◆5月21日(火)の子どもたち
2019年05月21日 火曜日
◆やり取り(つぼみ)

今日の大風に大人はもちろんのこと、子ども達までもが気になるようでした。ビューンと風の音が聞こえると遊びを止めて音の鳴る方へ振り向いてみたり、○ちゃんと△ちゃんは窓に顔が付く位にベタッとくっついて外を見ていました。「ビューンって風がすごいね」と声を掛けてみると『あー!』と答えてくれ、気持ちを共有できたように感じました。大人が発している言葉の意味を理解しているような姿や返しも多くなり、やり取りを楽しむようにもなりました。
玩具を持っていた☆くんに「ちょうだいな」と声を掛け、ちょうだいの仕草をするとどうぞと渡してくれたので「ありがとう」と言いながら頭を下げてみました。今度は☆くんが先程渡した玩具をちょうだいと手を伸ばしてきたので「はい、どうぞ」と渡してあげると玩具を受け取った☆くんは保育士がやったのと同じように頭を下げて『ありがとう』の気持ちを伝えてくれたのです。「ちょうだい」や「どうぞ」は最近多く見られるやり取りでしたが「ありがとう」と頭を下げる姿を見るのは初めての事で驚いてしまいました。
手の動きなど行動に表して伝えてくれる事もあれば目だけでやり取りを楽しむ事もあったりと、やり取りも色々です。次はどんなやり取りが繰り広げられるのか楽しみです。
K・E

◆雨でも楽しいこといっぱい (ふじ)

今日は朝から雨です。
きらきらの〇ちゃんは、外に行きたいと指を指して訴えますが、残念ながら外には出られません。
部屋と広場と廊下と机上あそびを用意し、子ども達が遊びを選べるように設定しました。
机上遊びでは、プラステンと玉さしを出しました。小さなキノコのような形をしたものを穴にさして遊ぶのが、玉さしです。玉さしは2つしかなく、それで遊びたい4人の子ども達。「一緒にあそぼうね」と一言声を掛けました。一緒にと言いましたが、まだ少し難しいかなと思っていました。しかし、「はい」「どうぞ」と渡し合ったり、「ここよ」とさす場所を教えたりしながら仲良く遊べていました。
近くにいる子が、一緒に楽しく遊べる友達という存在だと少しずつ覚えていってくれればと思います。
廊下では、本を読んだり、コンビカーを走らせたりして遊んでいます。
図書コーナーに行ってみると、本がマットの上に出されていて、その上を普通に子供達が歩いていました。本は読むものです。図書の本なので貸し出しもされます。大事に使ってもらいたいことを伝えました。
悲しい表情で、「踏んだら痛いよ。ご本さん泣いちゃうよ」「痛い痛いって言ってるよ」と伝え、「可哀想だから先生、片付けよう」と言って片付けをはじめました。
そんな言葉が伝わったのか、△ちゃんが一緒に片付けをはじめました。「△ちゃん、ありがとう。うれしいよ」と言葉を掛けると、△ちゃんも嬉しそうです。一冊一冊本棚に戻すと「どう?」と言うかのように自慢気な顔を見せていました。その後も、周りにいた子達も片付けを手伝ってくれみんなで片付けが出来ました。
子ども達に伝えたいことがある時、わかりやすい言葉で伝えるのは勿論ですが、表情や声のトーンなどでも伝えられる事があるのだと改めて感じました。
(I・K)


◆外は雨でもきく組は今日も元気(きく)

今日は朝から大荒れの天気。
強風で揺れる木々の迫力に圧倒されながら、窓越しに子どもたちが見ていました。
そんな天気ですが、子どもたちは今日も元気です。
お絵描きをしようと数人に声を掛けると、「〇〇も」と続々やりたい児が集まってきました。個々に描いていたお絵描きですが、今日は大きな紙を用意して、部屋いっぱいに紙を敷いて描くことにしました。
大きな紙が敷かれると、嬉しくなってピョンピョン飛び跳ねたりしています。嬉しいダンスのようです。
クレパスを持って、お絵描きが始まりました。
みんなで集まって、いろんな色で描きます。
最近「おにぎり」にはまっている〇くんは「何描いたの?」と聞かれるたびに「おにぎり」と元気よく答えてくれました。その後もいっぱい描いて、今日も沢山のおにぎりに囲まれて嬉しそうです。
△ちゃんはお絵描きが大好き。丸を次々描いたり、描きすぎて足にもペインティングしてみたり・・・。みんなが描き終わった後も、一人残ってじっくりと取り組んでいました。自分の描きたいものを思う存分描くことができ、終えた後の△ちゃんの表情はとても清々しい顔をしていました。
みんなそれぞれじっくりと描いていたので、手はクレパスで真っ黒。「みてー」と真っ黒になった手を見せてくれました。
その後は、お部屋や廊下を開放して遊びました。
ロフトにも登れる児が増え、ロフトの上も下も大賑わいでした。
「いらっしゃいませ」とお店屋さんごっこも自然にはじまり、子どもたち同士でやり取りする楽しさを味わっていました。
「ソーラン、やりたい」とのリクエストによりソーラン節も始まりました。
久しぶりにはっぴを着て、思い思いに踊りました。
他にも色んな曲をかけると、ダンスはわからないものの、友達同士手を繋ぎ合ってユラユラ揺れながら笑い合って、楽しいダンスタイムになりました。
外は大雨、でも今日も子どもたちの笑い声が絶えない一日でした。
I・Y


◆大雨でも友達と一緒はたのしいね(たんぽぽ)

今日は、大荒れな天気です。たんぽぽ組の保育室からは、雨が降るのも風で園庭の木々が大きく揺れる状態がよく見えます。
「雨がいっぱい降っていたよ」「木が揺れてる」と教えてくれました。
朝の会の前にテラスの前でみんなで観察してみました。
雨が床に打つ付ける音に強風の風や木々が揺れる音不思議な光景を耳や目で楽しみながら自然の不思議を感じていたようです。
その後は、大きな紙を出してみんなで自由に絵を描きました。
大きな紙の登場に大喜びな子どもたち。
力強いタッチで絵を描き始めた〇くん。広範囲に広がるダイナミックな作品。「見て。恐竜」と教えてくれました。
描いた絵の上に立つと身体をくねらせ「がお~」と始まりました。
自分が恐竜になっていると側にいた△くんも恐竜になり向かい合わせでなりきって遊びはじめました。
短い時間ではありますがイメージの共有をして楽しんでいたようです。
その後もじっくり絵を描く子に粘土遊びを始める子と好きな遊びを見つけたのしんで遊んでいました。
絵本コーナーでは、☆ちゃんがはらぺこあおむしの絵本を持て来て見はじめようとしていました。その姿を見つけた◇くん。
もう一冊あるはらぺこあおむしの本を持ち☆ちゃんの隣に座り「おはなし~おはなし~おはなしでてこい~」と二人で歌うと同じようにページをめくり同じ場面を見て笑い合っています。
「同じ」「一緒」を楽しんでいました。
友だちと一緒に遊ぶ姿が盛んに見えだした子どもたち。
これからも楽しみなことが増えてきたので、みんなでなりきって遊ぶ場面も作って行こうと思います。
(N.Y)


◆音楽クラブ (もも)

今日はどしゃ降りの雨。ホールの窓から外を見ると強風で園庭の枝が折れています。今日の雨は優しい雨ではなくこわい雨。
ピアノの音に合わせてこわい雨を表現してみました。
両手を激しくバタバタと動かす。ぐるぐる回る。走る。足を高く上げドシドシ歩く。
これが子どもたちの今日の強風と雨のイメージのようです。
そして、今日はホールにマットが敷かれています。
茶色と黄色のパズルマットと、赤いカーペットです。
これを茶色の家、黄色の家、に見立てて音に合わせて動きます。
まずは茶色へ…、次は黄色へ…、男児は茶色、女児は黄色。講師の話をよく聞き、繰り返すうちに反応もどんどん早くなり、ピアノの音の高さの違いもきちんと聞き取っている姿にとても感心しました。
こわい音の時はみんなで赤いカーペットの上に行くのですが、その音に気付き、一人カーペットに行った○ちゃん。音を忘れていませんでした。
講師に「チャンピオン!!」としてもらい、大喜び。
最初はなかなか気持ちが乗らなかったのか、座って見ていた○ちゃんも、見ててもらえたことの嬉しさと褒めてもらえて自信もついたようで、後半の○ちゃんの表情がガラリと変わっていました。
今日は、女児は鈴、男児はタンバリンを使いました。
楽器を手に持っていると楽しくてついつい勢いよく叩いてしまったりすることもあります。
楽器を大事に使うことの大切さ、楽器も乱暴に扱われると痛い思いをしていることを聞くと、
子どもたちはそーっと優しく戻してあげていました。
楽器のことを考えた素直で優しい気持ちがその行動から伝わってきて、心あたたまりました。
S.S


◆音楽クラブ (ゆり)

今日の音楽クラブはホールにマットが敷いてあったため、マットの色を使った活動を行いました。二分音符のリズムは黄色のマット、四分音符のリズムは茶色のマット、八分音符のリズムは赤の絨毯の上に集まります。ピアノの音を聴いてすぐに反応する児もいれば、友だちの動きを見てついていったり、違うマットに行ってみたり、様々でした。友だちが違うマットにいると「こっちだよ」と女児たちが駆け寄り、自分たちのいる場所へ連れてきてくれたり、横になっている児がいると「危ないよ」と声をかけてくれます。友だちの動きを見ているとだんだんとルールがわかってきて、最後はマットの色を間違えずに全員正解することができました。間違えずにできると講師からもらえる「はなまるマーク」や「チャンピオン」は子ども達にとって特別なもので、はなまるマークを描いてもらったり、チャンピオンでみんなの前で発表してもらうととても嬉しそうな表情を見せてくれます。
各グループの集まりでもやっているやきいもじゃんけんでは、皆全力でじゃんけんに挑みます。じゃんけんに勝った児はもちろん嬉しそうにしていますが、負けてしまっても自分のグループの友だちを応援し、その児が勝つと自分のことのように喜んでくれます。
子ども達のように思いやりの気持ちを大切にしながら関わっていきたいと思います。
K.Y

◆考える (ひまわり)

懇談会仕様のホールで音楽クラブを楽しみました。
茶色と黄色のマットが引いてあるため、上履きを脱いでのスタートです。
いつもと違うホールでの音楽クラブ。
ピアノのリズムに合わせてつま先で歩いてみたり、かかとで歩きました。
リズムを聞き分けマットに座るゲームを行いました。
リズムは4種類。よく聞いて自ら動いてみたり、友達とついて行ってみたり、子どもたちは賢く動きます。
だんだんスピードが上がり難しくなると混乱する子どもたちも中にはいました。
最後まで残った子どもたちはチャンピオンと選ばれ、2回目のゲームが行われると気合いが入る年長児らしい姿が見受けられました。
身体と頭を動かしたのち、これから出てくるカタツムリにペアになって楽しみました。
チャンピオンに選ばれるように1人で考えて行動する、友達と協力する、チャンピオンに選ばれた児の姿を真似する、など年長児ならではの考えで楽しみました。
(a.y)


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