◆7月29日(月)の子どもたち
2019年07月29日 月曜日
◆あいさつ(つぼみ)

梅雨が明けました。今日は晴天、水遊び日和です。タライに入った水をカップですくったり思わずタライの中に入ってしまったりと様々な姿を見せてくれる子ども達。頭上から降ってくるシャワーミストにも『キャッ!』と肩を丸めて喜んだりと楽しむ様子も増えてきました。
園庭に行く前にはお部屋では紙芝居を読んでホッと一息つく時間を設けてみました。日々「いただきます」や「ごちそうさまでした」と言った動作の挨拶が習慣化されてきており、最近は「おはよう」「こんにちは」の挨拶もする姿がちらほら見られているので今日の紙芝居は「こんにちは」を選んでみました。内容としては登場人物に順番に「こんにちは」と挨拶をしていくものです。
保育士が読んでいき、こんにちはと挨拶をすると『あ、わたしも』と言っているかのように笑顔で一緒になって『こんにちは』と頭を下げてくれた〇ちゃんは「上手にできたねー」と褒められると嬉しそうにパチパチと自分に拍手をしていました。ストーリーが進むにつれ、子ども達も集まってきて最後はみんなで一緒にこんにちはと挨拶をしました。ん?と言った表情で目を丸くしている子もいれば〇ちゃん同様に頭を下げている子、中には手を合わせている子も見られました。
一日の中で挨拶は色々な場面で行なわれています。大人に限らず幼児組のお兄さんお姉さん達など相手も様々。つぼみぐみの子ども達も色々な所でその様子を目にしているのでしょう。嬉しそうに楽しそうに行なわれている子ども達の挨拶や朝のお返事は心がほっこりするそんな瞬間です。
K・E


◆おばけきゅうり!? (ふじ)
ジメジメからムシムシ・・梅雨が明け、暑い夏がやってきました。
これから、お盆休みや夏休みで休みの子が少しずつ出てきます。人数が揃う日を大事に過ごしていきたいです。
みんな大好き「だるまさんが」を読みました。「どてっ」「ぷしゅー」「びろーん」と絵本の擬音に合わせて真似っこ。みんなとっても上手です。最後の「にこ~」では指をほっぺにつけて一人ひとり、可愛い笑顔を見せてくれました。子ども達の笑顔に朝からほっこりです。
この日差しのおかげで育子園の野菜たちは順調に成長中。
きゅうりを覗くと、葉っぱの影に隠れてとても大きなおばけきゅうりを発見しました。
近くにいた〇ちゃんと▽ちゃんにを誘ってみると「おっきい」と一言。
一緒にネジネジネジネジ・・・プチッ。採れました。子どもが手にするとその大きさが更によく分かります。2人ともいい顔をしていました。
塩もみきゅうりをしようと給食室から道具を借りて準備をしていると、☆ちゃんがしそを手にし、こちらをジッと見つめていました。以前、保育士と野菜を収穫し、その楽しさを知った☆ちゃんは最近、園庭に出ると花壇の所まで行きなにかしらを収穫しています。
そんな☆ちゃんが今日採ったのはしそ。一緒に調理して欲しかったのか、「これとったよ」と見せたかったのか・・「きゅうりと一緒にたべる?」と聞くとしそを渡してくれました。
「おいしくなぁれ」と言いながらモミモミ体験をしました。みんな上手に揉んでいました。
ウッドデッキの上で調理をしていると、あっという間に子ども達が集結です。
皆が揉んでくれたおかげでとってもおいしいしそきゅうりができました。
一番にきゅうりを採ってくれた▽ちゃんにあげました。でも、▽ちゃんは給食の時もこれまで行った野菜の調理の時も手を付けず、野菜嫌いです。
今日も渡しても、プイッと興味無しだと思っていたのですが、手に取ってくれました。
少しの時間受け取ったきゅうりをジッと眺めていました。「どうしようかな」「食べてみようかな」と悩んでいるように見えました。結果的には、食べませんでしたが手に取って悩んだ姿は大きな成長です。自分で収穫したきゅうりは▽ちゃんにとっても特別だったのだと思いました。
外で食べる体験、収穫できる喜び。これらが食育に繋がってくれればと思います。
また、子ども達が感じる「特別」を大切にしていけたらと思います。(I・K)


◆色水あそび(きく)
朝、保育室に入っていくと、笑顔で出迎えてくれる子どもたち。◎くんは、足首のあたりを見せてくれ、「ここ、痛いの。」と言っています。見てみると、虫に刺されたようで、赤く腫れていました。「あーほんとだ。虫にさされちゃったんだね。」というと、うんうんとうなづいています。△ちゃんもやってきて、バンドエイドを貼った指先を見せてくれました。「あらら、お怪我しちゃったの?」「そう、パパとママといるときに。」「痛かったねえ。」とやりとりするとなんだか満足げに去っていきました。家庭での出来事、休み中のことを何か話したいという気持ちが出てきているのかな、痛かったことに共感してほしいのかなと、それぞれの思いをくみ取りながら、子どもの話に耳を傾けています。
日中、テラスで色水遊びをすることにしました。大好きな水着に着替えます。水着を着るのは、3回目。着る前にトイレに行くこと、脱いだ服をたたんで、ロッカーに置くことなど、子どもにとってはやることがたくさんありますが、少し慣れてきたようです。大好きなこと、楽しいことが待っているとわかっているので、意欲的に行なう姿が見られます。
テラスに出ると、赤、青、黄色の3色の色水が用意してありました。そして、大小様々なサイズのペットボトル、透明や白の様々なプラスチック容器。さっそく、好きなものを手に取り、色水を入れ始めます。
その遊び方はやっぱり様々。ボトルに入れて蓋をし、満足そうな子もいれば、ペットボトルのキャップを食べものに見立てて、大きめのカップに入れ、「つるつるめんめんでーす。」と言っている子もいます。※くんは、卵の容器のくぼみの一つ一つにキャップを入れ、「たまごでーす。」と見せてくれました。
☆くんは、しゃがみこんでじっくり遊んでいます。みその入っていた四角い容器を使って、もう一つのカップに色水を移しているのですが、四角の容器の角を使って、こぼれないようにうまく移しているのには感心してしまいました。
様々な色を入れたり、混ぜたりする子が多い中、●ちゃんは、ほぼ言葉を発さず、黄色の水をひたすらカップですくってはペットボトルに入れ、いっぱいになると全部出して、また入れて・・・を繰り返していました。ペットボトルから水を出すときに、口が狭いので、どぼどぼ、ごぼごぼと振動があり、その感覚を楽しんでいるようでした。
一人ひとり違った楽しみかたや感じ方、発見があり、その個性は見ていて飽きません。子どもたちも飽きることなく、40分ほどの時間をじっくりたっぷり遊び尽くしていました。1っ回で終わらせることなく、何度もやることで、さらなる遊びの発展につながる姿を見ていきたいと思います。
(T.M)

◆新たな出会い(たんぽぽ)

園庭に出ようと階段を降りてきた時のことです。
そこには、ひっくり帰ったコガネムシが足をバタバタさせていました。
「虫がいる~」「動いている」と階段で立ち止まり観察タイムが始まりました。
「お腹空いているかな」「これ食べるかな」「触ると動くよ」など見たり、触る中で様々な言葉が聞かれます。長い雨が終わり、土から出て飛んできたものの暑くて動きが弱くなってきたようでした。
階段での観察タイムも危ないため園庭に下りてきて土の上でじっと見つめた〇くんが「これ食べるかな」と石を持ってきました。すると△くんが「食べないよ」と言っていました。
そのやり取りをしていると、「葉っぱ食べるかな」と◇くん。
そのまま渡しても食べずらいと感じたのか細かくちぎってコガネムシの上にかけて様子を見ていましたが、コガネムシは、窮屈そうです。
次にやってきた☆くんは、小枝でつついてみるなど様々な関わりから、コガネムシが動くか、葉っぱを食べるかと食い入るように観察を楽しみ、満足すると他の子たちは、続々と違うあそびに向かいました。
そんな中、汗をかきながらも長時間観察を楽しむ☆くんと◇くん。どうしたらひっくり返った虫が直るか、コガネムシが動くことの不思議に興味津々な様子です。観察タイムが終わりが見えず、日差しも強くなり、コガネムシが弱ってきたので二人に話し、木の下に移動させてあげました。
「いなくなってしまったね」と寂しそうでしたが…、満足したのか二人は遊びに出かけて行きました。新たな出会いを楽しんだたんぽぽ組の子どもたち。
最近は、天気が良い日が増えてきたので水遊びの時間をたくさん取るようにしていたので久々に園庭に出て遊んだことにより、偶然の新たな出会いを楽しんでくれたようです。
今後も夏ならではの出会いを体験できたらいいなと思える一コマでした。
たっぷり園庭で遊んだ後は、シャワー前に水遊びをしました。この暑さなので水の心地よさを感じたのしんでいました。「明日は、プールしようね」と話し、心待ちにしている様子でした。明日もたくさん水遊びが出来たらいいなと思います。
(N.Y)


◆暗くしてみよう(うみグループ)

今日は、室内、園庭遊びを行いました。
子どもたちは、思い思いの遊びを選択し楽しみます。今日も、様々な遊びのゾーンで子どもたちの心温まる、感心させられるような遊びの世界が広がっていました。
ブロックゾーンで年少の〇〇くんと年中の△△くんが電車で遊んでいました。
印象的だったのは「ここに、こうやってつなげるのはどう?」「あっ、それいいね。」などと、互いの主体性を保障し合いながら遊ぶ姿が見られたことです。
異年齢で過ごす中、自分の気持ちを素直に出すことや他児の気持ちを考えることなど、社会性が育まれているのだなと、成長を感じ嬉しい気持ちにさせられました。
率先して、カブトムシ・クワガタの飼育を行う年長児がいました。
飼育を行う中、うまれた疑問が「どのようにしたら、クワガタのメスとオスが結婚するか」です。
図鑑を見たり、友だちに聞いてみたり…。
試行錯誤した結果、年長児が出した答えは、夜行性のクワガタに合わせ「夜」にすることでした。
虫かごを暗い場所に隠してみたり、図鑑をたてかけ光をさえぎってみたりと探究心を持ちながら働きかけていく姿に感心させられました。
このように、子どもたちの姿から、子どもは、遊びや他児との関わりを通し様々なことを学び成長していくのだなと、改めて温かく見守っていきたいという気持ちにさせられました。
(T.N)

◆伝承遊び (にじグループ)

朝の集まりを終え、椅子取りゲーム、ハンカチ落としゲームに加え、かごめかごめの伝承遊びを一緒にやってみました。初めて遊ぶようで、見よう見まねでしたが少しずつ遊び方が分かってくると、「後ろの正面だあれ」の最後のフレーズになると、後ろに座りたくて皆、自然と小走りになり同時に座る児もいました。
ジャンケンで決めて誰が座るかやり取りしている間に、誰が座っているか分かられてしまったりする場面もありそうでしたが、楽しんで遊んでいました。
園庭では夏野菜が豊富に収穫され、「せんせい、あのキュウリ取れる?」などと皆の目は収穫する楽しさを味わいたくて、うずうずしている様子でした。
早速、ゴーヤは甘味噌で調理して、キュウリは塩漬けにし、子ども達は、それぞれに手を伸ばし、美味しく頂く事ができました。
園庭にはセミが鳴き響くようにもなり、セミの抜け殻を見つけ服の上に付けて見せに来てくれたりと、梅雨明けの発表と共に夏らしさを感じられるようになりました。
部屋に戻り、シャワーを浴び爽快感で表情が輝いていました。S・A


◆色を作ってみよう (そらグループ)

今日も最高気温30℃を越える日になりました。
朝の会の話の中で、改めて熱中症についての話をしました。
その際に「お部屋の中でも熱中症になることがあります。その時はどんなとき?」と子どもたちに聞いてみました。すると、「クーラーがついてないとき」「扇風機が回ってまわってないとき」「窓を開けているとき」と沢山の意見が出てきました。どれも正解です。
クーラーだけでなく、お水を飲む事も大切だという事も伝えました。お部屋でもなることを知り、驚いていた子が沢山いました。
「もちろん、外で遊ぶ時には特に注意して、木陰で休んだり、水を飲んだりしてください」と伝えると「木陰は涼しいんだよね」「沢山のもう」と言ってくれました。
園庭に出る前にお部屋では、絵の具でこの色とこの色をまぜるとどんな色になるかを年長さんを中心に実験してみました。
画用紙に保育士が〇+〇=〇とかき、まずは身近な色の名前を書いてその色を塗り、色同士を足していきます。「あかとあおはむらさきになるんだよね」「くろとしろはグレーだよ」と色を足す前からわかっている児もいましたが、自分でパレットを使い、色を作ることの楽しさを知っていきました。色を作る時のお約束「1.筆をあらうバケツは、筆の色が落ちなくなったら水をかえる。2.色が混ざらないように色を足すときには必ず筆を洗う。3.色をまぜる時にはパレットを使う。4.パレットは色がまぜるところがなくなったら洗う。」を子どもたちに伝えると一つづつ思い出しながら、時にはお友だちと考えながら色を作る楽しさを味わっていました。「もう一回やりたい」と☆くん、〇ちゃん、△ちゃんが言ってくれたので、今度は自分たちが混ぜてみたい色を決めてやってみることにしました。「この色とこの色をまぜたらこれになったよ」と新たな発見が産まれました。お友だちがやってみた色をみて、同じようにやってみたり、作っていない色を作ろうとしてみたりと様々な姿が見られるました。
園庭では、水を使っての水遊びに夢中です。バケツ一杯に水を入れては地面に撒いたり、泥を掴んでみたり、感触を確かめているようでした。洋服がびしょびしょ&ドロドロなのは沢山遊んだ証拠。今週は暑い日が続きますが、熱中症に気をつけながら、プール遊びや水遊び、室内でも子ども達が楽しめる環境を提供していきたいと思います。
(k.h.)


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