付けていないシャボン玉液を用意して、自分がやりたい方を選んでシャボン玉遊びを行いました。始めは思うように画用紙に液が付かなかったりしましたが、何回か繰り返していくうちに徐々に画用紙が色つき始めました。途中、赤のシャボン玉液がこぼれてしまうというハプニングもありました。一瞬「あっ!」と反応を示す子どもたちでしたが、「仕方ないね」と切り替えていました。流れ出た赤色の液の上にシャボン玉を吹きかけて遊ぶ姿も見られました。
園庭の時間の頃に、シャボン玉アートも完成。とても素敵な作品が出来上がりました。
今日は赤、青、黄色の三原色で行いましたが、色を変えてやってみるとまた新たな発見がありそうだと感じます。
園庭では、蝉取りやシャボン玉あそび、ミストシャワーで涼んだりと子どもたちの笑顔も弾けていました。「今日はスライムやる?」とまだまだスライム遊びを楽しみにしている児もいるので、午後は再び、ひんやりスライムを提供しようかと考え中です。子どもたちの興味、関心に寄り添えるように準備をしていきたいと思います。(O.Y)


◆海の中(にじグループ)

今日は、クラスごとに分かれて絵具遊びをおこないました。
テーマは「海の中」です。
年長児はサメやくらげ、海藻など、水族館プロジェクトで今までやってきたことや、にじグループの装飾品すべてを一つにまとめたような素敵な作品になりました。いつもとは違う種類の新しい絵具が届いたため、年長児に紹介すると「深海の魚も描きたくなってきた」「やる気が湧いてきた」と意欲的になり、それぞれが思い描く海の中を描いていました。サメを描いていた☆くん。隣でサメを描いていた○くんと絵が重なってしまいました。すぐに手を止める☆くんと「邪魔した。僕が描いていたのに。」と少し怒りながら描き続ける○くん。☆くんは○くんが描いている様子を隣で静かに見ていました。少しすると☆くんのサメが○くんのサメに食べられているような絵になり、笑い合いながらまた2人で描き始めました。あえて子ども達の間に入らずに見守っていましたが、お互いの性格を理解している子ども達は小さなトラブルが起きても数分後には自分たちで解決し、何もなかったかのように遊んでいます。
年中児は色の混ざりを楽しみ、色を混ぜてきれいな色を作って描いてみたり、黒や茶色になっていたり、海を自分で描いてからその上に魚を描いたり、個性の出る作品になりました。描いているうちに「海の中」というテーマが頭からなくなり、描く楽しさを感じたようで「何描いたの?」と保育士が聞くと「うーん…草?」と言う答えが返ってきました。
年少児はくらげを描く児がほとんどでした。年長児・年中児の絵を見てから描いたため、真似しながら描いている児もいました。子ども達がどんな海を想像しているかはわかりませんが、1つの色を塗り、また違う色をその上から塗り、どんどん重ねて満足そうに「できた」という児もいたり、パレットすべての色を混ぜてから描き始める児もいたりそれぞれ違う姿が見られました。
どのクラスも「もっとやる」「まだやる」と夢中になって描く児が多く、子ども達のやりたいという気持ちに嬉しくなりました。楽しいこと、楽しくないこと、得意なこと、苦手なこと、やりたいこと、やりたくないこと…子ども達にも色々な想いがありますが、子ども達の気持ちを受け止め、少しでも「やってみたい」と思うことが増えていくような関わりをしていきたいと思います。K.Y


◆夏の終わりかな (そらグループ)

「ダンスをしたい」と訴える子どもたち。
集まりの時間は、ダンスからスタートとなりました。
今日は、看護実習のお姉さんや保育士体験のママ先生がいらっしゃる特別な日ということで、子どもたちは大喜び。
お隣にしたいという子ども同士の関わりがあったり、笑いがあったりと賑やかな集まりとなりました。
集まりでは、少しずつ暑さが和らぐことを子どもたちと共有していきました。
「夏が終わっていく」「もうすぐ秋だね」「湿度が下がっている」と朝の涼しさや晴れだけど気温の影響でプールに入れないということ、子どもたちは様々なところで夏の終わりを味わってるように感じます。
涼しくなってきたため普段園庭に出ない子どもたちにも園庭で遊ぶ提案をしてみました。
なかには「お気に入りの服が汚れちゃう」という子もいましたが、他の子どもたちから「先に着替えちゃいなよ」という案をもらうと、園庭に行く決意をしていました。
室内では休み中に作ったという『のり巻き』を友達と一緒に作ってみたり、ママ先生とかるたをやったり楽しみました。
園庭ではセミをたくさん捕まえました。
久しぶりに園庭に出た年長児の⚪︎ちゃん、△ちゃんはコンビネーションの頂上まで上がり、「うわぁ、セミ満タンだね」とセミの多さに驚いておりました。
上の方にたくさん逃げ惑うセミをどうにか掴もうと試みたり、セミの鳴き声のする方に駆け寄っていったり、保育者の手を引っ張って知らせてみたり。
水遊びを楽しむ年少児の姿もありました。
泥水をスコップですくい周りにまいてみたり、裸足で泥の感触を味わってみたり、笑顔が絶えない様子です。
夏の終わりを感じつつも、まだ楽しみたいといった様子の子どもたち。
終わりを決めつけず、今この瞬間を楽しんでいきたいと感じます。
(a.y)


Posted in 園のこだわり