◆7月22日(月)の子どもたち
2019年07月22日 月曜日

今日のつぼみ組も全員出席で、体調もすっかり良くなったようで、窓を開けると積極的に、元気にテラスに出ていく姿がみられました。
今日からサイズアップして新しい靴になった子が二人もいて、毎日一緒に過ごしていると気づかない身体の成長を感じました。新しい靴もピッタリと馴染み、さっそく園庭に出かけていきました。
大人と手を繋いでたくさん歩こうと頑張っていたり、物に掴まらずにバランスをとりながら、えっちらおっちらと自分の足で地面を踏みしめて歩いていたり、という姿が増えているようでした。
先月は、築山を摺り這いで登ろうとしても、ずり戻ってきていた〇くんでしたが、今日は、立ち上がって手すりに掴まりながら、一歩いっぽ歩いて登りきっていました。声をかけると満足気な笑顔をみせてくれました。
長い梅雨で、外に出ることが少なかったにもかかわらず、順調に、確実に、子どもたちの一歩は踏み出されているのだと、頼もしく感じました。
F.S

◆バケツの中身は?(ふじ)

今日は園庭で遊びました。園庭に出ると、虫(だんご虫やミミズなど)取りをしようと、シャベルとそれを入れる容器(カップやザルなど)を持って、体育倉庫の裏やプランターのある所(プランターの底)、園庭の端の方などへ、保育士の手を引いて現場へ連れて行って遊ぶのが定番になっています。
今日はバケツを持ち歩いて、あちらこちら移動する姿が多く見られました。バケツとシャベルをセットに2人の子が楽しそうに連れ添って遊んでいました。すると、ししとうが生っている花壇の前に、何人か同じようにバケツを持っている子たちが並んで立っていました。
バケツの中を拝見。何も入っていない空っぽの子。土が沢山の子。ししとうをたくさん採って入れている子。そして、土に採ったししとうをさしている子。様々見られました。見せてーというと、みんなバケツを並べて置いて見せてくれました。
最近はお友だちの真似をして、ちょっとの時間ですが一緒に同じことをして遊ぼうとする姿がみられます。お山の方でも、高月齢の子が、スタスタと山を下りて行くのを低月齢の子が見て、上下に身体を動かし、ゆっくり降りて行き、スタスタを真似していました。真似から入り関わりを、それぞれに楽しんでいるようです。(T.Y)


◆園庭でたっぷりと(きく)

休みの間、お祭りに行った子が多かったようです。「あのね、〇〇ちゃんと△△ちゃんといっしょだったの」「何かおいしいもの食べたの?」と尋ねると「パクパク」と食べる真似をして見せたり・・・。なぜかポンポンを持ち寄って大きな声で唄いながら部屋中をグルグル回って「おまつり」を再現してくれました。言葉にしたり、歌や踊りで表現して一生懸命楽しかったことを伝えてくれて、賑やかな朝の始まりになりました。
今日は朝からどんより曇っていて、時折雨が降っています。
「外にいってみようか。雨、降ってるかな?」と子どもたちに聞きながら外へ出てみると、雨は止んでいました。今がチャンスと思い、今日は早めに園庭へ出て遊びました。
階段を降りて、まず「あ、むし」と教えてくれた〇くん。その声に「え?どれ?」とみんな虫を探し始めました。今日も虫探しで盛り上がりそうです。
「あ、ちょうちょだ」という声に、いちばんに反応したのは□ちゃんです。ちょうちょが大好きで、いつも追いかけっこをしています。今日は2匹のちょうちょがひらひら飛んでいて、一緒に飛んでいるように□ちゃんもちょうちょの様な動きで追いかけっこをしています。
「あおむし、さがそうよ」と誘ってきたのは△くん。先日見た時にミカンの葉に幼虫がいた事を思い出したようです。一緒に探してみると、残念ながら見当たらず、それでも諦めきれない△くんは葉の裏まで覗き込んで探していました。
他にもアリを探したり、ダンゴ虫を捕まえたりしていると、☆くんがミミズをザルに入れて見せてくれました。ミミズのザルにダンゴ虫をサッと捕まえている☆くん。少し前までは保育士に捕まえてもらっていたのに、今日の逞しい姿に驚いてしまいました。
園庭の奥で遊んでいると、セミの抜け殻を発見しました。
「からっぽだから虫はいないよ。大丈夫だよ」と伝えますが、抜け殻の独特な形を見て、恐れおののく子ども達。今日触れたのは◎ちゃんだけでした。セミの抜け殻を見せようとしていたら、いつの間にか追いかけっこになり、それがかくれんぼに遊びが変わっていきました。
「もーいーかい?」「まーだだよ」とやり取りはするものの、やはりかくれていられず「ばあ!」と自分から出てきてしまいます。かくれているつもりでも、体は丸見え。そんな可愛いかくれんぼごっこをひと時楽しみました。
天気もなんとか持ち、久しぶりにたっぷりと園庭で遊びことが出来ました。
いろんな発見もあり、これからの園庭遊びも楽しみです。
I・Y


◆安心して過ごすことができる場所(たんぽぽ)

外に出ると、涼しいと感じられる日です。
園庭で、すぐに自分のやりたいことを見つけることができる児がいます。
スコップとバケツを手に持ち、砂やはっぱをたくさん入れていきます。お料理をしているそうです。
「せんせいきて」と太鼓橋に誘ってくる児もいます。「できるから」と見せたい児、「のりたいの」と手伝ってもらいたい児、それぞれが目的を持っています。
反対に、なにをしようか・・・迷いながら、歩いているだけの児もいます。
◎ちゃんは、保育士の手をそっと握り一緒に歩いていきます。
「太鼓橋する?」首を振ります。
「砂場に行く?」やっぱり、首を横に振ります。
「ゆりかごスイングに乗る?」これも違います。
「先生と手を繋ぐの」・・・これが答えでした。
何をして遊ぶわけでもなく、保育士と手を繋いで一緒に歩いているだけでいい。この時、◎ちゃんにとって安心できる場所であったこと、嬉しく思います。
しばらくして、「あれ、やってくるね」とロッククライミングに登っていく◎ちゃん。安心できたことで自分から離れていく姿でした。
相手が保育士ではない場合もあります。お友だちがそばにいるだけで思わず笑ってしまったり、お友だちと一緒なら太鼓橋に挑戦しようかなと頑張ってみたり、様々な人との関わりに中で過ごしている姿です。
日々、大好きなお父さんやお母さんから離れて過ごしている子ども達。その中で、安心して過ごせる場所を提供できるよう子ども達に寄り添っていきたいと感じます。(M.C)


◆長い目で見ていく (うみグループ)

今日は室内と園庭で遊びました。
午前には身体測定を行い、子ども達はおっきくなってきたと言っています。
朝の時間、お泊まり保育明けの年長児の姿が普段とは違っていました。
朝の集まりの参加の仕方や雰囲気が自由気ままで、もも・ゆり組の子ども達が椅子に座らずにピアノの近くにいる年長児の姿を不思議そうに眺めておりました。
普段の生活に戻りたくないという思いなのかそれ程お泊まり保育が刺激的で楽しかったのか定かではありませんが、もう一回お泊まり保育をしたいと声をあげる子ども達もおりました。
室内ではおままごとゾーンで遊ぶもも組の子ども達がおります。ロフトの上では魚釣りや、お家が出来ており子ども達の中でルールがきめられています。そのルールは時に理不尽なルールの時もあります。そのせいか、利用する子ども達の不満そうな声が度々聞こえる事もありますがすぐに大人がそのルールを改善する事はせず、子ども達同士コンタクトを取り合う良い機会としています。
また、もも組の子ども達はCDゴマの模様描き、ゆり、ひまわり数人の子ども達と絵の具でスタンピングを行いました。大まかなやり方を伝え、見せました。CDゴマの模様描きの筆圧の強さや色の使い方、作品の制作時間に個性が見られます。また今回のスタンピングは夏の風物詩でもある、花火の様な作品にも見えるものですが子ども達は楽しくて何度も何度もスタンプをしながら押し付けて回して見たり、こうするとどうなるのだろうと実験をしている様でした。作品をどう捉えるかや花火の様に見えるかは個々である為一概に決まったやり方はありませんが、数回軽く押さえて次のスタンプへ…という流れがそれに見えるやり方でもあります。
○君が沢山の絵の具をつけて押し付けながらそれを回し、丸を作っていました。
何度も回数を重ねていくと、次第にこんな事を言いながら行っていました。
「いち、に、さん…。いち、に、さん…。いち、に、さん…。」
以前とのやり方とは違い、花火の線の様に見える作品が出来上がりました。
そしてそれを写真に撮って欲しいと保育者に訴えてきました。
写真を撮ると嬉しそうにもう一回やりたいと紙を手にします。
子ども達にとって、ルールや順序は大切ですがそれを子ども達自身で納得出来る環境や失敗、掟破りな体験が出来る事も重要であると感じます。活動を通して学ぶ事は何なのかを大切にしていきたいと思います。
スタンピングを行わない子ども達もいました。まだ他の遊びをしている、友達がやらないならやらない、手が汚れる、自信がないなど様々です。
大切なのはやる事ではなく、やるかやらないかをじっくり決められる様な考える時間や環境、保育者の声かけであると感じます。明日もまたスタンピングを設定してみたいと思います。今日行わなかった子どもがやるかもしれません。タイミングもあります。
参加したか参加しなかったで見ると参加した方が良かったようにも見えますがそれが楽しくないと感じてしまうような自発的ではなく義務的な活動では参加しない選択の重要性があるのではないかとも感じます。
だからこそ我々が子ども達への関わり方を工夫し、素材の提供や導入を疎かにしないよう丁寧な保育を心がけていきたいと思います。
k★y

◆熱帯魚つくり(にじグループ)

お泊り保育が終わり、年長児からは「楽しかったね」年少児からは「初めてお当番できた」と沢山の嬉しい声が聞こえてきました。
今日は朝の集まりが終わり「椅子取りゲームとハンカチ落としと新聞紙ゲームしたい」と言った児がいると、その一声に子ども達が集まってゲームを楽しみました。
年長児が中心になるのですが、年中、年少児もルールを理解し一緒に楽しむ姿が見られるようになり、クラスの一体感が以前よりも増していることを感じました。
水族館プロジェクトでは、熱帯魚作りが始まりました。
保育士が別の遊びをしていると「熱帯魚つくらないの?」と年長児がきました。
保育士と一緒に取り組みたいという想いが強く、「一緒にやろう」と誘ってきてくれます。
自分達で材料を用意し、図鑑を見ながら「10センチっでどれくらいだろう?」「熱帯魚ってどのくらい種類がいるのかな?」という疑問も一緒に調べたり、考えて取り組んでいきました。
何匹かできた作品のなかには、ガムテープをはがすと魚の中身が見える工夫までしてあるものもあり、とても面白いです。
出来上がった作品を以前から子ども達が「スズランテープで波をつくったらどう?」と言っていたことを思い出し、保育士がスズランテープをつけて「ここに飾ってみたらどうかな?」と提案しました。
すると、子ども達も想像力が膨らみ「きれいな色の魚をもっと沢山つくって飾ろう」「大きな魚も立体的につくって、ここに飾りたいな」と楽しい会話が繰り広げられていきました。
「これどうかな?」「こうしてみたいな」という一人ひとりの声に耳を傾けて、それぞれが「それいいね」「もっとこうしたいな」と自分の意見もしっかり言える関係が成り立っていました。。
また、子ども同士の関わりを大切にしながら、保育士も一緒に取り組む関わりの重要性も感じました。(B・K)

◆お泊り保育を終えて (そらグループ)

今日、年長児がいるのを見て「今日はずっとそらグループにいる?」と聞く年中・年少児たち。お泊り保育の日に年長組がいない事をさみしがっていた為、嬉しそうに聞く笑顔が印象的でした。
朝の集まりの時に、年長児がお泊り保育で1番楽しかった事を話してもらいました。
「流しそうめん」「夜の探検」「花火」「スーパーボールすくい」と話す年長児。
「流しそうめんしてたの見たよ」「夜の探検したの?」「花火いいな~」と1つひとつに反応する年中児は、「次はぼくたちの番だよね」「泊まれるかな?」と、来年を意識しているようでした。
年少児も「ひまわり組さんいない時に、お片付け頑張ったよ」と誇らしげに報告し、
「それはすごいね」「みんな頑張ったんだね」と褒めてもらいニコニコ笑顔を見せます。
最後に年長児たちから「泣かなかったよ」「お部屋に貼った赤ちゃんの時の写真を思い出して、『もうお姉さんになったから大丈夫』って思って頑張ったの」との言葉が聞かれ、楽しい思い出と共に、お泊り保育を経験した事が大きな自信となった事を強く感じました。
話を聞いた年中・年少児たちにとっても刺激になったようです。
年長児から、「お泊り保育を頑張ったから、園内探検したり年長児だけで少し遊びたい」との提案があり、年長児同士の結束が強まったのも感じられました。
年長児だけでダークルームに行くと、光に反応するボード等に興味津々。
「ここでプラネタリウムしたい」との声も出ました。
今後は年中・年少児を含め、ダークルームでの不思議体験も経験していきたいと思います。
園庭ではドロケイやリレーを学年入り混じって楽しみ、「次はファミリースポーツデーだ」と元気いっぱい。常に楽しい事に気持ちが向く子どもたちの力強さを感じました。
O・Y


Posted in 園のこだわり