◆7月20日(土)の子どもたち
2019年07月20日 土曜日
◆特別な土曜日保育の楽しみ方(低年齢)

今日は、年長児のお泊り保育2日目。いつもの土曜日と雰囲気が違うことを感じているのか園庭の様子をじっと見つめています。
その先では、元気な声がするだけでなく、大きな布がカラフルに色づく様子など音や視覚が楽しいようで興味津々な子たちもいます。
外に遊びに行ったら触ってしまうかと考えていた保育士たちでしたが…。
実際に園庭に出てみると、大きな布に驚いた子たちがそっと首をかしげながらこっそりのぞいていました。
保育室から見るよりも大きく圧倒されたふじ組の〇くんと△ちゃんは、不思議そうな表情をしていました。
その後は、昨日に引き続きタライに石鹸水の泡の水やしゃぼん玉を用意してみると、気になる子たちが遊び始めました。
泡の感触を楽しむきく・たんぽぽ組の◇くん。手の平や腕で泡の感触を楽しんでいます。
泡が無くなってくると水面を揺らしてみたり、泡を復活させようとするのか工夫らしき事をしています。なかなか復活しないと隣のタライに水がある事に気付き、泡を運び始めました。
この一連の遊びを見ていたふじ組の〇くんと△ちゃん。どのように遊ぶかと観察し、遊びだすタイミングを待っているようです。
◇くんが満足し、他に移動すると2人の水遊びが始まりました。タライの中に手を入れたり、バケツですくったり。会話が無くても水の感触の心地良さを共に楽しんでいる姿を見せてくれていました。遊び方を観察し、遊べるタイミングを計れるこの二人の姿に驚かさせられました。
また、しゃぼん玉に関心をもった子達は、「ふぅぅ~」と息を上手に吐くとたくさんのしゃぼん玉を飛ばし風に乗って飛んでいくシャボン玉に満足そうです。
その子たちに、保育士が「ログハウスの下あたり座っているつぼみ組の子にも飛ばしてあげて」とお願いすると嬉しそうに飛ばしてくれました。つぼみ組の子が手を伸ばし、嬉しそうにしているとその姿をみたきく・たんぽぽの子もニッコリ。ほのぼのするひと時となっていました。
少人数ならでは、優しいのんびりとした遊びが展開されたのかと感じることが出来ました。
特別な土曜日を過ごすことが出来ました。
(N.Y)


◆土曜保育 (幼児グループ)
今日は、年長児がお泊まり保育の為、昨日同様、年少、年中で過ごしました。
室内遊びでは、ブロックやラキュー、机上遊び、ロフトを使ったレストランやジュース屋さんごっこ。園庭では、虫探しや鬼ごっこが主体的に行われていました。
レストランごっこは、年少児中心に進められ、料理を作る子、お客さんにチケットを配る子など感心させられるような遊びの広がりがありました。
楽しい雰囲気に誘われ年中児がお客さんとしてやってくるなど、心温まる関わり合いもたくさん見られました。
生活の場面では、年中の△△ちゃんが「今日は、年長さんもいないからお当番やってあげる」と、遊びをきりあげ率先して給食の配膳を行ってくれました。
このように遊びなど様々な場面において、主体的に環境に働きかけていく子どもたち。
本当に子どもは、日々、学び成長していくのだなと感じさせられるとともに、これからも温かく見守っていきたいという気持ちにさせられました。
(T.N)


◆お泊まり保育(続き)(年長)

お泊まり保育1日目後半。
しっかり体を休めた子どもたち。
休息の時間のスタンプを押す箇所にはコントロールと書かれてあります。
今なぜ体を休めるのか、普段の保育では寝てないのに、という子どもたちもおります。
しかし、今日はお泊まり保育ということで夜まで楽しいことがある、そのためにはどうするのか、子どもたちは自分の体のことを考えながら各々の休息の仕方に徹していました。
チャイムと同時に子どもたちは元気よく布団を片付けます。
次はおやつ。
子どもたちが提案したかき氷です。
室内での予定でしたが、給食に続きおやつも園庭へ。
いつもと違うこと、違う場所は楽しくって仕方がない、といった様子です。
子どもたちは「べー」と舌を出し合い、いちごの赤になったり、ブルーハワイの青になったりヒンヤリ冷たいかき氷に癒されます。
次は縁日&プロジェクトの時間。
各3グループの子どもたちがクジを引き、作ることを決めた2つの縁日ゾーンの他、うみ・にじ・そらグループが取り組んできた物をここで提供し合いました。
うみグループ〜縁日・くじ引きと魚釣り。
くじ引きではあたりのカラフルのビー玉が出れば大当たり、それ以外はハズレ。お手製の魚釣りは釣竿でお手製の魚を釣り上げる遊び。うみグループの子どもたちが主となりお店屋さんを展開しておりました。ビー玉が出ると自分のことのように褒め、喜び、保育者にも伝えます。
プロジェクト・泥団子ではプレゼントした泥団子に自分で色や模様をつけて楽しめるゾーンとなり、個性の出る素敵な世界に1つだけの自分の泥団子を塗っていくのでした。
にじグループ〜縁日・輪投げとスーパーボールすくい。
寿司の輪投げという素敵な縁日に何人もの行列をつくっておりました。スーパーボールすくいの隣には魚のプロジェクトが発展しているにじグループならではの深海の水を再現したゾーンもあり、スーパーボールすくいの常温の水と深海を再現した水の冷たさの違いを楽しんだりと子どもたちならではの遊びを体験している様子が伺えました。また僕たち、私たちが考えたと言わんばかりに自信を持って店員の役を果たしておりました。
プロジェクト・染め物では疲れた子どもたちのために染めた布団カバーの布団を用意しくつろぎ空間を提供。少し休んではすぐにやりたいことに向かう子どもたちです。
そらグループ〜縁日・射的と風船投げ。
射的のルール、輪ゴムの弾のセットはそらグループの子どもたちが行いました。自分たちが作った的には点数があり、高得点の的を倒すお客さんには大いに喜び合います。風船投げは中々入らない風船を何度も何度も挑戦する子どもたち。真上にある扇風機の風が邪魔をしていたり、それが頼りに風船がゴールに入る子どもたちもおり、楽しんでおりました。
プロジェクト・足湯温泉ではいつも通りの足湯ではなく特別な足湯を提供。こんな効能の足湯に入ってみたいというそらグループの子どもたちが考えた独自の効能があり、人気を呼びました。
お店側の子どもたちはひっきりなしに来てくれるお客さんが嬉しくて、丁寧に説明をしたり、喜んだりしていたため全部は回りきれなかった子どもたちもおりました。逆にお客さん側で思う存分楽しむ子どもたちもおりました。
どちらにしても、自分のやりたかったことを全力で行なっていたためか、満足な表情が印象に残っております。次の行程の夕食が楽しみでいる子どもたちも多くいたようにも感じます。
待ちに待った夕食は流しそうめん、BBQです。
その前に夕食の準備では綺麗な染めのテーブルクロスを敷き、机の上には世界に1つだけの自分の泥団子、足元には足湯を設置。
3グループの集大成といった環境での夕食。
それだけでも子どもたちは満足といった様子でありましたが、流しそうめんでも盛り上がりを見せます。
おたま・菜箸・スプーン・フォークと様々なそうめんをすくう道具から子どもたちで考えて選びます。
大きいものであれば取れるのではないか、流れた瞬間の場所なら取れるのではないか、終盤あたりを狙えば取れるのではないかと自分たちで取れる環境を考えていざ挑戦。
結果は想像以上に難しいを経験。
2回目以降からは難しい、悔しいをバネに道具の交換やスタンバイの場所、また流れてきた物を塞きとめる技などを習得するなど、それぞれの考えを活かして取り組む姿勢が見られました。
取れた子どもたちは大喜びです。取れなかった子どもたちは情報を聞きつけにいきます。
お肉も食べきれるだけたくさん食べ、口の中・お腹の中は幸せいっぱいといった表情でありました。
入浴ではそらグループのプレゼントしたバスボムをお湯を張ったプールに投入して匂いやバスボムの中に秘密の玩具を楽しんでくれました。
入浴後、歯磨きを済ませ園庭へ。
花火の時間となりました。
無数の光に子どもたちからの歓声が響きわたりました。
就寝前に最後の特別な行程の1つ。
夜の探検。
夜ということ、普段見ない自分たちの保育園ということで自然と怖い雰囲気を感じる子どもたち。
2人から4人という少数人数に分かれて決められたルートを勇気を出して進みます。
夜の探検は三つのゾーンに分けられておりました。
たまのへや、おゆのへや、ぬののへや。
それぞれのグループでの取り組みを含めたミッションやクイズ形式でありました。
そのため得意なものはすぐに答えを当ててスタンプをゲット。難しいものには苦戦をしますが、仲間からの助け合いを見せクリアしていきます。
「全然怖くなかった」「簡単だった」「すっごく面白かった」
最後の最後まで素敵な表情であったこと本当に嬉しく思います。
二日目。
起きてすぐも元気な姿の子どもたち。
自分の支度は自分で行い、できないところは助け合い、おもいやりの姿が見受けられます。
昨夜の話でも盛り上がり、疲れを見せない子どもたち。
朝の支度を済ませ、園庭での朝ごはん。
最後の行程は絵の具遊び。
園庭に大きな布を吊るして何色もの絵の具を水鉄砲、筆でダイナミックに行いました。
少し絵の具がついても楽しさが勝り、色と色の混ざり合う様子を楽しみました。
そんな姿を遠目で見る◯くんの姿がありました。
汚れたくない、と◯くんの考えがありました。
そのため色水実験のゾーンを設置。
◯くんを始め、周りの子どもたちも加わり、素敵な色を作り上げていってくれました。
子どもたちはこの日を様々な気持ちで待っていたように感じます。話し合いをグループで行なったり、合同で行なったり、イメージが沸くことにより不安な想いがなくなったり、日にちが近くたびに不安になったりとあったかと思います。
この二日間自分たちで一生懸命に考え、楽しんでくれた子どもたちに心からの感謝で一杯です。またそんな子どもたちを近くで支えてくださった保護者の方々に深く感謝致します。
この素敵な二日間のお泊まり保育を通し、年長児の子どもたちの絆がより一層深まったように感じます。
二日間、本当にありがとうございました。
(a.y)


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