◆6月3日(月)の子どもたち
2019年06月03日 月曜日
◆日々成長 (つぼみ)

園生活が始まって早いもので二ヶ月が経ちました。子ども達の行動力が増し、以前に比べて積極性も断然盛んになっています。あれがしたい・これがしたい・あれがいい・これはヤダといった心の動きも上手に教えてくれるので、子ども達とのやり取りに幅が広がってきたように感じています。
「お外に行こう」の声を聞くと『あ!』と準備されている帽子を指差す◯ちゃん、こういった姿も最近はよく見られています。テラスに出て、靴を履くメンバーに「くつ持って来られるかな?ほら、ここにあるよー持ってきてねー」と言ってみると靴箱まで行くものの笑ってUターンして来たりして、取りに行くけど持ってこないのこのやり取りをくり返し楽しんでみたり、その間に持ってくる子がいたりと同じ声かけで様々なやり取りが繰り広げられるのが面白い所です。
すべり台につかまって立ちたいなーと思ったら手を伸ばし、取ってほしい玩具があれば声を出して気づいてもらうように行動を起こしてみたりと色々な意思表示がそこら中に散りばめられていて、それらを拾い集めるのが楽しいです。
子どもの中でもささやかなルールが出来ている時があり、同じ玩具を使いながらなんとなく順番こが生まれていました。これも一つのやり取り。やり取りを通して日々楽しく色々な経験をしてほしいです。
K・E


◆わくわくの遊びとふわふわの遊び(ふじ)

6月が始まりました。今日の朝は暑さも和らぎ、涼しい気候でした。
28日がプール開き、その前から水遊びも始まっていきます。楽しい季節がすぐそばまでやってきました。子どもたちはどのような顔をするのか今から楽しみです。
園庭に出ました。出てすぐにある砂場に集まるのがお決まりです。
少し遅れて外に出ると、わくわくの子数人が、長いシャベルを持って集まっていました。
「大きいおやま作って見ようか」と提案すると「うん」と言う返事が返ってきたので、山作りが始まりました。
大人用の大きなシャベルで山を作ってみました。子どもたちも興味を示しながら見つめています。「みんなで大きなおやまつくろうか」「よいしょってしよ」と誘うと、保育者の真似をしてシャベルですくった砂を山にかけていました。「おおきくなあれ、おおきくなあれ」と言いながら砂を積み上げます。
そんな姿を見てか、また何人か助っ人がやってきました。子ども達だけでやって行けると思ったのでやめてみました。すると思った通りに子どもたちだけで積み上げていました。出来上がると皆で拍手をして、頑張りを認め合いました。
作り終え満足すると、それぞれの遊びに移っていきました。
きっかけを作るのは保育者。一緒に始めて一緒に楽しみを見つけていくなかで少しずつ離れ見守っていくことによって子ども同士の世界が広がっていくのだと感じます。
わくわくの子たちが離れてしばらくしてとやってきたのはふわふわの〇ちゃん。
山のてっぺんに登ったり、ズリズリと滑ってみたり楽しそうに遊んでいる姿が見られました。
わくわくの遊びがふわふわの遊びに変化し、続いて行く瞬間を目にしこれこそ月齢ごとに分けず一緒に生活を送ることのメリットの一つだなと感じました。
(I・K)

◆砂の感触・水の感触(きく)

6月が始まりました。お部屋のカレンダーを持ってきて、子どもたちに見せてみました。
「これはなんだろう?」といった表情の子ども達でしたが、興味津々。
「今日は6月3日です。明日は健康診断があって、お医者さんがみんなの体が元気かなって診てくれます。お医者さんにお名前言えるといいな」ということで、名前を言う練習。一人一人尋ねていくと、「〇〇ちゃんです」「〇〇くん」と元気に答えてくれました。中にはフルネームで言える子もいます。
健康診断は怖くない事、みんなの元気な体を診てもらおうと話しました。
明日の健康診断、どうなるのでしょうか・・・。
朝の集まりを終え、園庭へ遊びに行きました。
△くんが、「裸足で行きたい」とアピールすると、それに気付いた他の子どもたちも続々靴を脱ぎ始めました。
砂場へ足を踏み入れるとヒヤッとした感触にしばし立ち止まっていました。
砂の感触に慣れてくると、玩具を持ち寄り砂で遊び始めました。
裸足の足に砂を盛ってあげると、「うふふ」「わたしもやって」といろんな反応がありました。初めは保育士が砂をかけてあげていたのが、子どもたち同士砂をかけたり、かけてもらったりしました。足だけでなく、手もかけてもらったりもしました。
「あれ?〇〇ちゃんの足はどこかな?」と聞くと、「ここだよー」と答えたり、聞かれるのを待ちきれなくて「ここですよー」と足を出してしまったり・・・。足をどかすと、きれいに足形が出来ることを発見した◇ちゃんは、足型だけでなく、手型にも挑戦しました。
砂の感触を楽しみながら、気持ち良さを感じつつ、いつもとは違った砂遊びを満喫することが出来ました。
お部屋に帰ると、水の入ったタライで足をぴちゃぴちゃさせながら足を洗いました。
今度は水の感触を楽しみながら・・・。さっぱり綺麗になる心地よさを感じながら、給食へと向かっていきました。
I・Y


◆ついに発見!初物を収穫しました。(たんぽぽ)

先月、きゅうりの苗植えをしてから園庭で観察することが日課となっていたたんぽぽ組の子どもたち。
いくつかの小さいきゅうりが出来はじめ今か今かと大きくなるのを待ち焦がれていました。
今日もキュウリの観察をしていた子たちが「大きいきゅうりできてる」と嬉しそうに教えてくれました。
見ると1本食べ頃なものが出来ていました。
「出来てるね(取っていい?)」と言いたそうな〇ちゃん。
触っては、引っ張って取りたい気持ちとやめておこうかと言う気持ちの狭間で葛藤しているようでした。
そのやり取りをして違う事をして戻るとそらGの子も発見し、取るかどうするかと相談していました。
相談の結果、1本のキュウリをたんぽぽの〇ちゃんと△ちゃん、そらGの子総勢4名で収穫することにしました。
交代にキュウリを触り、「せ~の」と掛け声をかけながら見事、キュウリを収穫しました。
「初物」なので園長や主任に見せ収獲した嬉しさを伝えてきました。
この嬉しそうな子どもたちと相談し、「初めて採れたものだからみ仏さまにあげようか」と話をするとよくわかっていない様子の〇ちゃんと△ちゃんでしたが、誇らしげな表情のそらGの子たちの後からついて行き、「今年初めて採れたキュウリです。食べてください」とみんなで合掌してみ仏さまにあげてきました。
収獲するだけでなく、み仏さまに捧げる体験もした〇ちゃんと△ちゃん。特別なひと時を味わいました。
その後は、次に大きくなりそうなキュウリをチェックする二人。
「次は、採ったらすぐに食べようね」と伝えるとにっこり。この時を楽しみにしてくれているようです。
昨夏、たくさん採って食べたキュウリを思い出してくれたのか園庭遊びのお楽しみがまた、増えたので今年の夏もこの楽しさをみんなで楽しみながら五感で味わって行きたいと思います。
(N.Y)


◆畑も忘れてません (うみグループ)

今日は病院ごっこをしている子ども達が、ビニール手袋が欲しいと言っていました。
手術をしている時、治療している時にビニール手袋をしていると気付いた様です。
次に、服も欲しいと言いだしビニール袋を用意してと言いました。
白衣やナース服の事でした。
色は何色かなど話を聞いてみると、「衣装はピンクでしょう」と自信満々に答える子どもがおりました。
「え、白だよ」と言う子どももおり様々なイメージが膨らんでいる様でした。
今日は自分達の手袋に名前を書き、看護師に病院の時の服を持っているか聞きに行きました。
看護師が持っていることを伝えると、嬉しそうに報告しに来てくれました。
今日の活動は手袋で終了ですが、病院ごっこをしていく中でどんな事があってどんな事に気付いたか、どんなものが必要でどんなものを用意していきたいかなどを子ども達が自分達で記録していきました。
年長男児は泥だんごやブロック、粘土などでクラフト遊びを楽しんでいました。
園庭でも泥だんごに色をつけたりする子どもも沢山います。粘土遊びでカブト虫を作っていた子どもが泥だんごもやるけどカブト虫もやると意気込んでいました。
年中男児は電車遊び派とブロック、LaQ派、造形派の三パターンに分かれていました。
忍者になりながら忍具を作ったり、泥だんご屋さんの最中にいつのまにか泥だんごが壊れてしまうハプニングや、電車の譲り合いでトラブルになった子どもとそれを助けようとする子どもがおりました。
年中女児は普通の遊びがしたいと言いながら、ごっこ遊びや自由制作をしていました。
普通の遊びと答えていたのは、プロジェクト活動ではなく自分達の今やりたい遊びを行いたいという意味でした。それがすでにプロジェクトなのですが、子ども達は今自由な遊びから何かを掘り下げたり模索中の様です。
年少児は広告を丸めて、テープで止める。
出来たものをひたすら他児に自慢して更に作る。その輪が広がりチャンバラごっこも始まったりと、ハサミ・のり・テープを駆使して造形したりそれを見立ててごっこにしたりと自分達の波長があう仲間、発達の近い、興味が同じ仲間で行なっています。
次第におままごとで遊んでいた子ども達も巻き込まれるほど、横の繋がりの強さを年少児の姿から感じます。
室内で遊ぶ良さも戸外で遊ぶ良さも両方ある為、自由な選択の中にも何かにめがけていけるその何かを保育者も子どもの姿を通して見つけていけたらと感じます。
k★y


◆絞り染め(にじグループ)

今日も先週に引き続き、みんなで集まりをした後、年長児だけでの集まりをしました。お泊り保育の話をする中で、絵の具を使っていつもはできないようならくがきをしたり、顔も身体も絵の具だらけになるくらい絵の具で遊んでみたいという意見が子ども達の中から出ました
。今日は染物をやってみようと思い、子ども達に使わなくなった布団カバーを見せると「染めるの?」とすぐにわかったようで「ピンクがいい!」「みずいろにする!」と始める前から染める色の話で盛り上がっていました。昨年の年長児のTシャツ染めの話をすると「やりたい!」と言う子が多く、お泊り保育への期待も大きくなっているように思えました。
今までやったことのない柄で染めてみようと思い、今回はサークル絞りとじゃばら絞りでやってみました。輪ゴムで縛っていくのですが、きつく縛らないとうまく模様が出ないため、子ども達も精一杯力を込めて縛ります。しかし、引っ張りすぎると輪ゴムが切れてしまい、切れることを恐れる子ども達は顔を最大限に輪ゴムから離して縛っていました。
縛り終え、染める液を作り、いよいよ染めていきます。今回はピンクと水色、緑の液で染めました。「ここはピンク」「次は緑」とだんだんに染めていき、色が混ざると「きれいだね!紫になったね!」「ここはピンクでかわいいね!」「楽しみだね!」とどんどん期待が大きくなります。
1つ染め終わるとすぐに次のカバーを染め、あっという間に終わりました。終わってみると、子ども達の足の裏は紫色。「うわー!真っ黒だ!」と言いながらも、子ども達はとってもうれしそうで、石鹸をつけて友だちと一緒に足を洗い合ってはしゃぐ姿も本当に楽しそうでした。
輪ゴムを取って子ども達にでき上がった模様を見せてみると「すごい!」「きれいだね!」「丸になってる!」と驚きの表情の子ども達でした。
子ども達が少しでも楽しいと感じるものが増えたり、遊びの幅が広がるよう、色々なことを提供できるようにしていきたいと思います。
室内では、絵の具遊びや折り紙、LaQ、恐竜のお家ごっこと様々な遊びが繰り広げられていました。月曜日で週明けと言うこともあり、友だちに会えた喜びで、朝から笑い声が部屋中に響き渡っていました。最近では異年齢での関わりが増え、年長児や年中児の遊びの様子を見て同じ場所で真似して遊ぶ年少児の姿や、年長児が年少児に折り紙や遊びを教える姿もあります。異年齢でのクラスだからこそできる子ども達の関わりを大切にしながらこれからも見守っていきたいと思います。(K.Y)

◆初収穫&お供え(そらグループ)

園庭に出るとすぐに子ども達はプランターや花壇に植えている植物を見て、きゅうりが育ってきたかやどんな花が咲いているかを観察しています。
今日もゆり組の●くんがきゅうりが植えてあるプランターを見に行き、大きくなってきたきゅうりを発見しました。「先生、こっちきて」と担任がプランターから離れた場所にいると呼びに来ます。「どうしたの?」「あのね、きゅうりが大きくなってて、食べごろみたいなんだってー」と他の保育士に教えてもらったのか食べ頃という言葉をいれながら話します。
実際に見てみると、本当に食べ頃の大きさで、色も綺麗なきゅうりがなっていました。じゃあ、取って食べようとすると、残念ながら、このきゅうりは今年初めてのきゅうり(初物)なので御仏様にお供えしてから頂くことになりました。すぐに食べれないとわかると、少ししょんぼりとしてしまいましたが、一緒に見つけたたんぽぽ組の児と収穫をして、すぐにお供えしました。
「給食の時かおやつの時に食べれるよ」と教えてもらい、保育士と相談し、給食の時に頂くことになりました。給食の時間が待ち遠しくなってきました。
そんなことがあったからか、園庭で収穫したもの(拾ったものも)は御仏様にお供えしなくてはという気持ちになり、ここ最近、園庭に落ちている木蓮の実を見つけ、「先生、沢山見つけたよ」「これも御仏様にお供えしたいな」と両手一杯に木蓮の実を持ち、保育士に相談しにしました。
「木蓮の実は多分食べれないからどうかな?園長先生にお供えできるか聞きに行ってみようか?」と保育士が提案すると「うん。行ってみよう。」「きっとあげられるよ」という心からの自信に満ち溢れながら園長のところへ見せに行きました。
「これもお供えしていいですか?」と聞くと、「いいですよ。」と言って、お供えするお皿を用意してくれました。●くんと▲くんは、木蓮の実を洗ってお皿に乗せ、園長が御仏様にお供えしてくれました。
「園長先生ありがとうございます。」とお礼を言って、「またモクレン見つけようぜ」と言いながら園庭に向かう二人の姿がありました。
給食の時間に保育士がきゅうりと木蓮の実を貰いに行き、そらグループできゅうりを切り、みそやしお、マヨネーズを付けて食べました。「先生、きゅうり美味しね」と園庭産のきゅうりは大人気でした。
きっとこれからも園庭に出た時にはきゅうりが大きくなっているか観察する児が多くなっていると思います。園庭で育ち、収穫した野菜を観察し、食べることで、少しでも子ども達の野菜を食べるきっかけになればと思いました。
(K.H)


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