なぜ崩す?
2019年06月14日 金曜日
1歳児クラスのA君のそばで、積み木を積んでみました。まだ、2~3個しか積み上げていないとき、A君は手で積み木を払い、崩すという行動をしました。その後も、積み上げる度に積み木を崩します。そこへBちゃんもやってきて、同じように崩し始めます。
積み木を崩すことにより、大きな音が出たり、遠くまで飛んで行ったりと思わぬ面白さがあるようで、ふたりともとても楽しそうです。このような壊す行動はよく見られます。
大人目線で見ると、「壊さないでね」と言いそうですが、子ども達は壊す行動から、様々な経験を得ています。音の違い、力の入れ方で変化する崩れ方の違い、崩れやすい形や崩れにくい形・・・。大人にはわからない限りない学びがたくさんあると思います。
今日、0歳児の保育室でも同じような姿がありました。もうこんな時期から学びに向かう力があるんだと深く感動しました。
子どもたちの姿を観察すると、そこには必ず意味があり学びがあります。大人目線や自分本位の見方や考え方で子ども達を判断してはいけないと、いつも子ども達が私の心得違いを教えてくれます。
保育主任
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