◆5月29日(水)の子どもたち
2019年05月29日 水曜日
◆つぼみ組をさがせ(つぼみ)

昨日、つぼみ・ふじ保育室のレイアウトを少し変更し、子ども達がより遊び込めるように玩具の整理もしました。朝から子ども達は興味を持った玩具に向かって遊びはじめていました。いろんなものに興味を示していたので、どんどんふじの方へ突き進む子ども達。朝のおやつの後は、いつの間にか奥のおひさま広場まで行っている子も数人いて、身体を動かしているふじ組の子達に混ざって遊んでいました。
音が鳴る玩具が好きな子が多いのですが、玩具を叩きあわせたりして自分で音を鳴らしてみたり、給食の食器も時々楽器へと変化します。手先も少しずつ器用になってきて、タッパ―に穴をあけたコイン落としや俵落としなどにも興味を示し、上手にやっている子の姿も見られました。
子ども達が様々なものに興味を持って楽しく過ごせるように、いろんな素材を用意したり、経験できる環境設定をこれからも心がけていきたいなと思います。
(K.E)


◆水たまり発見(ふじ)

今日は避難訓練がありました。サイレンを聞いたり保育士の動きを見たりしていつもとは違う緊急事態というのをなんとなく察したように感じられました。お散歩カーに乗ったりおんぶしたりして園庭の奥へ避難しました。防災頭巾を被ることにも少しずつ慣れてきています。サイレンの音で怖がる子もいましたが、毎月の訓練を通して子ども達が落ち着いてすみやかに避難できるよう職員が連携していきたいと思います。
避難訓練が終わった後は園庭で遊びました。雨上がりの園庭は水たまりが数か所出来ていました。お散歩カーから降りてすぐに水路の所へ走っていきました。バシャバシャと水しぶきが飛ぶのが面白いようで夢中になって足踏みしています。一人、また一人と子どもたちが加わり一列になってみんなで足踏みです。目を輝かせて楽しんでいました。
プールの所にも水たまりがありました。
そこにも子ども達が数名集まって手を入れてみたり、足を入れてみたりと楽しんでいました。たまに保育士の方をチラッと振り向き笑顔をみせてくれます。
最近お家のお風呂に入ることを嫌がっているという○ちゃん。始めはお友だちがはしゃいでいる様子を少し離れた所で見ていましたが、段々と近づきいつの間にか一緒になって楽しんでいました。少しの水しぶきがとんでも気にせず笑顔の○ちゃんが印象的でした。
梅雨があけたら水あそびが始まります。水に触れる事の気持ち良さを感じられるよう、始めは園庭遊びの中で徐々に楽しめていけたらいいなと思います。t.y


◆火、消します(きく)

朝、お部屋でそれぞれの遊びを楽しんでいると、突然サイレンが鳴りだしました。
驚いてはいるものの、「こっちにあつまって」と声を掛けると、みんなちゃんと集まって来てくれました。火災の避難訓練です。顔を合わせると、どうしてもニッコリしてしまうようですが、ここは我慢。「しずかにね」と静かに放送を聞く大切さも今後伝えていきたいと思います。
園庭への避難は、落ち着いて上手に出来ました。全園児が集まっていたからか、さっきより緊張した面持ちで、園長の話を聞き入っていました。
避難が解除され、避難訓練が終わりましたが、まだその場に立ち尽くしている子ども達。何となくみんなで寄り添って安心してるように感じます。「火、きえたの?」「しょうぼうしゃ、くる?」と心配そうに聞いてくる子もいました。「消えたのよ。もう大丈夫」と言うと、納得したように遊びへと向かっていきました。
〇ちゃんと△ちゃんが「なわとび取ってー」と言ってきました。手渡すと、縄跳びを手に、あちこちのプランターに向かってなにやらつぶやいています。よく聞いてみると、「シュー」と言いながら縄跳びをホースの様に持って水をかけているようでした。「火を消しているの?」と尋ねると、「うん、しょうぼうしゃなの」と答えてくれました。「消防士さん、ご苦労様です」と声を掛けると、はにかみながら次の火事へと向かっていきました。
イメージしながら遊びを楽しむ姿に、微笑ましく、頼もしく感じた一コマでした。
最近門の近くの滑り台がお気に入りになった□ちゃんは、今日も嬉しそうに滑っていました。そんな楽しそうな□ちゃんにつられ、次々子どもたちが集まってきました。
らせん状なので先が見えない分、怖さもあると思いますが、子どもたちは余裕で滑っていきます。お尻から、頭から、後ろ向き、お友だちと一緒に・・・などなど滑り方も様々ですが、みんなで真っ黒になりながら滑って楽しみました。
もちろん虫探しもしています。今日もアリやダンゴ虫、てんとう虫などを見つけることが出来ました。
雨上がりの園庭遊びをたっぷりと楽しみました。
I・Y


◆やってみたいから出来るまでの過程(たんぽぽ)

ミッキー体操後に避難訓練のサイレンの音が聞こえると保育者の側に集まってきた子どもたち。
何が起きているかなと耳を傾けている姿から関心の高さを感じさせ、たんぽぽ組になり2度目の避難訓練となりましたが靴を履き、園庭への避難も無事に出来ると園庭でも保育者の話をよく聞き、いつもと違う雰囲気を感じているかのようで「大切な命は、自分が守る」という園長の話のように内容は分かっていなくても、行動がとれていることに成長を感じました。
その後は、そのまま園庭遊びをしました。
連日、好きな遊び、やってみたい遊びを見つけ思い思いに楽しむ子どもたち。
今日もクライミングに挑戦しようという熱は、高まっています。
いつもは、「工事中」に夢中な〇くんと△くん。
「〇くんもやってみる」と挑戦しにやってきました。
手や足の場所をどうしたらよいか考えながら動かしていきます。
すると、待っている子たちの中から「次は、赤(の手や足を置く場所)そう。次は、黄色。」と複数のアドバイスが聞こえてきます。
〇くんが登り終えると「やった~」とみんなで喜び、また、次の子が挑戦します。
バランスを取りながらも先に進めず「残念」と一緒に悲しむような発言が聞こえ、友だちの気持ちを共感するような姿が見られるようになりました。
また、やって見たくて次々に並び始める子どもたちその中に、いつもは、すぐに「できない」とあきらめてしまう◇ちゃんがいましたが、何とか登りたくて、登り方を考え、先に進もうとします。
何度も挑戦しますが、うまくいきません。涙目になりながらも頑張り続けます。
勿論、たんぽぽ組の子どもたちや◇ちゃんのお姉ちゃんやその友達からもアドバイスが聞こえてきます。
結局、登りきることは、できませんでしたがじっくり取り組んだ◇ちゃんの姿は、やりきった表情でした。
この姿から結果だけでなく、本人が納得して取り組める時間と気持ちの大切さを感じさせてもらいました。
今後◇ちゃんがやりきる日を一緒に見守っていきたいと思います。
(N.Y)


◆
◆貸し借り(にじグループ)

今日は防災訓練がありました。
集まりで地震・火事が起きてしまったとき、不審者が来たときにはどうしたらよいのかを話していたこともあり、訓練の放送が聞こえると、すぐに保育士の方に目を向け、真剣な表情で訓練に参加していました。園庭への避難でしたが、階段を降りるときにも話し声はまったく聞こえず、緊張感を持っていることが伝わってきました。
訓練を終えてからベランダに出ました。昨日まで暑い日が続いていましたが、今日は少し涼しくなり過ごしやすい気候となったため、ベランダでも暑さを感じることなく、おもいきり遊ぶことができました。しかし、ベランダに出ると三輪車やキックボードの数に限りがあるため、争奪戦がはじまります。とくにキックボードは大人気でキックボードに乗っている児の周りには「貸して」と何人かの子ども達が付いて回っています。「貸して」と言われると「あと30秒ね」「端っこまでついたらね」と貸し借りが上手くできる児もいますが、まだ乗り始めたばかりのときや、どうしても乗りたいときには上手くはいきません。今日もキックボードに乗っていた★くんに○くんが「次貸してくれる?」と言うと隣にいた◇ちゃんも「私にも貸して」と言い、話し合いをしていました。
「じゃんけんにしよう」と★くんが提案し、じゃんけんに勝ったのは○くん。しかし、★くんは「○くんのが年上だから我慢したら?」とキックボードから手を離しません。★くん、○くん、◇ちゃんはみんな同学年なのですが、生まれた月が○くんの方がはやいため「年上」ということを強調していました。
結局、○くんはキックボードをあきらめ、違う友だちと一緒に警察ごっこをはじめます。○くんが警察ごっこをはじめると、★くんもキックボードを違う友だちにわたし、警察ごっこに混ざっていました。まだまだ貸し借りは上手くいかないことの方が多く、怒っている児もいたり、泣いている児もいたり様々な姿がありますが、子ども達は悔しい気持ちや悲しい気持ちを味わいながら、日々成長し、友だちとの関わり方もだんだんと変わってきているように思えます。これからも子ども達同士の関わりを大切に見守っていきたいと思います。
K.Y


◆大発見 (そらグループ)

今日は、雨が上がり、涼しく感じる日になりました。
子どもたちも「雨があがったよ」と園庭に出れる嬉しさを表現していました。
園庭に出ると、「先生、こんなのが落ちてたよ」と〇くんが見せてくれました。それは、もくれんの実でした。
〇くん「なんだろうね」
保育士「あ、ここの木にもくっついてるよ」
〇くん「ほんとだ。ここから落ちたんだね。(持っていた実をシャベルで軽く叩く)あ、割れた。こんなになってた。」
保育士「本当だね。中に種あったね。匂いはどうかな?いい匂い?」
〇くん「いい匂いがするよ」
保育士「本当。柑橘みたいな匂いがするね。」
〇くん「うん、するー。大発見だ。ねー、見てごらん。」
と近くにいた子どもたちに見せてみると「え、なにこれ」と興味津々に「私も欲しい」「僕も」と地面を見てはその実を探すようになりました。
〇くん「じゃあ、みんなで探そう」
☆くん「ここにあったよ」
◆ちゃん「こっちもあった」
△ちゃん「でも、切れてる」
〇くん「はい、これでみんなあるね」
〇くん「足りなかったら僕が切ってあげる」とみんなで探し、みんなが手に持てるような声掛けをしたり、行動をしたりとしっかりと自分で考えている姿にもも組の子どもたちの成長を感じました。
ウッドデッキでは、縄跳びを釣り竿に見立て、地面は海。
「釣りしてるのー」と二人で釣りをしている□くん、★くんが笑いながら言い、リールを巻く真似をして本格的な釣り人を演じている姿はとてもかわいらしかったです。
子ども達自身が遊びを発展させている姿が多く見られた今日でした。
これからも子どもたちの遊びを見守りつつ、素敵な遊びにつながっていくように一緒に考えていけたらと思いました。
(K.H)
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