◆4月24日(水)の子どもたち
2019年04月24日 水曜日

今日は、初めての散歩を予定していましたが、散歩カーに乗り込もうとすると、空からポツンポツンと雨が降り出したので中止になってしまいました。
しかし、子ども達は外に出る気満々だったので、屋根の付いたところを散歩カーに乗って往復してみました。
大人からすると、ずっと同じ場所で退屈しないのかなと思っていましたが、乗っている子達は保育士の歌に合わせて体でリズムを取ったりして楽しそうでした。
他の子もテラスにマットを敷いてあったので、保育室とテラスを自由に行き来しながら好きな遊びを楽しんでいました。
しばらくすると、雨も止んできて、他のクラスも出てきて園庭が賑やかになると、つぼみの子ども達もいつもの園庭の雰囲気に安心したのか、自分からテラスを飛び出し、園庭に出て行く子や、幼児組のお姉さんに話しかけてもらって嬉しそうにする子など、更に活発度が増してきました。
日中はご機嫌に遊べるようになったつぼみ組。
今度の晴れの日には、園庭以外の公園にデビューしたいと思います。(E.Y)


◆お散歩(ふじ)

ミッキー体操が終わったら、手遊びをしてみました。じっと眺めたり真似してみたりする様子が見られます。紙芝居も興味を持って見たり絵を見て食べる仕草をしたりと集まりに参加してみることが慣れてきました。
今日は園周辺を散歩しました。
皆で散歩カーに乗り、ご挨拶もして「さぁ行こう」という所でポツリポツリと雨が降ってきてしまいました。少しの間木の下で雨宿りしました。
雨が上がったところで、気を取り直して出発です。泣いていた子もお散歩カーの揺れが心地よいのかいつの間にか泣き止んでいました。散歩カーが動きだすと風を切る感じが心地よさそうで周りの景色を眺めていました。
気になる物が沢山あります。自動車や建物、お店…。園庭から見える景色とは違って実際に外へ出てお散歩するのは気分が良いのか楽しそうにしていました。
道中でラーメン屋さんを通りかかりました。ガラス越しでラーメン屋さんが麺を打っていました。子どもも保育士も興味深く見学しました。
散歩カーの中でずっと座っていた○ちゃんもいつの間にか立ち上がりみんなと一緒にじっと見ていました。
雨が強く降ってきたら部屋で遊ぼうかと雨宿りしながら少し諦めかけましたが、無事に散歩から帰ってこれて、その後園庭で遊ぶこともでき充実した時間になりました。t.y


◆大きなかぶとこいのぼり(きく)

木で出来たかぶや人形で「大きなかぶ」のお話を見ました。よく話が分かっていておじいさんの次におばあさんが出てくることも分かり、保育士と一緒に「おばあさん」と呼ぶとおばあさんが出てきました。おじいさんやおばあさんと一緒に「うんとこしょ、どっこいしょ」と掛け声をかけながら、動作もつけてかぶ抜きをしました。抜けないと手を振りながら「抜けません」と言っています。「次は、誰を呼ぶんだったかなあ」と聞くと「いぬ」「ねこ」と、答えが返ってきます。一緒に呼んだり、掛け声をかけたりと楽しくお話に入っていきました。
「3匹のこぶた」も同じ木の人形で話を見ました。すぐに話の中に入り込み、子ぶたたちと一緒に藁を摘みあげて藁の家を建てたり、トンカチで木を打つしぐさをして木の家を建てたり、煉瓦を摘みあげて煉瓦の家を建てたりと楽しみました。オオカミが家を吹き飛ばすところでは、「フーフーフー」と一緒に息を吸い込み、吹き掛けました。
どの子も真剣にやる姿にお話の世界に入り込んで楽しめる力を持っていることを知りました。そんな子どもたちとこれからも色々なお話を楽しんでいきたいと思います。
園庭に出るとこいのぼりのお父さんが木の枝に絡まっているのを見つけた子どもたちは、みんなで見上げて心配そうにしていました。「あ、お父さんが…」と指を差して教えてくれました。初めてこいのぼりを見せた時は「お魚」と答えてくれた子ども達でしたが、こいのぼりの歌や、こいのぼり制作を通し少しずつ関心、親しみがわいてきたように感じます。こいのぼりがしっかりと子どもたちの中に入り込んでいることを知りました。5月5日、もう少しですが、当日を楽しめるように、これからもこいのぼりと親しんでいきたいと思います。 M.K


◆雨にも負けず(たんぽぽ)

今日は朝からすっきりしない天気でしたが、雨は降っていなかったので園庭に行くことにしました。
準備をし外に出ると「あめだー」「あめふってるね」と靴を履いた◎ちゃん、△ちゃんが手を広げて雨を感じていました。
「きゃー」と屋根の下まで戻ってきます。
△ちゃんと〇くんは雨と聞いて早々切り替えおままごとであそびはじめていました。
しばらくすると雨が止みました。
「園庭ではふってるかな?」と園庭に行ってみることにしました。
「園庭もふってないね」と◇ちゃん。
「あっちはふってるかな?」と違う場所も見に行っていました。
「あっ。こいのぼりが。」見上げる子どもたち。
見るとこいのぼりが木に絡まっていました。
集まった子どもたちは手を広げたり、ジャンプしてみたり。こいのぼりを助けようとがんばっていました。
その姿・優しさに心があたたまります。
しばらくすると、からまりが解け、またおよぎはじめていました。
「あっ、見てー」
それに気づいた☆ちゃん。嬉しそうにながめていました。
こいのぼりのように元気にのびのびと大きな、たんぽぽ組のみんなになってもらいたいです。
t*s


◆興味 (うみグループ)

鯉のぼりが風に泳ぎ木に引っかかってしまう時があります。
それを室内から見つけて保育者に伝えてくれる子ども達、朝の登園時に見つけて教えてくれる子ども達がいます。
助けてあげて。
子ども達にとって環境が与える影響力は計り知れないものだと常に感じます。
様々な環境から刺激を受け、放出する姿がさまざまな形で現れます。
やる事がいっぱいで忙しいんだと年長男児が言いました。
年長男児はうみグループのプロジェクトとなった縁日遊びから更に刺激を受け、お神輿作りという形で放出してくれました。
本来は卒園児が卒園間際にお神輿作りを提案し取り組もうとしていた事でしたが、在園児である現年長児に向けて伝承をしてくれていました。
その事もあって、年長児は思い出したかのようにお神輿作らなきゃと言う時があります。
現在、設計図を書いてみたり、ブロックや粘土で作ってみたりと挑戦していましたが上手くいかず滞っていました。
最近では虫探しや畑仕事、カブト虫の幼虫など興味が山の様に出て来て星の数ほど転がっているので目移りという表現だけでは言い換えられない子どもの姿が見られています。
そんな年長児が保育者に、お神輿作りはどうなったかを聞かれた際にこう答えました。
今、僕は畑とカブト虫で忙しいから。
やりたいけどやっている暇がないくらいやりたい事が多過ぎて時間が足りません。
そう言いながらも、室内ではアイス作りを行いながら縁日で売りたいねと話していたり、LaQを使った超大作品を集団で作っていたりと大忙しです。
もも組の子ども達はその様な活動を共有の時間や観察遊びを通して知ります。
興味、探究心のままに動く子どもたちは自然とその場に行き遊びに参加しています。
しかし、周囲の子どもとのレベルの違いを知り抜けたりする事もあります。
やりたいけどやれない子ども、やらない子どももいます。
どう誘ってもやらない子どももいる為、観察遊びを通してその時が来るのを待ちたいと感じます。
今は玩具で黙々と遊ぶ事の方が楽しい様です。
ゆり組は、アイス作りや折り紙を使った制作が楽しい様です。
個性溢れるオリジナルの作品から、思い描いた形に似せる事が出来てきており、創造力を働かせた作品作りが主になっています。
それぞれの遊びが展開されていく中でその遊びから更なる集団に広がっていくのが今後も楽しみです。
k★y

◆真似してみる(にじグループ)

昨日の朝「映画やってますよ~、観ませんか~、恐竜も出ますよ~」と年長男児の★くんがみんなに呼びかけていました。にじグループの奥にある狭い場所に大勢の子ども達が集まり、映画館が開かれています。保育士がBGMで音楽を流すと、その音楽に合わせて恐竜のフィギアや自分で作ったLaQの恐竜を動かしてみんなでストーリーを作って楽しんでいました。音楽が止まると「はいCMでーす」と★くん。CMになると「ジュースはいかがですか?」「食べ物もありますよ」とメニューをお客さんに見せ、おままごとの料理を持って届けに行きます。子ども達の発言は思わずこちらが笑ってしまうほど予想外で面白いものばかりです。どこで覚えたのか…と思うような言葉も時々耳にします。年長児を中心に映画を作っていますが、年長児の後ろには年中児、年少児も自分の好きな恐竜を持ってスタンバイしています。お兄さんの様子を見て吸収しているようです。映画の中で恐竜を動かす人、食べ物や飲み物を配る人、席を案内する人など、色々な役割があるようで、それぞれが楽しんでおこなっていました。
「色水遊びしたい」と提案してくれた子がいたので、色水遊びも行いました。
赤・黄・青の絵具を水に溶かし、色を少しずつ混ぜて自分の好きな色を作っていきます。年長児・年中児が色水遊びをはじめると、だんだんとまわりに子どもたちが集まります。年少児は「なにしてるの?」観たことのない光景に興味津々です。「ぼくもやりたい」という年少児の○くんは、年長男児の様子をじっくり見ていたからか、年長児が色水遊び用のカップを貸してくれるとすぐに一人で準備し、満足そうに楽しんでいました。
友だちの様子や保育士の様子を見て真似してみたり、教えてもらったりする中で成長していく子ども達。新しくできることが増え、遊びの幅も広がってきました。
(K.Y)

◆綺麗にならんでいるクレパス (そらグループ)

今日は雲行きが怪しいお天気でしたが、子どもたちの元気さはすぐに太陽を呼んできてくれそうなぐらいでした。
室内では、マグフォーマー(磁石の玩具)を綺麗に並べている〇ちゃんの姿がありました。
◆くん「(持っていた玩具をプールのような空間に入れようとする)」
〇ちゃん「ねーねー、ここはプールだからそこからは入れないよ」
◆くん「そうなの?じゃあ、こうは?(玩具をジャンプしているように動かしながら)」
〇ちゃん「ジャンプしたら通れるよ」
〇ちゃん「こっちは保育園だからね。私は先生ね。」
と自分たちでルールを決めて遊び続けます。
マグフォーマーでは普段は立体をつくることが殆どですが、平面を活かした表現の仕方が素敵でした。
朝の会では自由画とこいのぼり制作の話をした際に、「もも組さんはまだ自分のクレパスを持っていないので、自由画を描くときに白い紙と一緒に、先生たちからプレゼントをします」という事も話すと年少児たちはニコニコで自分のクレパスが手元に来るのを待っていました。朝の会が終わり、「ももぐみさん。自由画描いてみる?」と聞くと「描くー」「描きたい」と笑顔で言ってくれました。さっそく、使い方のお話の前にクレパスを手渡すとルンルンの表情で開けるのは今か今かとそわそわしているようでした。実際に開けてみて、クレパスが綺麗に並んでいるのをみて描きたいという気持ちが込み上げてきて、すぐに白い紙に描き始めると止まりません。
色々なクレパスを使って書いたり、1つの色を使って描いたりと様々。描き終わった時に、保育士が「何を描いたのかな?」と聞くと「アンパンマン」「ハンバーグとごはん」「わからない」テーマがある子、ない子もいましたが、素敵な作品が出来ました。
遊んでいる子ども達の様子を見てみるとチェーンの玩具を黙々と繋げている子達がいました。繋げたあとは、自分の首や腕、頭に付けたり乗せたりして、自分を着飾っていました。特に女児は「▲ちゃんと同じやつがいい」と言ってこだわりも強くなってきていて、男児が使わないから貸してあげると言ったものも断って黙々と同じパーツを繋げたりしていました。大人は「せっかく貸してくれたんだから使えばいいのに」と思ってしまうこともあるかと思いますが、そのこだわりこそ子ども達の作品や遊びの中で大切なことだと思います。こだわるからこそ新たに素敵な作品が生まれてきます。今の子ども達だからこそ、そのこだわりを認めて、大切に関わっていきたいと思いました。
(K.H)


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