◆6月27日(木)の子どもたち
2019年06月27日 木曜日
◆まずは、水遊びから (つぼみ)

台風が近づいています。湿気が多く蒸し蒸しとする園庭では、強い風が気持ちよいくらいです。
こんな時は水遊びがしたくなります。たらいに水を張ると、さっそく手を入れてみていました。コップを手にすると、水をすくって飲もうとする子もいました。給食の時など自分からコップを持ち、介助なしで飲み干す子もふえてきました。自分の欲求を自分で満たせた時の表情は達成感でキラキラ輝いてみえます。しかし、ここは水遊びの水なので、口には持っていかないよう伝えていきました。
しゃがんで静かに水に手を入れて、水の冷たさを楽しんでいる様子でしたが、そこに保育士が高い場所からジャーっとカップで水を滝のように流すと、その水に手をのばしたり、しぶきを楽しみ、自分でもカップで水を流したり、バシャバシャとしぶきを飛ばし始め、活発な遊びがはじまりました。
いつも砂場で、スコップを使ってカップに砂を入れることを楽しんでいる〇ちゃんは、今日は水をスコップですくってみて、砂とは違う感覚を感じながらコップにいれている様子でした。同じ遊びでも素材が変わるとまた新しい楽しみ方ができるようです。
水がこぼれてできた水溜りで泥に触り、それが楽しいと感じられて今度は砂で遊ぼうと思ったのか、砂場に移動する子どもや、水で濡れた服が今日の多湿の気候では気持ちよく感じられなかったのか、日向に移動する子など、それぞれ活動が展開していった水遊びでした。
F,S


◆葉っぱ(ふじ)

今日は、わくわく、きらきらグループは、本五ふれあい公園へお散歩に行き、ふわふわグループは園庭で遊びました。
散歩チーム、今日は移動中の流行り言葉がありました。木々をみつけては「はっぱ」と言う〇くん。みんなも真似をして、あっちっこっち指を差し、「はっぱ、はっぱ」という声がたくさん出てきました。葉っぱではないものまで差してみんなで言い合っていました。
公園に着きました。グラウンドの方へ入りました。シャボン玉を追いかけたり、水鉄砲に追いかけられ、水がかかって喜んでいたり、逆に嫌がって泣いて逃げ回っていたり。しばらくみんなで走りまわっていると、疲れたのか少し休憩タイムになり、端の方にちょこんと座り始めました。そのうち、側に生えている、草を抜いて、グラウンドの網から外へポイッと、投げ始めていました。ポットン落としなど、穴にチェーンなどを入れる玩具がありますが、穴に入れる遊びを考えだして楽しんでいました。
ふわふわグループも、それぞれに探索を楽しみ、いつもよりすいた園庭でじっくり遊ぶことが出来ました。(T.Y)


◆台風、きた?(きく)

朝の集まりでは、子どもたちが大好きなアリやちょうちょうやカタツムリが登場する「おおきくなったら」という絵本を読んでみました。身近な虫が出てくるたびに、「あ!」と反応を示しくれる子ども達。今日も園庭で出会えるといいなと思いました。
今朝の天気のニュースで、台風が近づいているとの情報がありました。
確かに朝から強い風が吹く度に、窓から見える木々がゆっさゆさと大きく揺れています。
「台風が来るんだって。台風って風がビューッと吹いて、雨はザーッと降ってくるんだよ。台風が来ないうちに園庭へ遊びに行こうか」と話しました。
それを聞いて、〇ちゃんは「台風」=「人」と思ったようで、「ねえ、台風まだこないの?」「いつ来るの?」「台風、まだ?」と、しきりに保育士に尋ねてきました。まるで「台風」という人が遊びに来てくれるのを楽しみに待っているかのような口ぶりです。それは、興味を持って、ちゃんと保育士の話を聞いてくれているからこその質問で、とても嬉しく微笑ましく感じた一コマでした。
園庭へ行くと、早速虫探し。
さきほど読んだ絵本の中の、カタツムリが今日のターゲットのようです。園庭の隅々までさがすものの、なかなか見当たりません。「いないかなぁ・・・」とあきらめかけていた時、お姉さんが「かたつむり、いるよ」と教えてくれました。聞くと、昨日捕まえたかたつむりだったようです。虫かごの蓋にそっと乗せて、きく組の子どもたちに見せてくれました。絵本で見たかたつむり・・・。絵本の「すたすたかたつむり」と違ってゆっくり動くかたつむりに、目をキラキラ輝かせながら見つめていました。
そっと見せてくれるお姉さんの優しさに触れながらも、いつかきっと自分たちで見つけられる日が来るといいなと思います。
沢山遊んだ後は、シャワーを浴びて、スッキリ気分で部屋に帰りました。
帰って〇ちゃんが一言「台風、まだ?」
やはり、今日一日台風が気になっていた〇ちゃんでした。
I・Y


◆やさしい言葉(たんぽぽ)

園庭にでると今日もさっそくクライミングへ。
〇ちゃんが上に登ったのを見て◇ちゃんも続きます。
その隣から△くんがのぼります。
◇ちゃんは苦戦している△くんに
「こっちだよ」「ここに置くと良いよ」
とアドバイスをしていました。
上からは「がんばれ~ここから見てるからね」と優しい応援が聞こえます。
◇ちゃんも「大丈夫だよ。よいしょってやるとできるから。ねっ」
と声を掛けていました。
できなかった悔しさやできた嬉しさがわかるからこそやさしい言葉が出てくるんだなと感じました。
昨日収穫して食べたきゅうり。
「今日はなかった~」と残念そうに見ていました。
小さいきゅうりがあったので、大きく育っていく過程を子どもたちと楽しみたいと思います。
t*s


◆七夕飾り (うみグループ)

今日は英語教室があり、年長児が参加しました。
『ヘッドショルダーズニーズエンドトゥーズ』の歌に合わせて歌いながらお尻を振ったり、リズムが速くなっていくと自然と笑顔が溢れたりと楽しんでいました。
最後は、「コレハ、ダック(あひる)」「コレハ?」と講師が尋ねると、「タートル(亀)」と英語で応えた★ちゃん。「グー!」と講師もグットサインをしてくれて嬉しそうな★ちゃんでした。絵の中にアヒルや亀が何匹いるか数えて数字を書いたり、塗り絵をしました。最後は「サンキュー」と挨拶をしておしまいになりました。
お部屋に戻ると、年少児が保育士と一緒に七夕飾りを作っていました。「出来たよ」「こう?」と折り紙や色画用紙、マジックやクレパスで色付けをしてオリジナルの七夕飾りを作りました。丸く切り抜いた画用紙を持って顔にはめる●くん。画用紙の切れ端をセロハンテープでつなげて武器をつくる◆くん。それを持って園庭あそびにいきました。
大人にとっては不要になりそうなものでも子どもの素敵な感性によってそれがその児にとって宝物へと変身するのだなと改めて感じる瞬間でもありました。もうすぐ七夕。どんな願い事をお願いするのか楽しみに七夕飾りも楽しんでいきたいと思います。(O.Y)

◆笹の葉飾り (にじグループ)

七夕も近いので、笹の葉飾りを作りました。「何色の折り紙にしようかな」「これ、作りたい」と保育者の周りに子どもたちが集まってきていました。保育者に聞きながら、のりを付けたり、貼ったり、でき上がるまでの工程を、楽しみながら作っていました。
完成したものは、保育者と笹の葉に紐で結びつけて、嬉しそうな表情でした。
他にはプリンセスごっこ、机上あそび、ブロックあそび、それぞれに好きな遊びに分かれて過ごしていました。
年長児は、英語教室に参加し、帰ってからは、室内と園庭に分かれて遊びました。
園庭では、虫かごを下げて虫探しに張り切る児、土の中に潜む、虫探しを始める児、大型遊具に新しく設置された滑り台で遊ぶ児、さまざまな姿を見せてくれました。
年長児から、「鬼ごっこやろう。」と声を掛けてもらい、保育者が鬼役になり、逃げる児を追いかけることになりました。子ども達は、速く、大人の足で追いかけても、あっという間に逃げられ息が切れてしまいます。子どもの足の速さに、改めて驚かされてしましいました。
子どもの可能性は、まだまだ、これから伸び白が続いていくのかと、楽しみです。S・A


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