みたままつり
2019年07月12日 金曜日
今年は、今日7月12日に迎え火を焚いてご先祖様をお迎えしました。実際は7月13日に行いますが、明日は土曜日で参加できる子どもたちが少ないため、前日に行いました。昔ながらの儀式にのっとり、焙烙皿(ほうろくざら)におがらを置き、火を焚きます。そのほかには、火を消すためのミソハギ、そしてきゅうり(馬)、なす(牛)などを準備し、儀式を行います。すべての品に意味があります。
迎え火を焚くと煙が立ち上り、それを目印にきゅうりの馬に乗ってご先祖様が帰ってきます。子どもたちの中には「ご先祖様の姿が見える」と言う子が毎年います。大人が考えると、嘘をついていると思える内容ですが、子どもたちは時々空想と現実の区別がなく、想像したことや「こうなるといいな・・・」と思うことを本当ことのように話すことがあります。これは、成長していくうえで幼児の特徴としてよくあることで心配のない嘘です。
きっと子どもたちの素直な目には本当にご先祖様が映っているのだと思います。そして目に見えないはずのご先祖様の存在を感じることができる今の感性を大切にしてしていきたいです。
お盆明けの16日には送り火を焚いて、なすの牛に乗ったご先祖様が帰っていく姿がまた見えると思います。今私たちが存在するのはご先祖様や両親のおかげ様です。目に見えても見えなくても、生かされている命に感謝し、自分を大切にそして周りの人も大切にできる子どもたちになってもらいたいと願っています。
保育主任
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