◆7月16日(火)の子どもたち
2019年07月16日 火曜日
◆あんなふうにやってみたい(つぼみ)

三日連休明けの今日も、またまた雨、雨、雨。梅雨時の生活は続きます。しかし、今日から、久しぶりに元気に登園してきた子達がいて、賑やかなつぼみ組の一日が始まりました。
おやつが終わると、みんな思い思いに、ふじ組や、おひさま広場へと移動して行きました。
休み明けで、のんびり、ゆったり過ごす、という予想ははずれ、逆に、休みでたっぷり充電されたようでパワー全開になっていて、子どものエネルギーに驚かされました。
追いかけていくと、おひさま広場に、つぼみ組のほとんどの子どもの姿を発見することができました。
すべり台を下から這って登り、上まで行った所で、上手に向きを変えておしりですべって降りてくる子や、登りきった所から、今度は登り棒に手を掛けてさらに高見を目指そうとする子など、ほんのわずかの間に、すべり台での遊びが一段階も二段階も進んでいることに気づき、驚かされました。
クッションを重ねて作った階段を、這って登るだけでなく、後ろ向きで降りたり、手に持って歩くだけだったボールを、放ってみたり、と様々な遊びが、段階が進み、遊び方も広がっているようでした。
そして気づけば、そばにはふじ組の子ども達が、更に進んだ段階の遊びや活動をしています。ふじ組のやっていることを見ていて、おもしろそう、と興味を持ってそばに行き、よく見て、やってみたい、と真似してみているようです。自分で観察して、自分なりに取り入れているので、無理なく、今の発達に合った取得の仕方ができているのかな、と感じました。
ふじ組と一緒にコンビカーにまたがり、前に進んでいるつもりが後退していたり、ふじ組と椅子をならべて、パズルをしているように見えて、両手にパーツを握って満足していたり、と、ふじ組に憧れながら、がんばっている姿がとても微笑ましいつぼみ組でした。
F.S

◆並べる(ふじ)

毎日おひさまが恋しいようなお天気ですが、今日も朝から雨が降っていて、1階お部屋、廊下を開放して遊びました。
廊下には遊動車を出して、机上コーナーには、型はめパズルや玉さし、棒通しなどを用意し、好きな所へ自由に行って遊びました。机上コーナーを開放すると、気になった子どもたちがぞくぞくとやってきました。その中でも好きなものを選び、椅子に座って遊び始めました。
型はめパズルの所に、一時間近くずっと座っていた〇くん。パズルをはめることだけでなく、車のパズルを立てて置いたり並べたり、走らせたり、動物のパズルに食べ物のパズルをエサにして、食べさせていたりしていました。
玉さしの方では、とにかく穴にたくさん玉をさしていく子、また◎ちゃんは、同じ色の玉さしを選び、穴に並べてさすことが出来ていました。
廊下の方では、始めはたくさんの子たちが遊動車に乗って楽しんでいましたが、しばらくすると、絵本のコーナーや他の玩具をめがけて子どもたちが散って遊び始めました。すると、たくさんの乗っていない遊動車を、廊下の端に並べ始める子の姿が見られました。
△ちゃんは、青い遊動車を選んで並べていたり。色を意識し、最近は赤や青などとよく口にしています。同じ色のものを並べたり、遊びの中にも変化、成長がたくさん見られました。(T.Y)


◆楽器遊びをホールでしてきました(きく)

ホールに楽器遊びに行きました。ホールに行くと保育室には1つしかなかったタンバリンが、沢山あり見るなりみんな1つずつ手にしてニコニコで打ち鳴らし始めました。ホールをグルグル回りながら、思い切り鳴らし出しました。両手にタンバリンを持って2つを打ち付けて鳴らし始める子も出てきたので、「かえるのうた」を唄うとそれに合わせて打ちだし、歌まで一緒に歌って楽しい大合唱になりました。
次にカスタネットが出てきました。見るなりタンバリンは捨ててカスタネットを手に付けだし、タタタタタ~とさっきより小刻みの打ち方に変わりました。またホール内を走りながら打ち鳴らし、時々タンバリンも加わり元気いっぱいの大合唱です。
その次に鈴も出ていてホール内は、バンバン、タカタカ、シャンシャンとにぎやかなってきました。走り回り、楽器遊びだというのに汗をかくほど動きながらの大合唱です。「かえるの歌」「おつかいありさん」など子どもたちのリクエストで歌も唄いました。
最後に出てきたのが大太鼓、みんなでバチを持ちドンドンと打ちまくり、両手にバチを持って打ち出す子、手を大きくまわして乱れ打ち、祭りが来たような感じになりました。
そんな大太鼓の音を聞いて、どこからか雷様が出てきました。太鼓のバチを角に見立てて保育士の雷様は、子どもたちをホール中を追いかけだしました。子どもたちは、キャアキャア言いながら逃げ回り、そのうち一緒にバチで角を作って雷様になって追いかけました。その間も、太鼓は鳴りやまずドドンドンドンドンと言う大きな音と共に雷様は、子どもたちを追いかけます。
ホールの隅に隠れ家を作ると子どもたちは、そこに逃げ込みました。雷様が「おへそはどこだ」と言って逃げていくこどもたちを追いかけますが、子どもたちはすぐに隠れ家の方に逃げていき、追いかける暇もあたえてくれません。あまりにも逃げていくのが早いので雷様は、帰っていきました。帰った後で「雷様におへそ食べられた子いない」と聞くと、みんな服をめくって自分のおへそがあるかを確認していました。みんな無事でおへそは取られなかったようです。
最後に「ソーラン節」と「歩こう」の曲に合わせて楽器を鳴らしながら踊ってきました。疲れたのか、階段に座って見ている子、踊りまくる子、楽器を鳴らす子と、それぞれでしたが、思いっきり動いて叩いて遊んできました。
大太鼓の上にバチや物を置いて叩くと振動で置いたものが動き出すということを発見した子どもたち、「ここに置いて」と言って振動で物が動いていくのを楽しむ姿もありました。
楽器遊びと言ってもこんなに色々な展開があり、子どもの発見もあり、汗をかくぐらい動いてきました。楽しい楽器遊びでした。また色々な音や打ち方や遊び方を楽しんでいきたいと思います。 M・K


◆じゅんばんだよ(たんぽぽ)

連休明けの火曜日、13名と少人数の1日となりました。
少人数のはずですが、一段と賑やかな朝の集まり。先週に引き続き、『お休み中、どんなことをしましたか?』と順番にマイクを向けてみました。
「プリンセスのスケート見ました」と◎ちゃん。お父さんとお母さんと妹も一緒に行ったと教えてくれました。
「ママと公園に行ったの」と堂々と答えてくれた△ちゃん。
マイクを向けられて固まってしまいながらも、答えたい気持ちのある☆ちゃん。「今度にする?」との問いに首を横に振ります。そして、小さな声ですが「父ちゃんとすべり台」と答えてくれました。答えることができて、顔はにんまりでした。
雨も降っていた為、室内でゆっくり過ごしました。
少し難しいパズルもどんどん出来るようになっています。集中しているので、あっという間に終わります。友達との貸し借りも上手にしていました。静かに、ゆったりとした場所でした。
ままごとの場所では、棚を車に見立てソファを持ってきてお出かけしています。友達と言葉のやり取りをしながら遊んでいます。ゆったりとした雰囲気ですが、おしゃべりは賑やかでした。
電車遊びに夢中な男児たち。たくさんの線路をつなげ、電車も繋げ楽しそうに見えるのですが、△君は友達の使っている電車が欲しい、一緒に遊びたいという想いから邪魔ばかりします。「とらないで」「やらないで(こわさないで)」と他の児が訴えるもののなかなかうまくいきません。結局、最後まで泣いたり怒ったりの場所でした。
室内遊びの中にも子ども達の様々な姿がありました。
やりたいことがうまく通らなかった△君、廊下で思い切り発散して遊びました。ロフトに登り、大ジャンプ。巧技台に登り、また、大ジャンプ。
室内とは違い、思い切り体を動かす場所になりました。
順番に並んで待つ経験もします。「じゅんばんなんだよ」と友達には教えてあげられるのですが、自分の事となると・・・やりたい気持ちが先走り順番を抜かしてしまうという姿が多く見られます。そして、友達に「じゅんばんだよ」と言われてしまう・・・
そんなやり取りをしながら学んでいくのではないかと見守ってしまいました。(M.C)


◆見てみてに応える (うみグループ)

今日は室内で過ごしました。
休日の思い出をたくさん聞かせてくれた子ども達はどことなく疲れも見えていました。
くつろぎゾーンでゴロゴロと休んでみたり絵本を読んでいたりと自ら気持ちを安定させている子ども達が頼もしく、その姿をしっかり見守っていきたいと感じました。
もも組の子ども達はすぐにロフトに上がって人形をおんぶし、ごっこ遊びを行いました。
おんぶ紐を行うのは保育者なのですが、男の子が恥ずかしそうにバンダナを持ってきました。
そして、小さい声で囁きます。
「パトレンジャーみたいにして」と。
マントをつけてほしいとの要望でマントをしっかり巻くと大喜びです。
素敵だねと一人に声をかけると、僕も私もと子ども達がアピールをしてきます。
子ども達はいつでも自分を見てほしいという承認欲求を持っています。
本当は見てほしいのにそういったアピールを行わない子どももいます。
その為、私達大人の目線や視点は大切になってくると感じます。
ゆり組の子ども達は折り紙や造形遊びを楽しみました。
工程のある工作も好きで興味を示し、出来るところは自分で行いながら2回目は友達に教えるようにしてもらっています。
ひまわり組はお泊まり保育に間に合わない泥だんご作りに必死です。
スイカの芽が出た事、カブトムシが生まれた事、お神輿が未完成である事、制作がしたい事…。
やりたい事、調べたい事、確認したい事満載です。
今週は4日ですが、忙しい日々になるのは大人も子どもも同じようです。
k★y


◆かに、イカ、くらげ、いかを表現してみました (にじグループ)

雨のため、外に出られない今日、水色の色画用紙に手形スタンプを押して「かに」「いか」「たこ」「クラゲ」を描いて水族館を描いてみました。
筆で手の平に絵具を塗っている時、「くすぐったい」と言いながら様々な色を塗って両手を使って押して表現していました。
「カニは何色?」「海藻は何色?」「いかは?」など現物に近い色をイメージをしながら、皆行っていました。中には黒色で目を塗ってくれる児もいたり、海藻を塗ったりと役割を分担して行って、大小様々な形と大きさの生き物が詰まった水族館が完成しました。最後に絵具が飛び散って保育者が掃除を行っていると、「お手伝いしようか?」と声を掛けてくれたり、パレットを洗ってくれたり、床に絵具が飛び散った後を雑巾でキレイに拭き取ってくれたり、絵の具で汚れてしまった水道もスポンジで磨いて綺麗にしてくれ、あっと言う間にピカピカになりました。
遊びも一生懸命ですが、片づけも一生懸命。
水道で◇くんの腕に絵具が付いていて、年長の◎ちゃんが一緒に洗って汚れを落としてくれていました。その隣ではパレットを洗う※ちゃんがやってくると、「腕の汚れもきれいになったよ」と言って※ちゃんのパレットを洗うのを率先して手伝ってくれたりと、にじグループの児はお手伝いが日ごろから家庭でもされているのだと感じました。S・A


◆汗だく (そらグループ)

今日は3連休の後の日ということでお休みの時に「箱根に行ったんだよ」「お家でのんびりしてた」と連休の時の出来事を保育士や他児に教えている児もいました。
朝の会が始まり、今日の予定を伝える際に「送り火」の話をしました。金曜日に「迎え火」をしたのを思い出しながら、今回はそばにナスの牛を置いてお見送りするという事も伝えると「ゆっくり帰る為だよね」と前に教えてもらったことを思い出して答えてくれる児がいました。子どもたちの記憶力はさすがです。
雨の為室内で過ごすことになりましたが、子どもたちは遊びを見つけ、遊び始めます。
粘土でいろいろな生き物を作っては粘土板の上に乗せていく★くん。
隣にはゆり組の◇くんがいます。
★くん「次は何がいい?」
◇くん「ひと!」
★くん「人かー」
と相談しながらいろいろな生き物を作っていました。特徴を捉え、表現する力が付いてきました。
向かいではジェンガを積み重ねていき、建物を作っていきます。カプラのようにバランスを取るのが難しいので少しの揺れでも倒れてしまいます。そーっとそーっとという気持ちがジェンガをのせる時の行動から見えてきます。あともう少しというところで倒れてしまいましたが、「もう一回やろう」と始めると他児がやってきて手伝ってくれます。またあと少しと言うところまできましたが、また倒れてしまいこの繰り返しでしたが、なぜか悔しい表情ではなく倒れることも含めて楽しんでいるのか終始笑顔を見せてくれた子ども達でした。
ピアノのスペースの前では「フルーツバスケットする?」という保育士の声掛けに「する」「やりたい」と言って自分たちで椅子を持ってきてやり始めました。
どのフルーツかがすぐにわかるようにシールを使って分けます。(黄色がレモン、オレンジがオレンジ、紫がぶとう)自分のフルーツが決まったらスタートです。
「レモン」「ブドウ」「オレンジ」「フルーツバスケット」と前に鬼が言ったものは言ってはあダメというルールもあるので「あれ、どれがいっちゃダメなんだっけ?」「レモンだよ」「フルーツバスケットは言えるよ」と子ども達同士で声を掛けあいながら楽しみました。
次に椅子取りゲームが始まると曲が止まる瞬間を聞き逃さまいと回る時はとても静かです。子どもたちの真剣さが伝わってきました。
最後に大根抜きが始まると年長児が次々に仲間に入り、抜く方と大根の方どちらも力が強く中々抜くのに時間がかかってきました。どういう風にしたらぬけるのか、そうしたらぬけづらいのかをお互いに考えながら足の引っ張り方、他児との手のつなぎ方をアレンジしていました。お部屋の中でもたっぷりと身体を動かし、気が付くと髪の毛が汗でぬれている児もいたほどでした。
これからも雨でも子どもたちが楽しめるような環境を提供していきたいと思います。
(K.H)


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