あそびを力に変えていく
2019年07月22日 月曜日
新入社員に求められる能力にどのようなものがあるかを調べてみると、「仕事を早く覚える。」や「頼まれたことは必ずやりきる、やり抜く力」という積極的に取り組む姿勢があげられていました。相手の求めているものを理解し実行していく力です。組織の一員として必要とされるものです。そのためには、先輩から学ぶことから始まります。それは積極的に学ぼうとする意欲から始まります。
今朝も乳幼児を見ていると遊びのゾーンにいるAくんとBくんが積木あそびをしていました。厚みのある丸い積み木を一所懸命に積んでいました。一つひとつ積み重ねていってました。最初に置いた積木の上に、2枚目を置く。ずれないように置いているのが分かりました。そして、3枚目、4枚目、5枚目と置き方や位置を瞬時に判断しながら重ねていってました。お友だちと隣同士で同じように行っていました。何気なく遊んでいるように見える積み木です。そばにいる保育士からは、つみあがった積木を見て「一つづつきちんと積んでいたね!」「一生懸命にやっていたね。」「頑張ったね。」と取り組んでいたことを褒めていました。保育士は子どもと一緒の気持ちになって高くなっていった積木を見ていました。積木遊びをしていたAくん、B君の顔が嬉しそうでした。
子どもが何気なしにしていること、やっていることに意味づけをしてあげ、子どもにとって宝にしてあげられるのが保育士のことばなんだと教えてもらいました。
園長 田中基之
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