◆8月24日(土)の子どもたち
2019年08月24日 土曜日
◆蝉がいっぱい(低年齢)

園庭に出た途端、子どもたちがしゃがみ込みました。「どうしたの」と聞くと、「虫、虫」とみんなでピョンピョン飛ぶ虫を「あ」と言いながら、追いかけていました。よく見るとそれは、蜘蛛です。「蜘蛛だ」と子どもたちもわかったようです。追いかけたけど見失いました。
そんなことで今日の園庭遊びが始まりました。もうそれからは虫探し、あっちこっちを見て回っているうちに蝉と蝉の抜け殻が落ちていて、そこでもみんなで囲んで見ていました。
それならばと、保育士が「蝉を取ってあげよう」と網を取り出してきました。その後を追いかけるようにみんな付いて行きました。1匹取り逃がし、跳んでいくのを見送ると、やっぱり蝉が欲しいという気持ちが高まり、木の周りを回ってみんなで見つけ歩きました。
居ました、木にとまっています。1匹捕まえ2匹目もゲットし、3匹目と木の幹に網を押し付けるとバサバサバサと10匹ぐらいの蝉が一斉に飛び立ちました。子どもたちは、蝉が取れたかが気になり、網に目が行っていいましたが、見ていた保育士の方が一斉に10匹も飛び立ちところを見てゾクゾク背筋に寒気がしました。1本の木に何匹蝉がいたのでしょうか。育子園の園庭は、すごいです。
捕まえた蝉を近くから見せてもらい、バサバサ羽を動かす蝉に近づけない、でも目は蝉から離せない、ちょっとひきつった顔で見ていました。
夏にしか出会えない蝉と接近遭遇して、びっくりしながらも夏の良い経験が出来ました。まだ蝉が元気に鳴いているうちに、また関わってみたいと思います。 M.K


◆土曜日保育 (幼児)

今週はスライムウィークです。
うみグループではスライム作りを行っていたので土曜日保育に来た子ども達はスライムを見てソワソワしています。
そして、アクシデントを見つけ出してくれます。
「先生、大変だよ」
ライトテーブルの上のジップロックに入れておいたスライムが流れ出ていました。
チャックの噛み合わせが悪かったのか、オレンジ色の海です。
子ども達は汚れた物を見るように少し離れつつ、そこで処理をしている保育者を見ていました。
きっとここで保育者を試していたのではないかと感じます。
拾い集めて改めて別の容器にスライムを入れ換え、子ども達にどうぞと渡します。
「え?遊んでいいの?」と驚く子ども達。
「え?遊んで良いよ」と伝えます。
ライトテーブルの近くで、床に落ちていた少しのスライムを触っている子ども達に、あっちに沢山あるからどうぞと伝えるとスライムゾーンに駆け寄りました。
スライムゾーンではとても興味深く遊ぶ子どもの姿と表情があったので、新しく一から作ってみました。
水の分量と洗濯糊の分量を合わせます。
「もう少しかな?」「こっち多いね」と質量を自然と理解し、量を合わせようと試行錯誤しながら力の加減や止めたり入れたりを繰り返しています。
しばらくぐるぐると割り箸で混ぜ、渦が出来るのを楽しんだりいかに速く回すか、丁寧に回すかを研究していました。
そこにホウ砂を混ぜた水を保育者がそれに注ぐと、自然と割り箸が重くなり、透明の塊が目に見えてわかる為その時の表情が誰しも素晴らしいものでした。
「んー。かったぁーい。」
「あ、お餅みたいなの出てきたよ」
固まる不思議や、水が無くなる不思議など驚きと喜びを表情とスライムを触る手の動きで表しています。
硬さの違いを共有し、感触など水の量や洗濯糊の量で変わることを知りました。
そんな中、匂いに目をつけた女の子がいました。
「私のオレンジだけど全然匂いしない。」
「僕のなんか臭い。」(洗濯糊が多かったからか酸っぱい匂いがしてました)
「良いね、じゃぁ秘密道具持ってくるね」と言い、アロマオイルをスライムに混ぜて作りました。
すると「くさい。」「すっごい良い匂い」とさらに驚き大喜びです。
「なんで?なんの匂い?オレンジだ」
「この匂い知ってる。」
「それ何なの?」
四種類の香りがあったのと秘密道具の初提供ということで今回はそれぞれ色にあった香りを保育者がチョイスしましたが、今度は自分達で色に合う匂いをチョイスしてもらいたいと思います。
そして、先日スライムを凍らせたらどうなるか?と気になっていた子どもがいた為、冷凍庫に入れてあります。
来週の子ども達の反応が楽しみです。
園庭ではボール遊びやセミの観察、ビーンズのお友達と遊びました。
午後も子どもが保育園に来て良かったと思える一日になるよう時間、空間、仲間の環境を整えていきたいと思います。
k★y


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