休みでよかった
2019年05月09日 木曜日
今年のゴールデンウイークは9連休、10連休と大変ありがたい(?)時間を持たせていただいたのではないでしょうか。こんなに連続で休んだのは長男第4子が生まれた時以来20年ぶりでした。すでに長男も20歳を迎える年齢となったので家族旅行を計画もせず、この休みはゆっくり過ごすことにしていました。 そして二回の病院受診のおかげで自身を内省することもできました。
26日の金曜日は園での仕事も終え、四月の一月を振り返り、充実した気持ちで帰路につきました。ところが夕食を終えゆっくりしていると、指先がむずがゆくなってきました。しばらくすると腕に赤い点ができ膨らんできたのでした。なんと生まれて初めての蕁麻疹でした。もっと広がったらと不安な気持ちと明日から休みが始まるのに「まいったなぁ」という思いで眠りにつきました。翌日、病院に行き診察をしていただくと、お医者さんに「大丈夫ですよ、日ごろからしっかり睡眠をとることですよ」との言葉で安堵しました。
翌日の夜、今度は三八度越えの熱が出てしまい、朝になっても熱が下がらないため、妻の運転する車で病院訪問となってしまいました。インフルエンザの検査を受け、二時間待って診察でした。インフルエンザの結果は陰性でホッとしました。家に戻ってからあらためて病気になったことを振り返ると、蕁麻疹や熱を出したことだけを考えて不安や不満でいた自分がいました。さらに、もう少しよく周りを見るとあり難いことも見えてきました。病院を探してくれた息子、車で送ってくれた妻、受け入れてくれた病院、お医者さん、看護師さんや病院スタッフの方と多くの方のお世話になっていました。そして、この休みの時に病気になったから園の職員の方々にはご迷惑を掛けずに済みました。なんといい時に病気になったことか。
自分の損得感だけで見ていると見えないものでした。まわりのお陰に気づくために病気になったのではないかと思えてきました。
園長 田中基之
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