◆7月10日(水)の子どもたち
2019年07月10日 水曜日
◆楽しいが一番(つぼみ)

体調も良くなり少しずつ復活してきたつぼみぐみの子ども達。人数も徐々に増えつつあります。人数が増えると子ども達の遊びにも幅が広がり、活気が見られています。朝の集まりでも名前を呼ぶと元気に『はい!』と手を挙げてくれる〇ちゃんと△くん。そんな姿を見るとホッと一安心です。12人全員で過ごせる日が待ち遠しいです。
園庭では遠くの方に大門の鍵をカチャカチャと触っている□くんがいたので「あっちに□くんがいるよー」と☆くんに声を掛けると両手にヤマモモの実を握りながら☆くんの方へトコトコと歩いて行きました。だいぶ長い距離を歩いて□くんの元へ着くと心なしかお互いに嬉しそうな表情を浮かべているのが印象的で、動きが急に活動的になったように感じました。門の鍵から柵へ目的が変わって柵で遊ぶ□くんに対して持ってきたヤマモモの実を地面に置いては持ち上げてまた置いて嬉しそうに拍手する☆くん。遊びの交わりはまだまだですが同じ空間にいて少し心強さを感じていたのかなと思います。
◇ちゃんと◎くんはお兄さんがやっている事が気になって覗いてみたり、そばに近づいて一緒にやってみたりと同じ空間にいる事を好んでいました。今までは砂場遊びではシャベルで砂をすくってカップに入れる事が主だった◇ちゃんが今日はトンネルを砂場に置いてトンネルの中をシャベルを通して遊んでいました。よく聞いてみるとシャベルを動かす度に『フン!フン!』と小さな声を発して夢中になっていました。
色々な所へ足を運んだり、様々な環境の中で『楽しい』を得ているのがよく分かります。遊び方も徐々に変化が見られよく笑っている子ども達です。
K・E


◆虫さがし (ふじ)

「おやつたべるよー」と声をかけると、待ってましたとぞろぞろと子どもたちが出てきます。中には、遊びに夢中で声をかけてもなかなかやってこない児もいます。
そんな中、ふじ組の子たちにならってつぼみの〇くんが一緒に出てきました。
〇くんの「たべたい」気持ちを受け止め、一緒にいただきますをしました。
ふじ・つぼみと分かれてはいますが、同じ空間で一緒に遊んでいる為、ふわふわの子たちも拒むことなく自然に受け入れてくれました。
ふじ組では低月齢のふわふわが頼もしく思えました。
昨日の出来事をひとつ載せさせていただきます。
園庭に出ると、木にアリの行列を発見。いつも見ているアリより小さいアリでした。みんな釘づけで見ています。すると、「ちょっとまってね」と△ちゃんが一言。
戻ってきた△ちゃんの手には、新幹線の入れ物がありました。入れ物を木に這わせてアリを捕まえようとしたのです。「いつもより小さなアリ、どうやってつかまえようか、」△ちゃんなりに考えた結果がこの行動に繋がったのだと思いました。
子どもらしい発想を拾っていきながら大切にしていきたいと思います。
それをきっかけにしてかこの頃、終息気味だった虫さがしが再開しました。
☆ちゃんと◎くんはザルとシャベルをひとつずつ持ち、保育士に「あっち」と何かを訴えています。保育士が、「ヤマモモ拾いに行く?」と聞くと、違うとのこと。以前、虫さがしを盛んに行っていた倉庫の裏に誘うと正解のようです。石やプランターをどかして虫さがしスタート。たくさんいたはずのダンゴムシが一匹もいなく、ミミズを発見。そんなミミズ一匹に大騒ぎです。木の枝を使ってどうにか入れ物に入れようとしてみたり、触ろうと手を伸ばしますがあと少しの所でひっこめたり…楽しそうな笑い声と共に虫さがしがまた盛り上がってくることを感じました。
(I・K)


◆盆踊りからのヒーロー(きく)

12日にみたままつりがあります。その時に「アンパンマン音頭」を踊ることになっているので、みんなで踊ってみることにしました。ご先祖様をお迎えすることも伝えましたが、お爺ちゃんお婆ちゃんのさらにお爺ちゃんお婆ちゃん…とさかのぼっていくお話を真剣に聞きながら「御仏様のところからみんなの所に来てくれる日なので、みんなでアンパンマンになって踊るところを見せてあげようか」と言うとやる気になりました。どこまで理解できたか分かりませんが、「アンパンマン音頭」を張り切って踊りました。
1曲終わるとすっかりアンパンマンになりきってしまったので、そのまま表現遊びをしました。「アンパンマン、お腹のすいた子どもがいるから助けに行ってあげて」と言うとアンパンマンたちは、飛んで助けに行きました。「あ、あっちにもお腹の空かした子が居る」と言うとまた飛んで、助けに行きました。何人も助けた後は、「あ、バイキンマンがいる」と言うと、張り切って「アーンパンチ、アンパンマンキック」と戦い、みんなの顔は、すっかりヒーローになっていました。
その勢いで園庭に行くと、山の上で「アンパンマン」とポーズをとっていました。アンパンマン熱は冷めていず、山から滑り落ちている人たちを救出し始めました。手をつなぎ山の上に引き上げようと頑張っていました。その後も、きく組ヒーローたちは、自信満々で山の上でポーズをとって見まわして、困っている人を見つけようとしていました。そこへ救急車が通り、「あー」と言って見に行ってしまいました。ヒーローも救急車にはかないません。きく組の子どもたちらしいアンパンマンでした。
お盆の難しい話も良く聞いていました。「アンパンマン音頭」からのアンパンマンでしたが、長い間そのイメージが続き遊びへと展開していくのには驚きました。子どもたちのそんな力を生かして、色々な遊びをしていきたいと思います。 M.K


◆毎日と一緒なようで違う特別な日(たんぽぽ)

今日は、中学生の職場体験でお姉さんが一日一緒に過ごしてくれました。
朝から興味津々な子どもたち。
すんなり膝に座っていたりそばに寄ってみたりする子もいれば遠くの方から様子を見ていつもと違う人がいると観察する子と様々な姿をみせてその子らしいさを伺わせる一コマです。
今日も雨が降らなかったので園庭に出て遊ぶことにしました。
いつものように好きな遊びを始める子どもたち。
変わらない日常の姿ですが…。
今日は、お姉さんがいてくれるので、手を繋いでもらい走ってもらったり園庭内を案内する子がいたりと特別を楽しむ姿もあります。
距離を保つ子の中にも園庭遊びが終わるころの給食前のシャワータイムには、靴や靴下、衣服を脱ぐ手伝いをしてもらったり、シャワーを浴びた子が身体を拭いてもらったりと距離が縮まるかのようにお姉さんに「手伝って」と伝えていたり裏返しを直してもらいながらも自分で出来る子は、「ジブンデ(やるよ)」と言うなど関わっていました。
いつもと同じですが違う日常を味わっているようでした。
また、先にシャワーを浴びて着替えを始めていた〇ちゃんと△ちゃんが着替えながら話をしていました。
すると〇ちゃんが後ろ前反対にTシャツを着ていることに気付いた△ちゃん。「反対だよ。」と教えていました。その言葉を聞いた〇ちゃんも「あっほんとだ」と腕を抜きTシャツの後ろ前を直すと「直したよ」と△ちゃんに伝えていました。
「出来たね」と返す△ちゃん。
二人は、何だか嬉しそうです。
自然な関わりだったので二人のやり取りを見守らせていただき、ほのぼのさせてもらいました。
保育者を介さなくてもやり取りする二人の姿に成長を感じるひと時でした。
(N.Y)

◆絵の具あそび (うみグループ)

今日は、朝の会の前から机上あそびスペースを開放して、ダンスをして過ごしました。明後日は、みたままつりも控えているため、みんなで『アンパンマン音頭』を踊ったり、ソーラン節を踊ったりしました。曲のイメージに合わせてなのか法被を取り出して踊る姿も見られました。
今日は年長児がホールでお泊まり保育の話し合いのため、朝の会からは年少、年中児がお部屋で過ごしました。モチモチお餅や猛獣狩りゲームでの言葉あそび、ダンスと身体を動かしました。
集団あそびの後は、絵の具遊びを提供してみました。今日は半紙を使って染め紙や指絵の具をしました。染め紙の見本では「うわぁ~きれい」と興味を示してくれたので、「場所はどこでやる?」と聞いてみると「外がいいー!」との声があがったので、うみグループのベランダを使って絵の具遊びをしました。
絵の具で使う色は子どもたちと決め、今日は赤、青、黄、ピンク、黄緑、オレンジ、水色の7色で行いました。半紙を好きな形に折って好きな色に染めていきました。「わぁ~」「出来た」」「紙破れちゃった」とさまざまな声が聞こえていました。コツをつかんだ年中児の★ちゃんと●ちゃんは、「もう一回やりたい」と色んな色で試して色の混ざりを楽しんでいました。
染め紙の後は、同じパレットを使って指絵の具。少し絵の具を足して白い画用紙に指で描いていきました。「冷たいね」「ヌルヌルしてる」「気持ち~」と絵の具の感触も楽しんでいました。
絵の具あそびを通して、絵の具の感触や匂いなど子どもたちと一緒に感じて楽しんでいきたいと思います。そして、今日は室内ではなく、ベランダを使った外の空間で行ったこともまた一味違った絵の具あそびになったように感じます。子どもたちの姿に合わせながら環境設定の大切さを改めて感じた時間となりました。(O.Y)


◆あと少しで… (にじグループ)

昨日に引き続き、職場体験の中学生のお姉さんが2人来てくれました。
朝の集まりを終えて早速お姉さんを囲んで、玩具を取り出し、一緒に遊び始めていました。型はめ遊びをした後は、今度は一緒に絵を描いてお姉さんが描いたのを、チラッと見ていました。なかなか、触れ合う事のない年齢のお姉さんの絵は興味深いようでした。
もう一方では磁石の玩具を、マンションに見立てて作ろうと声を掛けると、「やる」と言って集まった男児がいました。「ベランダは何階にしようか」「赤ちゃん恐竜は何階にしようか」など、会話が弾み、どうやら恐竜のマンションのようです。
最初はただの、マンションだったのが恐竜の家にまで展開していきました。
天気次第ではプールを楽しみにしていた児もいましたが、気温が上がらなかった為、園庭と室内で遊びました。
そよそよ気持ち良い風が吹いて園庭でも過ごしやすく感じました。
園庭に出ると年長は恒例の鬼ごっこが始まりました。朝、年長児でホールに集まり、お泊り保育の話を聞いてきたばかりで、喜びと楽しさが、身体全身からみなぎっていました。
走る意欲もいつも以上に違っていました。
ロッククライミングに挑戦する児を見て、「どうやって上るの?」と興味を示した○くん。
目の前で上っている児の後を追うように、挑戦していました。両手、両足でつかまって中間まで上ると、動きが止まり保育者も少しだけお尻を支えましたが、その場は諦めてしまいました。これから練習を重ね、力を付けて、達成できる日を今から楽しみでなりません。
S・A


◆ティータイム (そらグループ)

今日はこの間収穫した青紫蘇とミントを使って、お茶を作りました。
1.まずは匂いを嗅ぎ、においの違いを確認します。どちらも「いい匂いがする」と好評でした。
2.次に熱湯で洗い、ちぎってティーポットの中に入れ、また熱湯を注ぎます。
3.蓋をして蒸らします。
4.蓋を開けて匂いと味を確かめます。
の手順で試飲を行いました。
最初に青紫蘇のお茶を飲もうとしたとき、先に匂いがし、「いい匂いだね」「熱い?」といいながらフーフーして飲みます。青紫蘇ならではの味が口に広がります。ゆりぐみの〇くんは「先生、おかわりは?」とお代わりを志願するほど気に入ってくれたようです。
今度はミントのお茶。葉っぱの大きさの違いなどを子どもたちにもう一度伝えながら同じ手順でお茶を作っていきます。
蓋を開けてまた匂いを嗅ぐとミントの香りが広がってきました。
試飲をすると「苦い」「前の方がおいしい」と子どもたちの好みもありますが、〇くんは「おいしいね」と青紫蘇、ミントとどちらもおいしいと感じてくれたようでした。
午後は午前中話し合いがあり、試飲に参加できなかった年長さん向けにティータイムを設けたいなと思っています。
園庭に出ると、本日そらグループに入ってくれている中学生のお兄さん達と一緒に一円になって鬼決めが始まりました。お兄さん達が鬼になって、子ども達を追いかけます。
お兄さんたちの体力は大人よりもあるようで園庭に出ている間殆ど走りまわって子どもたちと遊んでくれていました。最初は「昨日入ってくれていたお姉さんは?」「お姉さんがいい」と言っていた年長児たちも「お兄さんかっこいい」という年長女児たちもいて、心変わりをしながらも楽しんでいました。
子どもたちにとっても良い刺激、機会になっているようです。
子ども達が楽しめる環境をこれからも作っていきたいと思います。
(K.H)


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