いのち ワクワクする場所
2019年04月04日 木曜日
今、多くの子どもたちが、楽しそうに保育園で過ごしています。
季節が春ということもあるのでしょうか。朝晩の冷え込みはまだあるものの、日一日とあたたかさも増し園庭で遊ぶ子どもたちも一層元気が増していっているようです。子どもたちの遊ぶ姿を園庭の端の方から見守っていると、「先生! 先生! こっちに来てよ!」と楽しそうにして手を引っ張っていこうとする子どもがいました。
「毎日、来ているのに楽しいところ、楽しめるところ」になっているのでしょうか。子どもと離れてあらためて園庭を見ると、ここに来れば「木登りができる」「泥遊びができる」「砂場での造形遊びができる」「虫探しができる」ワクワクする場所になっているのだと、気づくことができました。
幼児にとって木登りは、子どもに様々な発達を促しています。私も子どもの頃に木に登る前に、まず全体を眺めて、「ようし! あそこにまず手を伸ばして、足を掛けていこう。あの木は折れないよな、掴みやすいよな」とイメージしていていたことを思い出します。そして実際に手をかけ、足を使ってのぼり始めるとイメージしたこととは違うので、修正しながら体を使うことを覚えていきます。
また泥んこ遊びは、世界共通です。柔らかい触感も楽しいものです。
先週、OくんやSちゃんが黒光りする泥団子を作ってニコニコ顔でもってきました。きっと作り上げる中で泥を固くするためにと水の分量を考えたり、黒く磨き上げるための砂の使い方など一生懸命に考えながら取り組んだのでした。それは部屋の中でハサミやのりを使ったり、粘土を使ったりする工作も同様に脳にとって良い効果があるといいます。
園庭でも、保育室でも子どもの居場所、楽しめる場所があります。なんといっても見守ってくれる保育者さんが子どもの遊びを保証してくれていることが、子どもたちが安心して、ワクワクして、楽しく遊べるための大事な要になっています。
園長 田中
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