◆7月11日(木)の子どもたち
2019年07月11日 木曜日
◆楽しいね(つぼみ)

昨日から、体調をくずしお休みだった子ども達が元気になって戻ってきていて、保育室内に賑やかな声や音が増えてきました。
一週間ぶりに今日から登園した子は、保育士の心配がうそのように、ご機嫌に登園し、玩具で遊び始めていて、長い期間休んで久々の登園でも泣かずに遊べるほど、園での生活が子ども達の中に浸透しているのかと思うと、嬉しい気持ちと頼もしい気持ちになり、心が温かくなりました。
まだ復帰して間もない子が多いため、今日も園庭で過ごすことにしました。
久しぶりの園庭を移動しながら楽しんでいた〇ちゃんは、築山の上から「お~い」と笑顔で手を振ってくれたり、自分から友達に近づいて関わりを持とうとしたりと、久々とは思えないほどの積極性をみせてくれました。
〇ちゃん以外の子ども達を見てみても、ひとりでというよりも、友達との関わりを持とうとしたり、自分から近づいていく姿が沢山見られました。
少しずつ、友達との関わりが楽しくなってきているのかもしれません。
このタイミングで、クラスの友達が徐々に戻ってきているので、沢山友達と関われる機会を保育の中で作っていけるような関わりをしていきたいと思います。(E.Y)


◆異年齢の関係性(ふじ)

自分より小さい子大きい子への興味が出てきています。
室内遊びでは〇ちゃんはつぼみ組や月齢が自分より低い子の顔を覗き込み顔を手ですりすり。可愛くて愛おしさが溢れ出ている様子でした。
◇ちゃんは園庭でトランポリンをしている幼児組のお姉さん達が気になりました。職場体験の中学生と手を繋ぎジャンプしている姿をじっと観察。しばらくすると自分もその輪の中に入りたくなりよじ登って手を繋ぎに行きジャンプ。少しずつ遊びが変化し中学生が飛び子ども達は座る形になると4歳児の▽ちゃんが◇ちゃんの後ろから抱え込むようにして支えてくれました。優しさに包まれながらトランポリンを楽しむことができました。
異年齢であそぶ楽しさを少しずつ感じ始めているようです。
3歳児が一緒に遊びたいと手を差し伸べてくれるのですが◎くんは他に気になることがあり手を離してしまいました。3歳児は一緒にと手をつなぎ直したのですが離されを繰り返し、手を繋ぎたいという気持ちを◎くんに伝えていました。◎君は、突然のことに驚き涙を流してしまいます。泣かせてしまったことで3歳児はその場を去ろうとしました。保育者はどうしたかったのか3歳児に尋ねました。「あの子がペンしたんだよ」と保育者が見ていた内容とは異なる事を話していたのですが少しずつ話を聞いていると「一緒に遊びたかったけど来てくれなかった。嫌だった」と話してくれました。お兄さんとあそびたくて差し出された手を掴んだのでしょうが違う所に興味を持ってしまった気持ちもありお互いの気持ちのずれが引き起こした事柄でした。自分の気持ちを言えた3歳児の気持ち、違う事に興味を持った◎くんの気持ちを代弁しながら気持ちの受け止め方、思いが通じる難しさを感じました。
(K☆H)

◆枝豆採れました (きく)

枝豆に興味がある○ちゃんが、昨日取った枝豆が保育室にありました。中を開けて見てみると、可愛い豆が入っていました。草のような香りがします。「このままでは食べられないんだよ。お鍋でぐつぐつしてね・・・」と話すと、不思議そうに聞いていました。
外に出て、枝豆の木を見てみました。もう終わりなのか、あまり豆はついていませんが、それでも残っている豆を少しずつ収穫することができました。スーパーの袋に入れ、「後でお料理して食べようね」と○ちゃんに預けると、腕にかけられ、お買い物の雰囲気も出てうれしかったのか、ずっと持ち歩いています。お友だちと交代で持っていました。一人一粒分あるくらいの量ですが、味わって食べられたらと思います。
かたつむりのおうちをちゃんとしなければと、土が必要だということを子どもたちに話しました。カゴを持って、園庭に出ました。子どもと一緒に土と葉っぱを入れます。大きめの石も入れるといいんだってと石を探して園庭を歩きました。大きな石は落ちていませんでしたが、しばらくして◇ちゃんが小さな石をひとつ見つけてきてくれました。石を入れて、かたつむりを観察。元気に動き回っています。側面を這っている時に、外側から見ると、かたつむりの足(おしり?)を見ることができ、◇ちゃんに「ほら、かたつむりさんのお尻。」と言って見せると、「わあ!」と驚いて見ていました。
石や枝豆を探しているはずが、ミミズやハサミムシを見つけた途端、あっという間に虫観察に変わり、皆で頭を寄せ合ったり、その動きにはしゃいだり・・。忙しくて賑やかな赤帽子が今日も園庭をあちこち動き回っています。
入りきらなかった写真をPDFに入れました。開いてぜひご覧ください。
(T.M)


◆虫たちとの出会い(たんぽぽ)

今日も園庭へ。
いつも一番に園庭に出ているつぼみ組と同じくらいの時間に出ました。
子どもたちの靴下と帽子の準備も早くなってきたなと感じます。
園庭に出るとダンゴムシを見つけた〇くん。
手にのせて観察しています。だんだんと腕の方にのぼっていきますが気にせず見ている〇くん。
「見せてー」と見にきた子たちに「ダンゴムシー」と見せてあげていました。
気付けば〇くんのまわりを囲むようにダンゴムシを見ていました。
ちょうちょうを追いかけたり、きく組が飼っているかたつむりを観察したりと、
虫観察を楽しんでいました。
なぜ、子どもたちは虫が好きなのだろう?と不思議になるくらいです。
△くんは、
「ミミズみつけたー」とミミズをシャベルにのせていました。
たくさん観察していましたがもう帰る時間になってしまいました。
「ミミズさんお家にかえしてあげよう」と伝えると、
「うん。ミミズさんまたねっ」とかえしてあげて△くんも部屋に帰ってきました。
そんな虫たちとの関わりは、やはり大切なことなんだなと感じました。
t*s


◆花火からの手がオバケ (うみグループ)

今週火曜日から、職場体験で中学生のお兄さんがうみグループにも来てくれています。「今日お兄さん先生来る?」と子どもたちも朝から楽しみしています。朝の会でジャンケン列車をして遊びましたが、「ジャンケンしよう」とお兄さんを誘っていました。「いいよ、一緒にやろう」とお兄さん先生も優しく応えてくれていました。
昨日絵の具あそびをやりましたが、今日も同じく絵の具あそび。今日は画用紙に、指で花火を描いてみようと提案してみました。昨日絵の具をやったばかりなので、年中児に絵の具の準備をお願いしてみました。「ちょっと絵の具出しすぎ」「黄色の絵の具誰か片づけてくれない?」と子どもたちで準備していました。「今日も外で絵の具したい」との事だったので、ベランダに出て絵の具あそび。花火用の画用紙は指でちょんちょんと花火を描いていたり、ぴゅーと線を描き「これは打ち上げ花火」とそれぞれがイメージしながら描いていました。
もう一枚の画用紙には、「自由に描いていいよ」と伝えると手を絵の具で染めて手形をペタペタやったり、色を混ぜてみたりと違いが見えていました。
途中には、お泊まり保育の準備に行っていた年長児も参加して絵の具を手に付けて「オバケ~」と楽しんでいました。
後片付けも一緒にやってくれた子どもたち。「色が混ざるときれいだね」「色んな色に変わるね」と後片付けでは色の変化も楽しめました。子どもたちの言葉を聞いていると新たな発見だったり気づきだったりと学びが多くあるなと感じます。言葉を聞くだけではなく何か新たな形へ繋げていけるようにしたいなと感じます。(O.Y)


◆探求心 (にじグループ)

海底の海水作り実験をし、以前から興味を持っていた深海生物も調べたり、新たに塗り絵にも取り入れて、大きな生き物以外にも目を向けるようになってきました。
朝の集まりで、深海世界の図鑑を子ども達に紹介すると、さっそく「描いてみたい」と図鑑をみながら描きだしていきました。
にじグループのピアノの横の壁は魚の塗り絵でいっぱいになり、もも組の児が中心にごろごろしながら、くつろいで塗っている様子が見られていました。
今日は、新たな深海図鑑と年長児が描く姿に興味を示していました。
「深海のもっと下はどうなっているのだろう?」という疑問も、年長児と一緒に絵本ゾーンで調べてみたり、カプラや生き物フィギュアを組み合わせて水族館を作ったり、クラゲの足作りを引き続き取り組んでいます。
年長児中心に遊びが次々に展開していく中で、年下の児も同じ空間で過ごすなかで自然と興味を持ち、繋がっていくのを感じています。
また、保育士と一緒に取り組みたいという年長児の声も多いのですが、保育士と大きな制作や実験などをしていない場面では、異年齢児で関わっている時間が増え、年長児からの知識や遊びの刺激もその関わりから受けていることにも気づきました。
保育士と一緒に取り組む楽しさを十分に感じている様子の子ども達ですが、子ども同士でも様々な発見や遊びの展開をしたり、自然と探求心が湧いてくるような環境設定を目指していくために、今の子ども達の興味関心にしっかりと目を向けて関わっていきたいなと思いました。(B・K)


◆赤ジソジュース (そらグループ)

昨日、園庭で青ジソとミントのお茶を作って飲みましたが、今日は赤ジソを使ってジュース作りにチェレンジしました。
バスボム作りや色水あそび、色の変わる紅茶や昨日のお茶作りと、『実験』や『色水』に関心がある子どもたち。
七夕祭りの足湯では保育士が氷と塩でアイスキャンデーを作ると「アイスって作れるの?」と興味津々。「食べたい」「作ってみたい」と意欲を見せていました。
赤ジソ作りをする事を伝えると、「やった~作ろう」「今度はどんな味かな?」と笑顔を見せます。
赤ジソは暑さに負けないよう身体を強くしてくれる事や、お肌がツルツルになる事を伝えると、女の子も男の子も「お肌ツルツルになるの?飲みた~い」と美肌効果の方に興味を示していました。
赤ジソの匂いを嗅ぐと「昨日の青いシソと同じ匂いがする」「赤い方がもっと酸っぱい匂いかと思った」と感想を口にします。
沸騰したお湯に赤ジソを投入すると「あっ、水が青くなった」「何で?赤いのに」と驚きの声を上げ、段々と赤くなっていくと「思った通りになってきた」と、自分のイメージと照らし合わせて色の変化を感じ取っていました。
最後には真っ黒になり「これ飲めるのかな?」と不安そうでしたが、冷ました葉をザルでこすと色が薄まり一安心したようです。
仕上げに絞った液体を火にかけ、砂糖とクエン酸を入れてまたひと煮立ち。砂糖を入れた途端に赤い色が少し薄まり、そうした変化にもしっかりと反応する子どもたちでした。
冷蔵庫に冷やしてお水で割り、午後に美味しく飲もうと約束すると「早く飲みたい」と待ち切れないようでした。
赤ジソ作りには関心を持たない子たちもジュースを飲める事には興味があるようです。
また、今日も中学生のお兄さん・お姉さんとの触れ合いを楽しみ、たっぷり甘えていました。
これからも子どもたちの関心・興味を満たしていけるような取り組み、それぞれが好きな遊びに打ち込める環境等を考えていきたいです。
O・Y


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